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狂犬病のワクチンの有効期間は1年だそうです
日本では4~6月に摂取が義務づけられています
去年の4月1日に受けた場合、今年の4月2日~6月までワクチンが有効ではない期間がある
と思うのですが、その期間に噛まれた場合、狂犬病の可能性はありますか?

A 回答 (1件)

可能性の話しを書くと、これをゼロにすることは不可能です。

どんなワクチンでも有効性が100%にはならない、狂犬病のワクチンは死菌ワクチンで、免疫が付きにくい特徴がありますので、完全に感染を防止できないものです。

しかし、日本国内では、現在、狂犬病ウイルスが蔓延していない、流行していないので、海外へ連れて旅行などに行っていないなら、ほぼ感染していないことが予想されます。

人間のワクチンを考えると、こちらも似たものです。

http://izavel.com/rabies.html

>狂犬病ワクチンの有効期間
>3回の接種後、抗体は約90%つくと言われており、国産のワクチンでは2-3年毎、輸入ワクチンのRabipurでは3年毎(基礎接種完了1年後に追加接種をすると5年毎)に追加接種(1回)をすることで抗体は維持できます。

日本で、犬では生まれて初めてのワクチンを接種したあと、次は1年後程度になりますので、初回に十分な免疫がついていないものが1割程度いるかも知れないという報告を読んだことがあります。昨年の日本小動物獣医師会の会報か何かに記載されていたみたいですが、ネット上で論文を検索できませんでした。見つかったのは法律から除外される生後90日までの子犬の狂犬病の抗体価調査と追加接種の論文、そちらを一応出します。

http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06802/d1.pdf
>91日齢未満の幼齢犬における狂犬病抗体保有状況調査
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvma/68/2/6 …
>幼齢犬への狂犬病ワクチン接種後の中和抗体価は,一時的な上昇にとどまるか,十分に上昇しなかった.しかし,その後の追加接種により感染防御が可能な有効抗体価が得られた.

同じ4月1日に接種しても、お母さんからの母乳免疫や胎盤からの臍の緒経由の免疫、以降抗体というのですが、それが有効な時期にはワクチンを接種しても有効でないケースが多い、しかし、その後、追加でワクチンをすると、ちゃんと効果が出たとの報告です。

つまり、90日に満たない子犬では十分に免疫がついていないから、感染の危険性は十分にあるし、海外なら、感染している可能性がそれなりに10%前後は抗体価が十分でないので危険かも、そういう結論になるのです。

抗体は1年で急になくなるのでなく、基本的に大半のワクチンを接種された個体が十分な抗体価が維持できなくなる、そこで1年後に接種すると抗体価が維持できるということなのです。

私もウイルス学などを大学では学んだものの、具体的な個別の予防接種については論文などを見ないと確認できませんし、調査報告などを読む限りでの回答になりますが、感染の危険は国内では安全なレベルでしょうとしか予想できないみたいです。
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