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「時をかける少女」「山本二三」「踏切」というワードで検索すれば一番目に出てくるであろう、山本二三さんが描かれた「踏切」に関する質問です。

あの絵を見ていて疑問に思ったのですが、画面下の「遮断機」と、中央あたりにある「からくり時計」の影はどこに落ちているのでしょうか?

道路に沿って立ち並ぶ建物の影はくっきりと描かれているのに、「遮断機」と「からくり時計」の影は見つけられません。よく探しきれていないだけかもしれませんが…
絵という分野に関してはあまり詳しくはないのですが、これは「描き忘れ」ではないと思うんです。
何か意図するところがあったのか、それとも……
「遮断機」「からくり時計」共に作品の重要な箇所で登場するモノなので、そのことが関連しているのかも…と、私的には考えてみたのですが、あまり納得できずにいます。

「私はこう思う」という方、
「よく見たまえ、ここに影が映っているではないか」という方、
「これはこういう理屈だから映っていないのは当然だよ」という方、
「いや、私はこの絵の真相を知っています…」という方、
いろいろな意見を聞いて参考にしたいと思っています。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

私個人の見解としては、影がないということは「実体がない」ということに相当します。


そこにないということは、まだ未来が確定していないことだと思います。
物語の上で重要な意味を持つため、そのようなことになっているのかもしれません。
ご参考にどうぞ。
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この回答へのお礼

ありがとう

ご回答ありがとうございます!

確定していない未来…ということは、未来は変えることができる…、なるほどなるほど、
主人公の行動、タイムリープ、ぴったりと合いますね(解釈がずれていたらスミマセン)

お礼日時:2015/08/08 09:33

まず「からくり時計」に関して……


影というのは、物体が小さかったり高所にあると、地面には写らないものです。実際、上空500メートルを飛ぶ飛行機の影なんて、まず地面では見かけないでしょう? そのくらいの高さであれば、雲くらいの巨大さがないと影は落ちません。なので、とりあえず「からくり時計」に関しては、やや地面から上にあり、地面に影を落とすには大きさが足らないから影がないのでしょう。
また、ポール部分はともかく、中央の時計周辺部はそれなりの大きさがあるので、実際には影が落ちるものかもしれません。けれど、仮に影が落ちていたとしても、周りの建築物の影から日の角度と「からくり時計」の影が落ちる位置を想像すると、ひょっとしたら、影は右側の建築物の壁面に落ちているかもしれません。そうすると、この角度からでは影は見えません。

続いて「遮断機」に関して……
これはおそらく、影が邪魔だったから描かずに嘘をついた、が正解だと思います。いや、絵を描く人って、けっこう嘘つくんですよ。有名なところで言えば「金田パース」ってやつですね。これは昔のアニメーターの金田さんって人が作った技法で、あえて物理的にはありえない描き方をして迫力を出すものなんです。つまり絵描きにとっては、絵の印象が良ければ、リアルの状態なんて知ったことではないのです。さて、ここで時をかける少女の絵を見てみれば、絵の真下――自分の足元からグググッと上まで視線を誘導するような構図になっています。これは町の奥行きを見事に表現している構図です。しかし、ここで遮断機の影をリアルに描いてみたらどうなるでしょうか。見る人は、グググッと視線を上げる途中に、流れを阻害する変な線を見つけてしまい、そちらへ視線を動かしてしまう危険性があります。そうなると、せっかくの奥行き感が減ってしまいます。なので、そんな影は邪魔であるとして、描かなかったのだと思います。
いや、私も絵を描くんですが、影ってけっこう邪魔になるんですよ。
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この回答へのお礼

ありがとう

ご回答ありがとうございます!

からくり時計に関して、なるほどなるほど、
たしかに高さ・大きさの問題は考えられますね!
納得しました!

遮断機に関して、詳しい説明をありがとうございます!
演出のためにわざとこのような描き方をしている、ということですか。す、すごい……
私のような素人からすれば「??」もしくは気づかないような細かいところまで、工夫されているんですね…

お礼日時:2015/08/12 00:33

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