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「英語を話さないといけない!日本語は遅れた言語だ!」と言う人はいますが、日本で生まれ育った人はほぼ100%、日本語をネイティブとして話しているはずです。また、在日であっても、日本で育てば韓国語より日本語の方が上手くなるはずです。

日本ではたまに英語公用語化の話が出ることはありますが、今後も日本人は日本人同士のコミュニケーションの手段として日本語を使うことを止めないでしょうし、人口も1億人以上おり、島国で固有の文化を持っていますから、消滅する可能性が最も低い言語の一つだと思います。

日本のような独自の文化を持ち、1億人もの人口を持つ島国は例外としても、それなりの人口(1000万人以上)の話者数を持つ言語が消えたという話も聞いたことはありません。例えばアジアでは植民地になったマレーシアやベトナムなどでさえそれぞれの言語を使い続けていますし、ヨーロッパでもギリシャ、チェコ、ハンガリーのような小国でもそれぞれの言語の使用を続けています。

ここで質問です。それなりの話者数(目安として1000万人以上)を持つ言語が消滅することはあるのでしょうか?
(「ギリシャ語が消滅する可能性はありますか?」と聞いたら、ほとんどの人が「それはありません」と答えるでしょうね。まあ、ギリシャは人口が1000万人ちょっとの小国なのですが。)

A 回答 (7件)

1000万単位の話者がいる言語が消滅する可能性は今後は大いにあると思います。

理由はネットによる言語浸食が加速するからです。

ただ、この話をする前に「言語」をもう少し具体的に定義しないといけません。たとえば日本は言語学的には18の言語があるとされています。日本語・八重山地方言語・沖縄地方言語・アイヌ語などで、その多くは地方の訛りとされているものです。ご存知の通り訛りは消滅しつつあるものもたくさんあります。

日本語の場合は孤立言語なので、地方の言語が消えても日本語は生き残る可能性が高いのですが、下でもご指摘のあったようにラテン語から派生したフランス語・イタリア語・スペイン語などがそのままの形で生き残るかどうかは非常に微妙であるといえるでしょう。

現代では、これらの国々はEUによって統一国家として扱われシェンゲン協定などで労働者の行き来も自由になっています。つまりポルトガル語を母国語とする話者がスペインで仕事をしたり、イタリアやフランスで仕事をすることが可能になっています。

この時、ポルトガル語を母国語とする人がフランス語を覚えても、日本語話者が英語を覚えるほどの違いはありません。
であるなら、時間をかけてこれらの言語はラテン語的に同一化していく可能性は否定できないでしょうし、今のようにEUが続くかさらに統一感を強めるなら、結果として英語・フランス語(を中心とした新ラテン語)・ドイツ語(を中心とした新ゲルマン語)に集約されていく可能性も大いにあります。
 
 これには実例があって、参勤交代を行っていた日本では江戸時代350年を通じて言葉が平準化していった経緯があるからです。江戸で生活する、江戸に出張する各幕府の役人は地元の言葉の他に江戸言葉も話すことができ、このことが明治の学校教育における標準語作成にスムーズにつながっている、というものです。

また、特にヨーロッパにおいては現在でも英語による浸食が激しい、と言われています。たとえばウィキペディアに載っている項目の数はもちろん英語が一番多いわけですが、2番目に多いドイツ語と3番目に多いフランス語に対して3倍以上の項目数を誇ります。
ドイツ語話者やフランス語話者で自国語のウィキで物足りないと感じたらすぐに英語を参照すれば事足りますし、自然科学論文は昔から英語が主体です。

特にフランスについては自国語優先の意識が高く、インターネット普及当初はミニテルのような手段も開発しましたが、ネットの浸透力(=英語の浸透力)が強く2012年についにサービスが終了になりました。またミニテル時代はネット用語のフランス語化にも熱心でしたが、ネット用語の変化が早くこれについてもお手上げ状態になっています。

このような状態が続けば、ヨーロッパの各言語は100年後には相当な変化をしているでしょう。フランス語もドイツ語も5000万人以上の話者がありますが、英語とどれだけ違う言語といえるのかいまより微妙になっているでしょうし、南米に多くの話者をもつポルトガル語は欧州で消滅して南米で生き残るかもしれませんし、デンマーク語やオランダ語など英語の浸透力が特に強い言語は100年後は相当に危機的状況になっているかもしれません。
ようするに、デンマーク語やオランダ語は残っているけど、同時にみんな英語が話せて経済的に英語のほうが有効だから、各言語がどんどん地方言語化する、ということです。

このように、今は主要言語のように見える各国語が今後は地方言語化していき、消滅というか経済的に有利な言語に統一されていく可能性は非常に高いと思います。これらが成し遂げられた場合には、その時代の考えでは「地方言語(地方の訛り)の消滅」ですが、私たちの感覚では「1000万以上ある言語が消滅した」と言っていいでしょう。

これらのことから、ネットが普及するにつれて、多くの言語が300年から500年程度で消滅の危機にされされていくと思います。生き残れるのは、英語・ロシア語・スペイン語(ただし南米中心)・アラビア語・中国語でしょう。東南アジアはタイ語を中心にまとまるでしょうが、タイ語自体が中国語と相性がいいので、いずれ浸食されるかもしれません。
またインドは経済的に英語が公用語としてもっと力を持つようになるでしょう。そうなると10億人の英語国の出来上がりです。

日本語の将来は分かりません。日本人が日本列島に住み続け、戦前のようにある程度の大陸進出や南洋進出を果たせば、生き残っているかもしれません。そのためにはGDPを5位以下に落とすことは避ける必要があるでしょう。

それ以外の言語のほとんどが、100年後にはなんらかの浸食を受けているでしょう。200年後には一定の消滅がありえます。300年たてば(今の状況がそのまま続けば)上記の言語以外は相当に危機的な状況になっていると思います。

500年後、日本語は中国語とされる言語の表音文字(カタカナ・ひらがな)として認識されるようになっているかもしれません。
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この回答へのお礼

ギリシャ語が消滅する可能性は確かにありますね。
でも、日本語が消滅する可能性は低いです(というかほぼゼロ)。理由は他の言語と構造がかなり異なっており、また他の言語圏とは接していない孤立した島国であり、かつ1億人もの人口を持つ大国だからです。英語、中国語、ロシア語、アラビア語、スペイン語とともに生き残るでしょう。

お礼日時:2016/01/12 22:11

ウィキペディア日本語版にある「消滅危機言語の一覧」(ユネスコによる消滅危険度評価)と、「ネイティブスピーカーの数が多い言語の一覧」を見比べてみると、両方に出てくる言語が幾つか見つかります。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B1%E6%A9%9F …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E6%BB%85 …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A4 …

ネイティブスピーカーが1000万人以上いる言語は64言語あり、その中には現在消滅危機にさらされている言語は無さそうです。しかし、1000万人未満・100万人以上の言語には消滅を懸念されている言語があります。一覧を見比べて気づいたものだけで、以下の言語がありました。

消滅危険度「極めて深刻」
 ・バウレ語: 母語話者210万人

消滅危険度「危険」
 ・トルクメン語: 母語話者640万人
 ・ロマ語: 母語話者480万人、
 ・ワロン語: 母語話者110万人

消滅危険度「脆弱」
 ・ベラルーシ語: 母語話者910万人
 ・シチリア語: 母語話者480万人
 ・クマーオニー語: 母語話者240万人
 ・アイマラ語: 母語話者220万人
 ・ブラーフーイー語: 母語話者220万人
 ・タマン語: 母語話者130万人
 ・カバルド語: 母語話者101万人

以上のうち一番人口が多いのがベラルーシ語。歴史的・地理的にロシアに翻弄されてる感じでしょうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%A9 …
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だから、日本列島に於ける日本語の様に、一定程度の規模を持ち文化的な求心力があれば、周辺の小さな言語を吸収することもあるだろう



故に大きな言語圏を持つモノが近い将来に消滅する可能性は無い
ギリシャ語も同じ

そういう意味で書いている
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ヘブライ語は一度消滅しましたが20世紀に現代ヘブライ語として再生、現在では今まで使っていた他言語に替わってイスラエル国に居住するユダヤ人の日常語の地位を占めるように。

消滅した言語が復活した唯一の例だそうです。
使われなくなった時点でどのくらいの人口だったかは調べてませんが相当数が使用していたのではないでしょうか。これは稀有な例ですが条件が重なれば消滅はありえると私は思います
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この回答へのお礼

私も、マレー語、ベトナム語、ギリシャ語、チェコ語などは消滅する可能性はあり得ると思います。

日本語、中国語、英語、フランス語が消滅する可能性はないですが。

お礼日時:2016/01/11 20:54

ギリシャという例を挙げているが、ここにあるように


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E6%BB%85 …

そのギリシャでも、言語は単一ではない共通語とでも言うべきギリシャ語では消滅の危機はなくとも、方言や限られたのみ使われる言語は消滅の危機にある

何れも地理的文化的に独自のモノがあるからこその危機であろう
で、その消滅の危機にある人々が使用しているのが標準的ギリシャ語という話

大きな規模の言語使用者がいれば、文化的な求心力を持つのでその周辺のマイナーな言語使用者は地域のメジャーな言語を用いるようになる
それが消滅危機言語の理由

日本でも標準的日本語の影響力が増し、アイヌ語や八重山語、奄美語などは消滅しつつある
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この回答へのお礼

アイヌ語や八重山語が消滅しても、日本語そのものが消滅することはないでしょう。
私は、ギリシャの方言が消滅する可能性を言っているのではなく(そういう観点では消滅するかもしれません)、標準ギリシャ語が消滅する可能性を言っています。
ギリシャの人口は大阪府以上東京都以下という感じですが、それでもギリシャ語は消滅しないのではないでしょうか。
それだったら尚更、日本語は消滅しないでしょうね。

お礼日時:2016/01/11 20:53

言語が消滅の意味が曖昧なのですが、


例えば、ラテン語はコミュニケーションを取る言語、それなりの話者数を持つ言語としては消滅しているのではないかと思います。
現在でもキリスト教で用いられていたり、学術用語の中で多数用いられていたりしていおり、
全く文法までもが失われてしまった言語ではなく完全消滅ではありませんが…。
また、ラテン語が生きていた古代・中世と現代では人口も異なり単純な比較はできないと思います。

中世や古代に遡って考えると、考古学的な痕跡だけを残して消滅してしまった言語は多数存在しています。
消滅した言語も、現代で使われている色々な言語との関連性が解明されていないだけなのかも知れません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ラテン語は消滅したのではなく、地域ごとに分かれて、フランス語、スペイン語、イタリア語、ルーマニア語(いわゆる「ラテン系言語」)などになっていったのだと思いますね。

お礼日時:2016/01/11 20:47

一応、100万話者がいれば、今後100年程度は、その言語は失われないとされています。


したがって、日本語は、無くなる事はなくなるでしょう。
ただし、日本で使われている言語で、話者が著しく減少している、アイヌ語、八重山語、与那国語、八丈語、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語は、消滅の危険性が高いと言われています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

日本語が消滅する可能性は、国連公用語(英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、中国語、ロシア語)が消滅する可能性と同じくらい低いと私は思います。日本列島が沈没でもしない限りは。

お礼日時:2016/01/11 20:48

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