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認識では東日本大震災は阪神淡路大震災とは違って、自主派遣の要請が整っていたから初動対処が早かったものだと思っていたのですが、
http://sp.hazardlab.jp/think/news/detail/3/7/371 …
この話の中で、火箱さんの、俺もクビだなあというのはどういうことどしょうか?部隊の長にあたるものが、自主派遣できるなら問題ないんじゃないんですか?

A 回答 (2件)

その記事にあるように


陸幕長には直接の指揮権はない、実務的には方面総監にあり
法的には総理大臣及び防衛大臣(長官)からの指示を前提とする

自主派遣そのモノが想定していたのは、旅団長や師団長などのレベルが現場で大規模な災害を間近に見て
至急の派遣は必要だと判断するような状況
当然地域の自衛隊が地域の災害に対応する程度が前提で、日本全体から集中投入するようなレベルを想定はしていない
しかし東日本の場合は、震災の当事者とは言えない東京の陸幕長が自らの独断で派遣指示を決めたこと

また自主派遣という言葉は存在していても、あの規模で派遣を行ったことは無かったので
実際の被害状況によっては、過剰な規模で行き過ぎとか独断専行という非難を浴びる可能性だって想定して居たのだろう

当時の状況がそうだったが、非常に大きい規模の災害だとは皆思っていた筈だが
実際にその全容とか拡がりとか甚大さは全く想像できなかった

最悪の場合を想定して先手を打ったモノの、想定に反した場合の反動を考えれば
自らの責任をどう取るか?ということは当然頭の片隅にあったのだろう


と、俺は想像するが
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この回答へのお礼

ありがとうございます!わかりやすかったです!

お礼日時:2016/02/28 14:27

貼られたサイトの文章に、以下の通り明確に答えが書かれていますが、質問者さんは全部読んでないのですか? 自主派遣ができると言っても当時火箱さんがその判断をして指示ができる地位にはなく、越権行為を行おうとしたからです。




阪神淡路大震災の時に、県知事からの出動要請を待ったがために自衛隊の災害派遣が遅れたことを教訓に、大規模災害の際には都道府県知事からの要請を待たず部隊を派遣する、いわゆる「自主派遣」の判断基準が明確化された。
ただし、この規模の「自主派遣」をするためには、実際上、総理大臣もしくは防衛大臣の指示により行なわれると言う手続きが通常と考えられる。
 もう一つは、陸上自衛隊の奇妙な組織編成の現実がある。海上自衛隊には「自衛艦隊司令官」、航空自衛隊には「航空総隊司令官」と言う、全軍に指揮権を有する役職があるが、陸上自衛隊にだけは、「陸上総隊司令官」のような全軍に指揮権を発動できる役職はないのだ。
陸上自衛隊は、全国5地域の方面隊を指揮する5人の方面総監が存在するのみで、方面隊以上の規模で運用を行なう場合の司令官は、統合幕僚長になる。
 陸上自衛官最高位の『陸幕長』は、単に大臣に軍事的アドバイスを進言する、最高軍事顧問に過ぎない。
しかし、状況は明らかに全陸上自衛隊規模の派遣を必要とする災害としか考えられない。
(そして、この権限分掌は、東日本大震災を経験したにも関わらず、2年近く経った今でも変わっていない。)
陸上自衛隊は全国を5つの方面隊に分けている。
この方面隊の5人の方面総監が陸自の最高指揮官であり、陸幕長は最高軍事顧問に過ぎない。
『陸上総隊司令官』火箱芳文
 この瞬間から、火箱は現実には存在しない「陸上総隊司令官」として行動することになる。
「どうせクビなら、やらないで非難されるより、権限もないのにやり過ぎて非難された方がいいや…」
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この回答へのお礼

認識誤りでした。すいません。ありがとうございます。

お礼日時:2016/02/28 14:29

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