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質問します!

リーマン・ショックと英国ショックの違い は、何でしょうか?

質の異なるものと、似ているもの。

視点や切り口で、様々な解説をしていただければ、幸いです。

A 回答 (4件)

経済的なメカニズムからいえばリーマンショックと英国ショックは全くの別物です。



リーマンショックというのは、、サブプライムローンなど当時アメリカで流行った様々な金融資産のバブルがはじけて暴落し、リーマン・ブラザーズという大きな投資銀行が破たんしたことで世界的な金融恐慌が起こったもので、純粋な経済事件であるといえます。

英国ショックはそれと異なり、経済的な影響がどのくらいあるのか実はよく分かっていません。ただ分かっているのはEUの経済運営を支えていた英国が抜けることでEUの経済運営が大変になること、英国のほうもEUの非関税域内貿易から抜けることで、輸入も輸出もコスト高になり英国経済に多大な影響を与えるだろう、ということです。

じゃあ、どんな影響がでるのか、と言われると色々なことが言われていて、実際に影響があるのか、もしかしたらほとんど影響はないかもしれない、とも言われています。

リーマンショックは完全に経済的な問題で、いわばサブプライムローンバブルがはじけたものです。経済的な影響を最小限にするために、各国政府が資金を市場に投入したりしましたし、倒産する会社などの影響がでましたが、経済的な枠組みで解決しました。

それに対して英国ショックは経済的な問題よりも、むしろ政治的なインパクトが大きいだろう、と言われています。
まず、EUはギリシャの問題以来「本当にEUは有利なのか?」という疑問を持つ人が増えており、特に移民に関してEU憲章は「EU加盟国は移民・難民を拒否してはならない」としているため、シリア難民が押し寄せても拒むことができない状態になっています。
 英国の離脱理由の大きなものがこの移民問題であるといえます。

このような問題があり、英国がEUを離脱しても大した影響がないまたは大きく繁栄を取り戻すようなことになれば、他の国もEUを離脱するか、ギリシャなどのお荷物国を放り出せ、という意見が多くなるといえます。

また英国もいいことばかりではなく、英国がEUから離脱するならスコットランドを独立させよう、という機運も高まり、英国が空中分解する可能性もあります。(英国:United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland、はその名の通り、4王国が統合した連合王国です)

また、英国が拒否した移民・難民問題はEUの中でも大きな問題になっており、フランスの無差別テロなど犠牲者も出しています。

英国ショックはむしろ政治的にヨーロッパが不安定になっていく、最初の契機かもしれませんね。
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■リーマンショックとは



アメリカの証券大手のリーマンブラザーズが、個人住宅融資のプライムローンが破綻して連鎖倒産して引き起こされた経済ショック。
世界的な株価暴落に繋がった。

■英国ショックとは?

イギリスのEU離脱に伴う、イギリスに拠点を置く日系企業のEUへの拠点移転に伴う経済的影響。
それに合わせた、アメリカの仕手先のポンドから円への資産シフト。
で、計画的な日本株売り圧力。

金融緩和されれば、一斉に反対売買する卑劣漢な連中です。
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リーマンショックは、実際に爆弾が爆発して被害が拡大したケース。



イギリスのユーロ離脱問題は、爆弾が投げられたけど、どんな爆発をするのか、あるいは不発弾なのか分からない状態で、不安が先行して混乱を招いているケース。
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■リーマンショック


サブプライムローン(※1)が焦げ付くのを承知で、証券化してファンドにも組み入れ
世界中で販売し「リスクの分散」を計ったので、案の定全世界で影響した
→米国超大手リーマンブラザーズがまさかの破たん。
連鎖的に世界中の金融機関、金融市場に少なからず影響を及ぼした

※1主に米国で本来なら銀行が率先て融資しない支払い能力が高くない人に、
金融機関が説明責任を果たしたか疑問な状態で、当初は低いが一定期間後
高利になる住宅ローンを組ませ問題になっていた

■Briexit
EU離脱派が投票直前世論調査に反し過半数を超えてしまったので市場が動揺。
特にEU離脱の結論が出たときに世界の有力市場で唯一営業していた日本市場で
ポンド、ユーロが大幅下落、日経平均も当の欧州市場より下げたのはご存じの通り。

ただしまだ英国はEUから離脱しておらず(それどころか離脱プロセスすら現在協議中)
離脱が完了したとしてもEUとどういう関係になるか何も決まっていません。

■最大の違い
リーマンショックの場合、必ず誰かが負債をかぶることが分かっていて
確信犯的にリスクを全世界に分散していたので、なるようになったのに対し、
Briexitは恐らくロンドンシティの力、英国の国力+EU圏の経済力が下がるだろう
という思惑だけで投機的(というより防衛的?)に金融市場が動いている状態。

基本世界は米ドル、ユーロ、日本円(ニューヨーク、ロンドン、東京市場)で動いていて、
相対的に最も影響のなさそうな円が買われている
→チャイナショックと相まって日経平均が(必要以上に)影響を受けている状態

元来英国はEUと距離を取る政策を取っていて、英国の金融企業や主力製造業が相次いでEU圏に
多数の従業員の異動や拠点の移転計画を発表しています。EUが英国に優しい経済協定を結ぶ可能性は
高くはないですがゼロでもありません。落ち着けば当初の懸念より早く落ち着く可能性もあります。

全然質も違えば似てもいません。
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