一回も披露したことのない豆知識

夏の浴衣からはじめ、夏着物(普段着から)→単衣→袷小紋→→→夏、冬のお出かけ(訪問着や附下げで行く場所もないっちゃないのですが...)を何年かかけて再デビューしていければと思っています。こうやって段階をふむのは、たんすの中にある着物が(定価で買えば)安くないもの、お手入れにお金もかかるもの、思い出があるものばかりなので、着物に慣れ、お手入れの感覚をつかみ、大切に長く着られるようにするためです。

さて。
先日、小千谷の下に着るもの(http://oshiete.goo.ne.jp/qa/9349200.html)について質問をさせていただきましたが、上記補足に添付したグレーの麻の葉柄小千谷のコーディネイトについて、質問をさせてください。

質問1
麻の帯があれば良いのですが、いますぐ入手するのも(気に入ったものが見つからず、予算も限られているため)難しく、手持ちであわせたいと思っています。
小千谷縮の場合、袋帯と金銀が入っているものをのぞいて1)、2)、3)、9)、10)あたりであわせれば良いのでしょうか。袋帯、金銀入りは小紋以上のほうが良いんですよね?

写真の帯は上段左から3)~5)、下段左から6)7)9)です
1)八寸 博多帯(赤の無地)
2)八寸 博多献上帯(白地に黄緑の献上)
3)紗 名古屋帯(赤)
4)紗 名古屋帯(白地、金銀あり)
5)紗 袋帯(白地、銀あり)
6)紗 袋帯(紫、あじさい柄、少し金あり)
7)絽? 名古屋帯(紺?地、金あり)
8)絽 名古屋帯(黄緑地、刺繍、銀あり)
9)絽 名古屋帯(ピンク地、刺繍、銀なし)
10)羅 名古屋帯トンネル仕立て(http://oshiete.goo.ne.jp/qa/9321246.html

質問2
折角の涼しい麻の着物なので、麻の襦袢を着て、襟も麻にして...その場合、1)や2)の博多(紗の博多は好きではないので通年使えるもの)は、見た目、暑苦しいでしょうか。
また締めたときの体感温度として、麻の帯でない場合、そんなに違うものなのでしょうか。
※ウエストとヒップの差があるので、夏でもウエストとお尻にタオルを入れます。そのため、帯の素材が少し違うからといって、そんなに体感温度も変わらなくなってしまうのでは?とも思っているところです。

質問3
上記2の質問と似ているのですが、帯が決まれば次は小物。
夏用の帯揚げは1枚だけ小千谷のものを持っていますが、あとは絽と、手ぬぐいを縫い合わせて浴衣用につくったものだけです。
帯締めも同じで、夏用のレースタイプのものは2本くらい(紗の博多と同じく、レースはあまり好きではありません)、あとの普段用は通年使える?道明の冠組がメインです。


体感温度は百歩譲って我慢すれば良いとして、着物が涼しそうなのに、帯、帯揚げ、帯締めのせいで見た目に暑苦しい、なんていうのは、やっぱりあるのでしょうか・・・・・。


着物については質問して色々アドバイスをいただいても、?ばかりたくさん出てきて、なかなか解決しません。何度も似たような質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします!

「小千谷縮のコーディネイトについて(あわせ」の質問画像

質問者からの補足コメント

  • 画像ですが、上段左から3)~5)、下段左から6)9)7)でした。

      補足日時:2016/07/25 09:50

A 回答 (3件)

№2で回答したものです。



>どうやったらそれが普通の袋帯なのか、洒落袋なのか、
>見分けがつくものなのでしょうか。
個人的な感覚ですが、「普通の袋帯」と考えていません。
「洒落袋」という表現がありますから、本当は、それ以外の「普通の」「一般的な」という袋帯が存在するはずですけれどもね。
フォーマル向けの袋帯と、フォーマル向けでない袋帯=「洒落袋」って感じです。

私の感覚では、帯の格は、下のような感じです。
・錦や唐織などの重厚感ある「織」 > 染 > 紬や麻などカジュアル「織」
・上記で同じグループ内だと、金銀多用 > 少し金銀 > 金銀なし
・さらに上記で同じグループ内では 有職文様 > 古典文様 > それ以外
この後で、ようやく袋帯かどうか、つまり二重太鼓にできるかどうか、です。

なぜかと言えば、袋帯かどうかって着ている状態で判断しようとすると、二重太鼓か否かくらいしか基準がありませんよね。
私は、カジュアルな織の京袋帯で二重太鼓を作ってしまった事があるのですけれど、この場合、傍目には「洒落袋」に見えたのではないかなぁと思います。
なので、「織」かつ「金銀あり」かつ「有職文様または古典文様」をフォーマル向け、それ以外の中で袋帯だった場合に、表現として「洒落袋」と呼んでいるだけ、ですね。


>写真であげた”9)絽 名古屋帯(ピンク地、刺繍、銀なし)”も、
>絽で透けてはいますけど、刺繍ゴテゴテで暑苦しい...んでしょうかね。

全体の着姿によると思います。
たとえば、寒色系の無地の夏物だったら、こういった少し華のある帯でないと、殺風景だと思います。
無地の淡い水色とか萌黄とかの着物で、帯が白い無地の紗、半襟や足袋などの小物は白って想像してみてください。
見た目の印象がつまらなくないでしょうか。
帯が華やかだったら、着物の透け感や淡い色合いが涼しげに感じられないでしょうか。

逆に、たとえ透け感があっても柄が目立つ着物に、柄の多い帯だったら、「涼しげ」という印象はあまり持たない気がします。
そんな場合は、淡い色合いの無地っぽい帯だと、すっきりしそうです。

>いくら普段着で自分がOKだと思っていても、
>本当にコレでいいのか、まわりから見てちぐはぐではないか
>(着方やあわせ方など、え?!と思う方がたまにいますが、
>自分もそう思われたら嫌だなと思って)素敵に見えるかどうか不安で仕方ありません。
同感です。
手前勝手かもしれませんが、その不安感を持つことが大事なんじゃないかな、と思っています。
不安感があるからこそ、他の方がなさっている装いを見て、「あー、あんな合わせ方も素敵だな」とか、「うーん、私的には、あの組み合わせはナシだな」とか、「あの着方は、あの人には似合って素敵だけれど私には無理だな」とか、「お洒落だけれども、場は選びそうだな」とか感じられるのじゃないかなーと思います。

本当のところ、洋服も着物も同じですよね。
フォーマルだとか、ローカルルールのある場だとかは、「お約束の装い」があるわけですし、それ以外の場は、その人の雰囲気だとかも含めた全体の装いが、「場」に似合っているかどうかで、素敵な装いかどうかが決まるわけです。
そこに、個人的な色柄だとかブランドだといった「好み」が入るだけなんだと思います。
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遊びで着物を着ている大阪人です。



質問1
仰る通り、金銀を使っていないものであれば問題ないと思います。
袋帯でも、洒落袋でしたら問題ないと思いますよ。
お手持ちの袋帯は、金が入っているようですので避けた方が無難でしょうけれども。

質問2
個人の好みだとは思いますが、透けない物、色の濃い物、暖色系は、見た目に暑さを感じる人が多いでしょう。
だからこそ、夏場には透ける物、淡い色合い、寒色系を使うわけですから。
濃い色でも透け感が強くなれば逆に涼しげに見えますし、暖色もワンポイントであれば、他の涼しげを引き立てる効果も望めますけれどね。

私は、小千谷には、というより盛夏には、麻か粗紗の帯を使う場合が多いです。
平織りの博多は通年使えると言いますし、実際、梅雨時や秋口に紗紬を着る時には、よく使いますが、真夏は、やはり暑いですし、見た目にも、帯が透けないと涼しげには感じない気がします。

体感としては、暑さを感じるというよりも、汗がこもって気持ちが悪くなりそうな気がします。
このあたりは、体質とか体感の違いがありますから、なんとも言えません。
タオルを巻くのなら、同じかもしれませんね。
ご予算に都合がつくようなら、へちま素材などの、夏用の補正道具を使う方が涼しいかと思います。
あるいは、リネンタオルを使うか、ですね。
私自身は使っていないので質感が分からないのですが、知人で、手芸屋さんで、安物のリネン生地を買って補正用を作ったという人がいます。
肌に直接触れさせないなら、安物の方が、目が粗くて涼しいそうです。

質問3
帯締めは、細めの寒色を選べば、レース組でなくても問題ないと思います。
私はレース組も、細紐も使いますが、締まりが悪い気がするから嫌とおっしゃる方も多いですよね。
帯揚げは、麻か絽の透け感は欲しいと思います。
帯に透けない博多を使われる際には、透けていなくても問題ないかもしれませんが、着物も帯も透けているのに、帯揚げだけが透けないのは、なんとなく納まりが悪い感じがします。


着物を着始めると色々と悩みますが、フォーマルな場だとか、茶道のようなローカルルールがある席ならともかく、カジュアルに着る分には、自由だと思います。
素敵かどうかが別問題なのが、悩ましいですけれども。
好みも変わりますし、結局のところは、着て経験を積んでいくしかないのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ka28miさん、いつもありがとうございます。

>質問1
>袋帯でも、洒落袋でしたら問題ないと思いますよ。

質問とは少しそれてしまうのですが、見た目は袋帯なのに格が下がるものって(紬の袋帯なら見た目でわかりますが)、どうやったらそれが普通の袋帯なのか、洒落袋なのか、見分けがつくものなのでしょうか。
素朴な疑問です。


>質問2
>だからこそ、夏場には透ける物、淡い色合い、寒色系を使うわけですから。

なるほど、おっしゃるとおりですね!
だから、夏号の美しいキモノでも、「夏でも暖色系を着たい」みたいなコーディネイトページがあったのかも。
そうすると、写真であげた”9)絽 名古屋帯(ピンク地、刺繍、銀なし)”も、絽で透けてはいますけど、刺繍ゴテゴテで暑苦しい...んでしょうかね。

>暑さを感じるというよりも、汗がこもって気持ちが悪くなりそうな気がします。
あ~~~~この感じ、わたしは新陳代謝が悪いので、なんとなくわかります。真夏に気持ち悪くならないよう、麻タオルの導入という素敵な案を教えていただいたので、早速探してみたいと思います。
浴衣や普段着は礼装のようにキッチリ補正しなくてもと書いてあるのを見たことがありますが、お尻が大きすぎてウエストとの差がありすぎて、なんとなく変な気がしてしまい、補正しないで着るのは考えたことがないんです...涙。



>質問3
>着物も帯も透けているのに、帯揚げだけが透けないのは、なんとなく納まりが悪い感じがします。
>素敵かどうかが別問題なのが、悩ましいですけれども。

たしかに、そうやって考えるとしっくりきます。
でも...いくら普段着で自分がOKだと思っていても、本当にコレでいいのか、まわりから見てちぐはぐではないか(着方やあわせ方など、え?!と思う方がたまにいますが、自分もそう思われたら嫌だなと思って)素敵に見えるかどうか不安で仕方ありません。
経験値をつんでいく途中ではありますが、いつも教えていただきとても勉強になります。
また今後とも色々教えていただければ嬉しいです。ありがとうございました。

お礼日時:2016/07/26 14:27

質問1


<小千谷縮の場合、袋帯と金銀が入っているものをのぞいて1)、2)、3)、9)、10)あたりであわせれば良いのでしょうか。袋帯、金銀入りは小紋以上のほうが良いんですよね?

はい、そういう理解で良いと思います。
7)と9)の画像と説明文が入れ替わってる?のかと思いますが。
お着物がグレーなので色味としてはどれも問題なく合うのではないでしょうか。

質問2
紗ではない博多が暑苦しいかどうかですが、それは個人の感じ方や好みの問題かと思います。
紗献上は盛夏専用の帯ですから、やはり涼しいし軽いのは確かです。

体感温度の問題も、感覚ですから人それぞれでしょう。
実際に締めてみればわかると思います。
麻は草の繊維であるという性質上、熱を持ちませんから涼しいのです。
絹は吸湿発散性に優れているので麻の次に涼しいです。
ただ織り方や帯芯の種類によっても体感は違ってきます。
木綿は吸湿性は良いものの発散性で劣るので体感としては割りと暑く感じます。
着物の場合、布が幾重にも重なる帯の下が一番暑く感じる部分です。
伊達締めや帯板も夏物を使う等、通気のよいものにすると着心地に差が出ます。

質問3
2の説明に準じます。小物の素材も微妙にそれぞれ着心地がちがってくると思いますよ。
ここ数日、関東はとても涼しくて、こんな気候なら気にもなりませんが、本当に暑い日にはちがいを感じると思います。
帯締めは、私もレースは好まなくて、涼しげな色や細いものを選んで使っています。

<体感温度は百歩譲って我慢すれば良いとして、着物が涼しそうなのに、帯、帯揚げ、帯締めのせいで見た目に暑苦しい、なんていうのは、やっぱりあるのでしょうか・・・・・。

まあ正直あると思います。
やはり素材の統一感や、色あわせの問題でしょうか。
そこは経験を積んで理解して行くしかないと思います。
文章での表現では伝わるものではないと思いますので。
その人の好みや感性の表れるところかなと思います。

どうか失敗を恐れずに習うより慣れろの精神で着こなしてください。
人間は失敗を繰り返して成長して行くものです。
実は昨日、はじめて娘に自分で着付けをさせて一緒に出かけました。
子供の頃から着物を着せられることには慣れていた娘ですが、自分で着付けたら紐を締めすぎたのでしょう。
途中で気分が悪くなってしまいました。化粧室で全部解いて締め直してやりました。
やっぱり加減がわかるようになるには慣れるしかありませんよね。
実践して自分で体感や質感を確かめて、自分のベストのコーディネートに辿りついてください。
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この回答へのお礼

youcanchanさん、いつもありがとうございます。
ご指摘のとおり、画像の右下2枚が番号と異なっていました。こちらもありがとうございます。


>質問1
>はい、そういう理解で良いと思います。

普通の名古屋帯で普段使っているもののように見えるのに(頻度的にも)、金銀が入っていると小紋ではいい?けど紬はダメというのが、時々理解ができなくなるときがありました...。



>質問2
>紗ではない博多が暑苦しいかどうかですが、それは個人の感じ方や好みの問題かと思います。
>体感温度の問題も、感覚ですから人それぞれでしょう。

先週の土曜日、東京はさほど暑くなくて。小千谷に博多(赤)、黄色い帯締め(冠組)でお出かけしました。体感温度は全く問題ありませんでしたが、赤い帯に黄色い帯締め...色あわせ的には可愛いのに、自分の視界に入るとちょっと暑苦しい!!!
じめじめと30度を超えるとまた体感温度も変わってくるでしょうし、きっとこういうこと...なんでしょうかね。

そして麻の帯...いつかは欲しいです。素材や織り方によって色々違いがあるなんて、考えたこともありませんでした!
伊達締めや帯板、枕も夏物が良いという記述を見てメッシュの帯板を買ったのですが、いまいち良さを実感できないのは、そんなにまだ暑さを感じていないからかもしれません。




>やはり素材の統一感や、色あわせの問題でしょうか。
>どうか失敗を恐れずに習うより慣れろの精神で着こなしてください。

ありがとうございます。恐れず、色々試しながらまた色々質問したいと思います。その時にはよろしくお願いします!

お嬢さんとお着物で一緒にお出かけできるなんて、いいですね~。わたしも久々に着たら肩が凝って仕方がなかったのですが、着方が悪いことにようやく気づき、楽な着方を研究しています。コーディネイトはそれより難しくて。まだまだ勉強が必要なようです(涙)。

お礼日時:2016/07/26 11:20

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