プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

むかしは歌謡曲、今はJ-POPなどと言いますが、ヒット曲を聴いているとむかしと今では
だいぶ印象が違います。
70年代や80年代は、たとえば、バンバン「いちご白書をもう一度」とか、
ばんばひろふみ「サチコ」とか、かぐや姫の「22才の別れ」とか、久保田早紀、チューリップとか、
中森明菜も悲しい歌うたってたし、とにかく今聴いても、もの悲しい感じの曲が多く、そしてそれがヒットしていました。

しかし最近のJ-POPって、アイドルやダンス系が多いし、ロックバンドと言われるグループの曲でも、
「夢」「翼」などのキーワードをちりばめた曲が多いです。
たしかに「恋」の曲は今でもあるのですが、メロディを聴いていてもそこまで「悲しい」と思いません。悲しいというか、歌い上げる系の曲が多いように思います。

なぜ、最近は悲しい曲がヒットしないのでしょうか?
時代でしょうか?
音楽のジャンル的なものも影響してるのでしょうか?
ネガティブなのは売れないのでしょうか?

A 回答 (4件)

悲しい曲がたくさんあるのが当たり前、一般受けして当たり前って前提が、そもそも一般論として無いですから。

世界的にはもっとそうです。

演歌や歌謡曲は、貧乏・忍耐・日本古来のしがらみ・・・なんかが人々の身近にあった戦後の昭和ならではのものなのかもしれません。おそらくそれより前・・江戸時代にさかのぼると、大衆の好みはそこまでではなかったと思います。「気分が暗い時には、暗い音楽が慰めになる」ってのは、同調効果?だったかな。専門的にもそういうのあるらしいですし。
それでもアメリカは勿論ヨーロッパなんかと比べても、近代以降の日本人はいまだに悲劇やメロドラマ的な世界観を好みがちな民族だと思います。今の若者向けアニメなんかも、かなりイジイジドロドロしてるのが多いです。これはアジア全体の傾向でもなく、割と東アジアに限ったものかもしれませんね。朝鮮なんかと通じるものがあると思います。
    • good
    • 0

一言に言えば、時代。


そして、若者はドライなのかな?
元気が欲しいのかな???とも思います。
    • good
    • 0

届け方が変わったのが大きいかも知れません。


インターネットが普及する前はテレビ・ラジオでしか情報が得られませんでしたから、皆んなが同調しやすく、ヒットも生まれますが、昨今はユーザーが選ぶ時代ですからね、何処でもココでも流れてたりして耳にする機会さえ無いのが現状です。
それはランキング形式のテレビを見ても分かりますが、???ですよね。
聞いた事の無い様なものばかり列んで居て、ヒットしてるの?と思う様なものばかりです。
メディアが細分化し、情報は「自分で探す」ものになった時代では自身が行動しないと何も得られなくなっています。
表に出て来るものだけでは、自分にフィットするものを探すのは到底ムリな話で、探せば今の時代でもそう云うものを歌ってる人は必ず居ますから、諦めないで探すと良いと思います。
現在の表に出て来る、所謂、ヒット?してるものは裏方に先導された作り物で、タレント人気が先行してるものが殆どです。
ホントはそこへ良いモノを入れれば良いのですが、「新しく無くてはならない」と云う暗黙の了解的な選び方がネガティブなモノやホントに良いモノを排除していると云う情けない事になってるのが昨今のメディアやレコード会社です。
また、アーティストに於いてもシンガソングライターが当たり前で、昔の様なプロフェッショナルな歌謡作家が居ないのも良い物を生み出せない原因と思います。
と云うか、歌謡曲自体がもう死に絶えた過去の遺産になってしまっているのかも知れません。

本当は今の迷走する時代には暗い歌が流行っても可笑しくないと思いますが、ソレをポジティブ思考で押し切るのが今の時代なんですかね。
落ち込みたい時に、そんなん聞かせられても、とも思いますけどね。
それに、最近のは言葉が多いから、昔の詞の様に想像力が働かず、ダイレクトに言葉だけ入って来ますから、薄っぺらく聞こえてしまう。
気持ちを180度転換させるには時間と努力が必要で、ポジティブ思考は若干の無理が有る様に思う、だから、沈むだけ沈んでから這い上がる、その工程を助けるのが歌だとしたら、暗い歌は必要枠だと思います。
最近はソコを無理してポジティブシンキングだから、歪みが生じて壊れてしまったり、飲み屋では愚痴しか出ない人の方が多いのでしょうかね。

私も初老で7〜80年代の青春でしたが、あの頃の方が喜怒哀楽の振り幅が大きく、夢も希望も落胆も悲しくも色々なものが流行って良かった気がします。
何よりもメロディが美しい。
当時でも暗いと評判だったオフコースなんかはマイナーメロディの宝庫です。
当時、小田さんが「ちゃんと歌えば(暗くても)聞いてくれるよ!」と陽の目を見るまで苦労した経験をその様に語ってました。
まだ、バンドになる前の2人で演ってた時期ですね。
こう云う唯一無二のプロフェッショナルが現代には誕生してないのが時々寂しくなります。

また、要因としては当時のものはマイナーKeyが多く、調性として暗めの感じが多かったのも1つです。
今の歌はマイナーKeyが余り無くメジャーKeyばかりです。
何時頃からか、マイナーKey自体を嫌う傾向が強まり、レコード会社もマイナーKeyには難色を示す様になります。
90年代頃からポピュラー音楽の作曲も多様化し確立され、メジャーでもマイナーでも無い様なメロディが多くなり、その内にメジャーKeyでも物悲しいものが出来る様になって来ました。
なので、マイナーKeyだけが取り残され、感覚としてマイナーKeyを多く体験してる我々は現代のモノが入って来ないのだと思います。
その事が我々世代にはピンと来ない要因の1つなのかも知れません。
    • good
    • 0

ヒットソングは、流行するのではなく、流行をつくり上げるものだからです。



歌謡曲がフォークソングに駆逐され、
歌謡曲と演歌とアイドルにフォークソングが採用され、
フォークソングがニューミュージックに駆逐され、
ニューミュージックをアイドルソングが採用し、
ニューミュージックがバンドブームに吸収され、
バンドブームが歌謡曲に採用されJ-POPになり、J-POPがカラオケブームを引き起こし、
バンドブームとアイドルブームの両巨塔がプロデューサーとして台頭し、それぞれハロプロとAKB47になり、
J-POPに黒人音楽とダンスを採用したのがエグザイルになり、
光GENJIからずっとジャニーズに系譜が続き、今滅びそう。

その結果が全部が混ざって個人主義でヒット曲がない昨今の日本の音楽です。

>なぜ、最近は悲しい曲がヒットしないのでしょうか?
世界的にビートルズの影響が風化したからというのがあります。
今の音楽は、ソウルからラップを系譜としたブラックミュージックと、テクノからハウスを系譜としたリズムミュージックの派生で作られており、ビートルズの影響を受けていません。
歌謡曲やJ-POPは、あくまでビートルズの販売宣伝方法に則ったレコード・CDの売り方であり、ヒットソングだったので、
2005年頃からのインターネットとiPhoneの普及に伴い、CDの売れ行きが低迷するにつれ、加速度的にビートルズの影響が薄れ、ヒットソングが出ない時代になっています。
多様なマスメディアの今の時代、インパクトや大量宣伝じゃヒットソングが出ないのです。流しやすいクセのない曲のほうがリピートしやすく、クセがないからどんどん消費されていき、その上売れないので、売るほうが熱がなくさらにどんどん消費されていく。
悲しいような琴線は売る側がヒットのさせかたをわからなくなっています。邦画のタイアップ主題歌は暗く悲しい曲ばかりだったりするんですけどね。だから邦画もヒットしない。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!