dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

経営学部志望の高3です。 将来市役所で事務の仕事をしたいと考えています。
ネットで「いまの地方公務員は経営的感覚がない」ということをみたのですが、具体的に「経営的感覚」というのはどのようなものでしょうか?

A 回答 (1件)

40半ばの会社員です。



その意見を述べている人が、具体的に何を考えているのかは、正確には、その人しか分からないでしょうが、一般的に考えるなら、「経営的感覚」というのは、「費用対効果」や「損益分岐点」といった考え方でしょうね。
いかに少ないコストで、最大の利益をあげるか、です。

もっとも、私は、その方の意見には賛同しかねますし、推測ですけれど、具体的な考えは持っていないと思います。
経営者意識、経営者感覚、経営者目線という言葉なら聞きますが、「経営的」って何?って感じです。

そしてまた、私は、極論を言えば、公務員というか役所が民間の「費用対効果」や「損益分岐点」といった考え方を、あまり取り入れるのは、望ましくないと考えます。
もちろん、たとえば、たいして急ぎでもない事を残業時間でやって残業手当を貰うとか、1つの家に書類を送るのにバラバラの封筒で送るとか、そういった経費の無駄遣いがあるなら、改めるべきです。
けれど、たとえば「市バス」が、民間のバスのように、採算の取れる路線しか走らせません、となったら、本当に良いでしょうか?
公立の美術館が、催し物で金を稼げる美術品だけを買いあさるようになったら、そして地域の人に安い入館料で公開するのではなく、高額の入館料を取るようになったら、儲けているのだから良いことなのでしょうか?
地域の団体や文化事業への助成金などは、「儲からないから」と打ち切ってしまって、本当に良いのでしょうか?

公務員は、その仕事に使う経費も、給料も、基本は「税金」で賄われます。
もちろん、先にあげたような市バスだの美術館だのといった公営企業もありますし、役所の窓口でも、サービスによっては手数料や使用料が必要ですけれどね。
そして、「税金」は、本来は「富の再分配」を目的としているはずです。
「費用対効果」を考えるのは良い事ですが、「費用対効果」のみを追い求めるのは、税金の使い方として正しいのか、一度じっくりと考えてみてください。

あと、ご質問からは逸れますが、質問者様は「役所で事務」と仰るのは、いわゆる行政職、事務職員を考えておられるのだと思います。
でも、役所の「事務」というのは、一般企業の「事務」とは、かなり違いますよ。
配属される部署によるわけですが、一般企業では「企画」「営業」「経理」といった扱いになる仕事になることも多いようです。
高卒レベルの採用でしたら、わりと一般事務に近いようですが、それだと「将来」じゃないですよね。そろそろ募集している所もなくなりそうかと思いますが。
大卒で公務員になることをお考えなら、大学進学後、役所のアルバイトを何箇所か体験なされば、色々と勉強になると思いますよ。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

詳しい回答していただきありがとうございます!とても勉強になります。
大学の公募推薦の面接で「将来の夢は市役所で事務として働くこと」と言う予定なのですが、「公務員なのに経営学部……?」とは思われないでしょうか?
自信を持って答えても大丈夫でしょうか。
よろしければお願いします。
(*・ ・)*_ _)

お礼日時:2016/09/28 00:31

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています