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日本語を学ぶ学生です。

「横切る」と「渡る」には違うところはありますか?どう使い分けるのでしょうか。

例えば> ①「道を横切る」 ② 「道を渡る」

違いはありませんか?

ご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。

A 回答 (7件)

「横切る」は、道路・川などの一方の側から他方へ、無理やり、行くこと。



「渡る」は、道路・川などの一方の側から他方へ、適切な場所を、行くこと。 

# 無理やり行く、という点が異なります。

#例
横断歩道は「渡る」  (横断歩道の無い危険なところは「横切る」)
吊り橋を「渡る」   切り立った谷底を「横切る」
流れの速い川を「横切る」
船で島へ「渡る」   激しい渦潮を「横切る」

すぐ目の前を「横切る」ので驚いた。(本来すべきでない無礼な行動を無理やりした)
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参考としてまず、「横切る」と「渡る」の語義を『日本国語大辞典 第ニ版』(小学館)より一部引用します。



よこ‐ぎ・る【横切】
一〔自ラ五(四)〕
(1)横さまに通り過ぎる。横断する。
(2)「よこ(横)に行(ゆ)く(2)」に同じ。
(3)考え・思い、また表情などが、ふっとあらわれてすぐに消える。
二〔自ラ下二〕
(1)横に切れて行く。横にさえぎられる。
(2)横道に曲がる。また、横道にそれる。

わた・る【渡・済・渉・亙】
〔自ラ五(四)〕
[一]ある経路を通って一方から他方へ行く。
(1)船や馬などに乗って、また泳いだり浅瀬を歩いたり、橋を使ったりして、海や川の一方の岸から他方の岸へ行く。
(2)船や航空機で他国へ行く。また、他国から来る。渡航する。物が渡来することにもいう。
(3)鳥が空中を飛び過ぎる。
(4)日や月が空を移動して行く。
(5)風などが吹き過ぎる。
(6)ある所へ移動して行く。また、ある所へやって来る。
(7)ある場所を通り過ぎる。また、橋・道・廊下などを通って行く。

[二]一方から他方へとつながる。また広がりおよぶ。
(1)一方から他方へずっと続きつらなる。
(2)現象や行為などが、ある範囲や年月に広がりおよぶ。
(3)金銭・品物、憑き物、役目などがある人から他の人へ移る。
(4)話をつける。両者の間がうまくいくように交渉する。
(5)(転じて、他動詞的に)心付けなどを与える。
(6)囲碁で、低位の石と石とを連絡させるように、石を打つ。ふつう、三線以下に打つことをいう。
(7)相撲で、相互方角に組む。

[三]時間が経過する。
(1)月日が過ぎて行く。
(2)日を送る。世を生きて行く。


「わたる」各語義の例文は下記が分かりやすいと思いますので、合わせてこちらも参考にどうぞ。

コトバンク大辞林 第三版 わたる【渡る・渉る・亘る】
https://kotobank.jp/word/%E6%B8%A1%E3%82%8B%E3%8 …


「渡る」は、一方の地点から他方に移動することを基本的に指します。この経路がはっきりしているので、出発点と到着点との二つの方面にかかわって、空間・時間的な広がりに関してもいいます。引いては過去から現在までの時間的、継続的な意味合いも出てきて、幅広い語義を有します。

異なるのは、「横切る」は一方から他方に移動することを指すのであっても、「渡る」のように出発点と到着点(経路)が意識されているわけではないということ。また、「横切る」は、時間的、継続的な広がりを持たないことです。
「横切る」の「(3)考え・思い、また表情などが、ふっとあらわれてすぐに消える」という語義に、語の性格の違いがよく表れていると思います。例:奇妙な考えがふと頭を横切った。
継続性はなく横に通り過ぎるさまを表す「横切る」に対し、「渡る」は一方の地点・時点から他方に移動するまでの動作や空間の連続性、あるいは時間の継続性をも表します。

例:一ヶ月にわたり練習する。→一ヶ月という期間、練習を行い続ける連続性、時間的な繋がりを表します。「横切る」にはそうした語の性格はありませんから、「一ヶ月に横切り」と置き換えることはできません。


①「道を横切る」 、② 「道を渡る」の場合は、ある場所を通り過ぎるという点では、どちらも共通した意味合いを表します。
ただ、両者を比べてニュアンスの違いを言うなら、② 「道を渡る」には道を通り過ぎることだけでなく、道をはさんでこちらの地点からあちらの地点へ移動するという、ある地点から別のある地点までの移動が経路として意識されている表現です。


失礼ながら、「横切る」は遮る・横に断ち切る対象によっては無理やりという印象を受けるのであって、「横切る」そのものに無理やりという意は含まれないと私は考えます。
例えば「頭上に黒い影が横切る」などのように、無理やり行われたものでなくとも日や月、ライト等の光を遮られることを意味して「横切る」というわけです。
無理やりと感じる場合が起こるのは、「横切る」という動作を行う対象が、誰か・何かが有する特定の領域であったり、あらかじめある事物の意図・起こっている現象に沿わないことに因るのだと思います。
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No.2 回答者: daaa- さんの回答がしっくりします。


「横切る」は、道路・川などの一方の側から他方へ、無理やり、行くこと。
「渡る」は、道路・川などの一方の側から他方へ、適切な場所を、行くこと。 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私は、「切断」のイメージがあるのが「横切る」で、目的の場所に移動するのが「渡る」だと思ってます。
アメリカに行くのを渡米するというようなものです。

ただ「通過する経路」に対して「渡る」を使う場合もあります。
橋を渡って、廊下を渡って、往来(小径・路)を渡って、浅瀬を渡る、、などは、横切るのではなく、そこを経路とするイメージです。
また、鳥が渡る、風が渡るなどの場合は、飛んでいく、吹き抜けるであり、世間を渡るは、生きていくという意味ですから、渡るには色々の使い方があると考えた方がいいです。

「道を渡る」は、橋を渡って、廊下を渡って、往来(小径・路)を渡って、浅瀬を渡る、、などは違って、道を横断するという意味なのでしょう。 "渡る"の使い方としては、ちょっと変わった用法なのだと思います。

横切るは横断するのと同じです。 
流れや続く列を「ぶった切って」のイメージです。 道を横切る、川を横切る、行列を横切る、車列を横切るなどの他に、「すーっと、過去の嫌な記憶が横切った」のような言い回しもします。

"道路を横切る"、"道路を渡る"というよりも、"道路を横断する"といった方が意味の混乱は少なくて済むと思います。
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渡る は「越えていく」ニュアンスがあります。


単に道路を横切るのとは違い,
橋を通って川を渡る,鳥が空を飛んで遠くの地へ渡る,
飛行機で外国に渡る,などですね。

「川を横切る」というと,橋を使わず
水につかって歩いて渡る感じがします。
ちなみに「泳いで川を渡る」のはOKです。
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横切る、縦、横の感覚では通常は長い方を縦と言います。


道路は縦は延々と続きます、通行するためのものですが、横方向に通行=横断。
縦・横の感覚に対して横方向へのベクトルを表現。
渡る、ある地点から別の地点へ移動、手段、方法等を含めた表現。
例、道路を横切る、道路を歩いて渡る、渡り廊下、渡し船・・・。
道を渡る、では手段、方法が全く見当つきません、不適当。
渡り廊下を渡って・・・・・、これは渡り廊下を横切ってではなく、渡り廊下に沿って渡り廊下の上を(歩いて)・・・の意味です。
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横切る:ある意味、道路(この場合は)を中心に考えた表現。

縦の道路を「横切る」。人であろうが、自転車であろうが、道路自体の配置が縦でも横でも、道路から見て横切る状態。

渡る:縦、横、右、左の配置は関係なく、渡って目的地へ移動する。道路から道路へ渡るとは通常言わないので、例えば建物から道路を渡って建物への移動を言う。

何気に使っていますが、いざ問われると鮮明な解答は中々出来ない良い質問と思います。
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横切る→危なっかしい


渡る→安全っぽい
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