dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

こんにちは。
エレキギターのパーツに関する質問です。

野村義男さんのギターコレクションを見ていると、
「トレモロが付いてると使ってしまうので、ロイヤルテイルピースに交換してある」
というケースがいくつかありました。
毎回、縦4本、横は波型3本の格子型の金属パーツなのですが、このロイヤルテイル
ピースというのはどうやって入手できるのでしょうか?(ウエブで検索してもヒット
しませんでした。。。)

また、一流ギタリストの野村さんがあえてこのロイヤルテイルピースを選択するのは
(他のオプションのテイルピースではないのは)性能や音に与える特性とかに何か
意味があるのでしょうか?

おわかりになる方がいましたらよろしくお願いします!

A 回答 (3件)

>毎回、縦4本、横は波型3本の格子型の金属パーツなのですが、このロイヤルテイルピースというのはどうやって入手できるのでしょうか?



 コイツは古いセミアコやフルアコでよく見るテイルピースですね。

※『ロイヤルテールピース』という名称は初めて知りましたが、コイツはHarmonyなどのマイナーメーカーの古いフルアコやセミアコに時々見られるTrapeze Tailpiece(=空中ブランコ型テイルピース。日本では単にブランコ型などとも呼びます)の一種です。
 例えばコレ↓
http://www.mainstreetvintageco.com/catalog/item/ …

※マイク以外のハードウェア(ブリッジ、テイルピース、ペグなどの金属部品)をオリジナルのデザインで作っているのは、フェンダーやギブソン、ヤマハ、マツモク(アリアプロⅡ)、フジゲン(グレコ)など大量生産の大メーカーか、或いは生産数が少ない高価なメーカー(ゼマイティスとかグレッチとかバーンズとか)などだけで、多くのギターメーカーではわざわざ金型を起こす余裕もなく、ビグスビーやグローバー、ウィルキンソン、ゴトーなどのハードウェア専門メーカーが作っているカタログモデルを流用しています。

※この野村君のレスポールのテールピース、ワタシは漠然とシャーラー辺りかと思っていましたが、説明によるとビグスビー製の様ですね。
 ワタシ、かつてちょこっとギターの設計の仕事をしていたことがあったのですが・・・・30年前のビグスビー社の生産品目には、既にこの型のテールピースはなかったと記憶しています。このテールピースが見られるのは`50年代末~`60年代に生産されたギターであり、恐らく今は作っていないでしょう、新品で入手するのは絶望的と言わざるを得ません。

※入手するとしたら、オールドの部品を捜すしかないと思われます。
 楽器を作る側からすると、こういう特にヒストリーのない、あまり高価でなく生産数が多かった古いギターの部品を入手するのはそれほど難しくありませんが、一般ユーザーが入手するのはハードルが高いです。
 このブリッジを装着したギターをオークションや中古楽器屋などで根気よく探すか、或いはどこかのギター屋(フツーの量販店では無く、オリジナルのギターを作っている工房やリペアショップなど)に探してもらうしかないでしょう。(ちなみに・・・ギブソンやフェンダーの設計からかけ離れた風変りな『ビザールギター』のブームが25年ぐらい前に起こって以来、ハーモニーのギターは結構な価格で取引される様になったので、部品取りの為だけに購入するのはちょっとした決断が必要です。)
 部品が見つかったとしても、特に有名なヒストリーがあるモノでもないので、高くてもせいぜい¥1万ぐらいで購入出来ると思います。(ビザールギターのブームの前は、この手の中古部品は¥100とか¥500とか、それこそ『一山いくら』で購入出来たのですが。)

>性能や音に与える特性とかに何か意味があるのでしょうか?

 トラピーズ型テイルピースは、音響的な影響が非常に大きく、また弦がブリッジに当る圧力が小さくなり、演奏性にもハッキリとした違いが出ます。傾向としては高音域のブライトさが曇り、落ち着いた(悪く言うと地味目な)トーンになります。
 多くのスルーネック構造のギターよりも長いサスティンが得られるレスポールで、何故サスティンが明確に落ちるトラピーズ型を彼が使っているのか、理由は判りませんが・・・高周波数帯が減衰するハムバッキングピックアップのレスポールで、よりES-335的なマイルドなトーンを狙っているのかもしれません。何れにしろ、オールドのレスポールではあまりやらない改造です。(逆に、最初期のトラピーズ型テイルピース/ブリッジを持つレスポールでは、後年のストップバーテイルピースに改造されているケースが多いほどです。)

 トラピーズ型テイルピースのトーンに興味をお持ちなら、ES-335の様なテイルピースでよければ安いレプリカがそこら中で売られています。レスポールに装着してみるのも楽しいです。(トラピーズ型テイルピースは、ギターのサイズによって数種類の長さのモノが出回っていますが、レスポールに装着するなら足が一番短いモデルを使う必要があります。)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

かつてのギター制作者から、こんなに丁寧にご回答いただけるとは、、、
(ノ゚ο゚)ノ
入手の難易度や性能の話まで非常にイメージができました!!
ありがとうございました!!(^▽^)/

お礼日時:2016/12/02 19:28

モノについては


http://www.projectguitarparts.co.uk/Pages/hofner …
にある”Hofner tailpiece 1”
というのが近いようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

物は違うようですが確かに近いですね。
情報共有ありがとうございます。^▽^

お礼日時:2016/12/02 19:21

よっちゃんのレスポールのことでしたら、たしか元々ビグスビーのトレモロユニットがついていたのですが、ブリッジに負担がかかるので取り外し、


ビグズビーはかなり大きなものなので、その取り付け穴を隠すために今のテールピースになったと読んだか聞いたように思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、性能とかではなく穴を隠すためなのですね。
何となくよっちゃんらしいですね。^^;

お礼日時:2016/12/02 19:20

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!