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例えば渋谷区にある氷川神社では、拝殿向かって右側には、秋葉神社、八幡神社があり、手水舎の近くには厳島神社と稲荷神社があります。このように、複数の神社がひとつの敷地内に建てられているのはなぜなのでしょうか?

A 回答 (2件)

大きな原因のひとつは明治期の神社合祀でしょうね。


今風に言えばリストラ、経費削減です。
その背景には、明治政府が天皇を頂点とする統治機構の一部として神社を考えていたことがあります。
要するに地域の神社を集約し、行政単位と一致させようとしたんですね。
今でも町会と祭りの関係にその名残がありますよね。
もちろん完全には達成されていませんが、全国の4割近くの神社がこれで取り壊されてしまったようです。

もちろん火災などの災害や都市整備の都合で合祀されたりすることもありますが、
全国区で見ると、この明治期の政策が大きな要因であると思われます。
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この回答へのお礼

丁寧に解説いただきありがとうございます。大変勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2017/10/12 22:16

あ、そもそもの話を書いてませんでした。



仰る話自体は、恐らく先の回答のように明治政府による合祀の結果だと思いますが、合祀自体は古くから存在します。
本社(正宮)に対して別宮、摂社、末社、所管社と呼ばれるものですね。

例えば伊勢神宮なんかはその最たるもので、メインの2宮の他、境外含め123社もの神社が管理下にあります。
これらは主神に纏わる神々であったり、荒魂(別の姿)であったり、そもそもその地域に居た神だったりしてまして、ある種の必然があって祀られています。
伊勢神宮程ではなくとも、ある程度の規模の神社であれば、縁の深い神社を古くから合祀していたりします。
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