
A 回答 (7件)
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No.8
- 回答日時:
>なぜ旅客機のコックピットのフロントガラスは小さいのですか?…
大型の旅客機のフロントスクリーンのガラスの面積、いいえ、小さいとは思いません。小さく見えるのはただ単に機体が大きいから、その比率でそう見えるだけであって、実際にコックピットの操縦席に着座してごらんになればすぐ分かると思いますが、離陸から着陸まで、見張りや、そしてタクシーィングなどすべての視認を正常に行うためには、あれだけの面積で十分です。
また、ラインの大型旅客機ともなりますと、自機の近くに複数の他機が居るようなとかくトラフィック(運行状況)が輻輳しやすい空港周辺であるとか、あるいは予想外の天候の急変や異常など…といった特別な状況を除いて、通常の運航に際しては、バスの運転手のそれとはまったく違って、理論上は…それほど外を注視する必要はほとんどないのです。
離陸や接近、着陸などに際しては空港の管制塔から使用するランウエイ(滑走路)の指示とか、接近しつつある他機の様子などを詳しく知らせてきますし、クルージング(巡航)時には別途広域の情報も入って来ます。
自機が向かうべき進路はあらかじめ決められたルート(航空路)とディスティネーション(目的空港)については、パイロットが離陸前に入力した数値できまりますし、コースを外れても自動で設定したコースに戻る操作が行われます。目的空港が何かの理由で使えない場合には、ダイバート(代替空港)の数値入力も可能です。
自機が今居る位置を知るには、GPSをはじめ、一般的に地上の電波を利用するADFとかローラン、さらにはコンパスなどもありますし、もちろん気圧式高度計、電波反射式対地高度計、対気速度計、傾斜計、そのほか飛行に必要な計器や設備はすべてコックピットに揃っています。他の飛行物体の様子や天候、雷雲の有無などについては機内のレーダーも備わっています。
離陸速度や着陸の際の減速率などは対気速度計で分かりますし、上昇の際にはパイロットが設定した上昇率に基づいて、降下の際には降下率によって角度がきめられます。つまり、極端に言えば、パイロットは窓の外を見ることもなく大きな機体を運行させることが出来るのです。
それでも、パイロットたちは、習慣として、適宜常に外に目を向けているものです。キャプテン(機長)、コーパイ(副操縦士)、どちらかが我々CAからお茶を受け取ったり食事をする、そうしたわずかな時間でさえも、サッと窓の外に目を向けている、それもこれもすべて、安全なうえにより安全に運航するためです。予測できなかった突然の火山噴火と噴煙、進路内への軍用機の侵入、いろいろ突発的なトラブルが無いとは言い切れないからです。
あとは着地直前の機体の角度、フレアといいますが着地寸前には航空機はやや頭を上げた姿勢を取るものです。ですが、この際にも、パイロットには滑走路に引かれた白線が前方にしっかりと見えています。つまり、どのような状況下でもあれだけのフロントスクリーンの面積があれば十分なのです。
No.7
- 回答日時:
航空関係の質問に対しての皆さんの含蓄ある回答には敬意を表するところなのですが、
ごく希には意味不明で根拠のない回答を見ることがあります。今回の件に関しては、
>高度300m位手前までは機首を下げて進入しますので、滑走路は十分に見えています。
と言うことは、高度300m以降は機首を上げて進入すると解釈できるのですが、
そんな事はあり得ません。何故なら、
飛行機というものは、形態(フラップ角度など)と進入速度が決まれば、自ずと機首の角度は
決まってしまうからなのです。
軽飛行機や YS11 などは、確かに150m付近でフラップの角度を変えますので、
多少の機首角度の変化はありますが、大型ジェット旅客機の場合、例えば滑走路34への着陸においては、木更津上空で既に着陸形態になっていますので、それ以降の機首角度の変化は
あり得ないのです。
大型旅客機が進入する場合の機首角度は2~3度の機首上げとなっています。
東京湾上空を進入してくる大型ジェット機の姿勢を見れば分かることですが。
No.6
- 回答日時:
必要十分な広さが確保されています。
でも、広くないと言えば広くはありません。理由はいくつかありますが、1つはマッハ0.8の巡航高度で速度や気圧に耐えられるようにしていること、もう一つは窓をそれほど大きく取る必要がないからです。
旅客機は、高度10,000mの高さを飛んでいきます。この高度であれば、横を見る必要性はあまりありません。
また、滑走路がまっすぐですから、離着陸の時も滑走路がきちんと見えていればいいのです。ですから広く様々なところを見ながら操縦すると言うような事はありません。
着陸の時は、機首を上げて地面が見えませんが、高度300m位手前までは機首を下げて進入しますので、滑走路は十分に見えています。
もっとも、有視界飛行するセスナ機や、対潜哨戒機等は非常に窓が広くとられています。
昔、自衛隊が使っていたP2Cと言う対潜哨戒機は、コックピットの下も窓になっており、真下の海面を見ることができました。
No.5
- 回答日時:
小さくは無いです。
操縦室に入ってみるとわかりますが十分広く視界は広くとれています。
外からは搭乗ゲート前やボーディングブリッジから見てみるとわかります。操縦席に座っているパイロットの体がどれくらい見えるか、体に対して窓はどれくらいの広さかを気にしてみられるとよいでしょう。
YouTubeなどにある離着陸時の操縦室からの映像を見ると離着陸時を含め視界が十分確保されている事がわかります。
参考まで。
No.4
- 回答日時:
コックピットの窓は小さく見えますが、視界を確保する為に1枚の大きさは客席の窓よりはるかに大きいのですよ。
全面1枚にできないのは、もし1枚だと圧力に耐える為に窓を厚くしたり、窓をはめ込む気体の部分をしっかりとした構造にしなくてはならず、そうすると機体重量が重くなってしまったり、全体としてのバランスが崩れてしまったりする為です。今でも客席の窓が3層構造(アクリルのみ、ガラスは入っていません)なのに対し、コックピットは5層構造(アクリルとガラス)です。>フロントガラスの高さがあまりなくて見えにくそうです。
実際にコックピットに入ったことがありますが、操縦士が座った状態で、前方だけでなく側方もきちんと見えます。外から見るより高い位置にありますからずっと見やすいです。
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