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最初にお断りしておきますが、これは、フジコ・ヘミングさんを誹謗するものではありません。 音楽家(芸術家)としての あり方についての 私見です。

先月、彼女のコンサートに行ってきました。 友人に誘われたのです。日本、L.A. NYC あたりだと $100 ぐらいするそうですが、安かったし、私の住んでいる州にくるので(それなら行こうかな。)と思ったしだいです。
個人的には彼女のこと、(素晴らしいピアニスト)とは思っていませんでした。ただ、日本ではかなり人気があること。 You Tube で、(魂のピアニスト、だとか、鳥肌が立ちました。)などという感想があったため、(どんな演奏かな?)と、聴きにいきました。

はっきり申し上げて、ひどかったです。 ミスタッチだらけ。 ベートーヴェン の Moonlight Sonata 第三楽章にいたっては、ミスタッチだけでなく、テンポもめちゃくちゃ。 おそらく、あの速さの曲はひけないのだろう、と思いました。十八番の ラ・カンパネラは 上手に弾いていらっしゃいました。 Chopin のノクターンも Interpretation はほとんどなく・・・・。

音楽に全く詳しくない友人も「やる気のなさ、がわかった。」と言いました。でも、彼女はミスタッチはわからなかったそうです。(多分、ピアノを弾かない人はそうかもしれません。) 聴衆(98%日本人)は スタンディング オベーションをしていましたが、私は失礼ながら”座ったまま”でした。 お歳もいかれているので 仕方が無い部分もあるかもしれません。人間ですから”気分がのらない時”もあるでしょう。 でも、プロでお金をとっているなら、それなりの演奏をするべきだと思います。 過去の彼女のインタビューに ミスタッチを指摘された際「人間ですもの、間違えるわよ。」とおっしゃったそうですが、プロならミスタッチを聴衆に分からないようにするべきだはないでしょうか。

あくまでも、私の私見ですが、日本で大人気の disability のピアニストも もし、彼が健常者だったらあれだけの人気がでただろうか、と思います。

スポーツ選手も芸術家も ピークというものがあります。 それを、著しく過ぎた方は潔くRetire するべきだと思います。 
音楽に造詣の深い方、フジコさんの演奏をどう 思われますか?
彼女の演奏は鳥肌が立つほど、素晴らしいですか?

 私の感性がおかしいのでしょうか?

私は、ラン・ランのコンサートでは鳥肌がたちました。

質問者からの補足コメント

  • たくさんの方々から 色々なご意見・考え方を回答していただき、ありがとうございました。
    正直いって、こんなに反響があるとは 思ってもいませんでした。
    ”あなたの耳がおかしい。 だいたい、あなたは ラ・カンパネラ が彼女のように弾けるのか。偉そうに言うな。”
    などと言う ご回答があるかもしれない、と危惧しておりましたが、みなさん きちんと回答してくださってありがとうございました。
    結局のところ、「何を演奏家に求めるのか。」という問題だと思います。

    私は私で自分の感性を大切にしていきたい、と思います。

      補足日時:2017/06/16 23:20

A 回答 (12件中11~12件)

へえ。

テレビで聴いたのはうっとりするほど美しい旋律だったので、今はそんな感じなんですね。
まあ、辞めどきは難しいと思います。ファンがそれだけ集まるなら引退が正しいとは言い切れませんし、彼らはフジ子・ヘミングの人生に敬意をもって感動してるのかもしれません。
私は音楽が優れてなければ何も思いませんが、ミスタッチはよくあることですしね。
CDでもそのままになってる人いますし。
その辺は程度問題なので、やはり実際に聴いてみないと何とも言えません。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。

私の友人が私を誘ったのも NHK TV のフジコさんのドキュメンタリーを見たからなんです。 私もYou Tube
で観ました。 それで、(う~ん?)と思いましたが、失礼ながら (お年もお年だし。生で聴けるのは最後のチャンスかも?)と思い、彼女に「行ってもいいけれど、チケットの値段次第。」と答えました。 彼女の演奏に$100 を出す気は全くありませんでした。$50以下でした。

でも、勉強になりました。 物を買うときも ”セールだから。安いから”という判断基準で買ってはいけないんですよね。
どんなに高くても、自分が(本当に、価値がある。)と思えるものを買うべきなんですね。

別の意味で勉強になりました。

お礼日時:2017/06/14 22:33

私は、フジ子·ヘミングさんの演奏は聴いたことがありませんが、「魂のピアニスト」という時点で聴くきになれません。



日本では、「世界の」とか、「バーンスタインの秘蔵っ子」とか、「武満徹に認められたギタリスト」というように、プロになってからもそのフレーズがプログラムに書いてあったりします。

一般的に言って、日本人が「世界」というワードを持ち出す時は、日本がどの国とも国境を接していない「島国」だからだと思います。
また、同じ言語、同じ教育、同じような生活なので、自分はそうは思わなくても、周りに同調され易いのだと思われます。

演奏会に行くのは、詳しい人ばかりではないでしょうから、周りに影響されるのは仕方ないでしょうね。自分がないという裏返しでもありますが。

眼が不自由なTさんも、健常者であればここまで評価されるか疑問ですが、ショパンのピアノ協奏曲第1番のCDを聴いた印象は、「普通」でした。

演奏家を批評することは決して悪いことではないと思います。そうじゃないと、ある特定の「思惑」を持った人達にコントロールされかねません。

それが、ときの権力者だったりするわけです。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。


>演奏会に行くのは、詳しい人ばかりではないでしょうから、周りに影響されるのは仕方ないでしょうね。自分がないという裏返しでもありますが。

そうですね。多分ピアノを弾かない人、クラシカル ミュージックにあまり詳しくないお客さんは「いい演奏会だった。」と思って帰途についたかもしれませんね。
名前(人気)が先行しても、そういう人たちがクラシックを聴く きっかけを作っているとしたら それはそれで、彼女の存在価値はあるわけで・・・。

私もTさんの ショパンのピアノ協奏曲 No.1 を聴きましたが、途中でやめました。 まったく、感動しないんですね。 私は Martha Argerich の演奏が好きです。 あと、2015年のChopin コンクールで優勝した 韓国人の ピアニスト。 彼のタッチがすきですね。

まあ、音楽をふくめ、芸術は ”人の好みはそれぞれ” なので。

お礼日時:2017/06/14 22:23

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