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 どこの領域に質問していいか分からないので、こちらに質問します。

 小学校・中学校の理科解説書などを読むと、顕微鏡で見るためのプレパラートを作成する際の書きぶりは、概ねこのような感じです。「スライドガラスに水を1滴垂らしてから、試料を置き、水の中に空気の泡が残らないように静かにカバーガラスを載せます。ただし、水を吸うと破裂するような花粉などは水ではなく油を……。」。

 ここで私は何でかなと思いました。どうして水を垂らすのかなと。水を垂らさなくても、顕微鏡で見られるのに…と。この水を垂らす理由を教えてください。私としては、試料が乾燥しないように、あるいはスライドガラスとカバーガラスを一時的に密着させるためあたりかなと思いますが、詳しい方、本当の理由をどうぞご教示ください。

A 回答 (2件)

ガラスと空気では光の屈折率が大きく異なるため、光が通る時に屈折


したり反射したりするわけです。もちろん試料と空気の境目でも光が
屈折したり反射したりします。そんな状態ではチラチラと余分な光が
見えてしまって、試料の細かい構造を観察することが出来ません。

で、空気よりもガラスや試料に屈折率の近い水で覆って余分な屈折や
反射を減少させ、見やすくします。適切な色素で染色された試料な
ら、試料の水分をぬいてガラスの屈折率に近い溶媒や樹脂で封入して
やることで、さらに詳細に観察することも出来るわけです。バルサム
で封入した試料なんかはこちらになります。
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#1さんの回答でよいのではと思います。



空気の屈折率は1.0,水は1.33,ガラスは1.5ほどです。ガラスに近い屈折率の溶液で満たしてやらないと光が散乱し細部まで観察できません。

写真撮影をする場合には,もう少し屈折率がガラスに近い封入剤で封入します。

高倍率では,カバーグラスと対物レンズの間の空気も悪影響を与えますので,液浸レンズといいましてレンズとカバーグラスの間もオイルで満たして観察します。
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この回答へのお礼

 grumpy_the_dwarfさん、suiranさん、ご説明ありがとうございます。いろいろな本を読んでも、水を1滴垂らすことは書いてあっても、なぜ水を垂らすかが書いてないんですよね。

 顕微鏡で観察する際に、試料の回りに屈折率が違うものが複数あると、反射や屈折でかなり見づらくなるので、ガラスに近い水で代用するという訳ですね。

お礼日時:2004/09/16 17:40

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