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産経新聞のコラム”正論”の記事、九月十九日(火)のタイトルは『人間だけが「不倫」と騒ぐ不思議』でした。執筆者は動物行動学研究家・エッセイストの竹内 久美子氏です。

その冒頭部分を少し丸写しします。
 昨年初めの、いわゆる「ゲス不倫」騒動以来、私は「不倫」についてのコメントを求められ続けている。最近では特に、議員の不倫について聞かれる。「議員たるものが不倫なんかしていいんでしょうか?」と。
 この際、はっきりと言っておこう。単なる浮気(ペア外交尾)に対し、わざわざ倫理に反するなどと大騒ぎ。本来、いいとか悪いとかではない(むしろ動物として大変重要な)問題に対し、わざわざよくないという価値観を導入しているのは人間だけなのである。

そして続く小タイトル“いかに自分の遺伝子を残すか”では要約すると、動物はいかに自分の遺伝子を後世に残していくかが最大の課題であり、そのためにメスは出産・育児という仕事があるので、質のよいオスを選ぶことになり、オスにはそれがないので相手を真剣に査定する必要がないのだ、と言う。

続く小タイトル“夫婦で別行動は哺乳類で「異例」”での要約は、夫婦関係にある動物は四六時中行動を共にしているのが普通だが、人間はしょっちゅう別行動をとっていて異例だ。その別行動で何が起きるかは言うまでもない。と説明した後で、実は鳥も「異例」であって、人間そっくりで夫婦別行動。その際オスもメスも浮気に精を出す。そしてメスは亭主より「いい男」とのみ浮気する。オシドリでさえ毎年相手を変えていて、人間の浮気など実にたいしたことはないのである。

そして最後の小タイトル“倫理に訴えるのは真面目型の男”では要約すると、女の浮気はパートナーよりも「いい男」限定である。だから「冴えない男」たちは永遠に女の浮気相手とはならず、そこからやっかみが生じて「浮気はいけない」「倫理に反する」というプロパガンダを流し始めた。もっともすべての人間が浮気に精を出すわけではないが。昨今「不倫はいけない」と叫んでいるのは、この真面目型の男たちである。

と、論じています。

嗚呼、ムカつく。腹が立つ。
これが『正論』なんだろうか。
人の人間性はどこ行った!

乞う、ご意見!

質問者からの補足コメント

  • 質問してから一週間がたちます。質問者としては、いただいた回答にはすぐにお礼を云いたいところなのですが、それが出来ずにいたのでこの一週間は長く感じました。でもその分いろいろと考えることが出来ました。

    当初は、私の怒りに同調するような意見ばかりが、寄せられるのではないかと思っていたのですが、竹内久美子氏の意見を尊重する立場の回答も寄せられて、それは貴重なご意見となりました。

    大きなヒントとなったのが、竹内氏は自分の意見は“高度なジョークである”と云っているらしいことを知ったことです。ジョークであると云っているという事は、まともには受け取るなと云っている事になりますね。

    実際、竹内氏が自身で論じたようなことを、まともに人間にあてはめて考えているとは思えません。表現の方法はいろいろありますし、竹内氏は自身の表現のその方法は“ジョークである”と説明したのでしょう。

      補足日時:2017/09/29 18:25
  • ただ、質問で取り上げた竹内氏の文章にはジョークの要素は見受けられません。私の見立てはジョークではなくて“皮肉“ですね。

    情事というプライバシーの事柄に対して、社会性を持たせて事件のごとく取り上げ、大衆の関心を引くマスコミの、その手段に乗って大騒ぎしている世間を批判しているのだと思います。実は大騒ぎしているのもマスコミであって、世間はただその様子を見ているだけなのかも知れませんし。

    不倫はいけないと叫んでいるのは、大衆受けを狙うマスコミのような気がします。冴えない真面目型の男は羨ましがりはしても、不倫はいけないなどと叫ぶ? そんな元気ないでしょう。

    不倫が良くないのは、一般としては被害者が出た場合に限るのではないかと思います。

      補足日時:2017/09/29 18:50
  • 今回は、疑問を解消するきっかけを作ってくれたgouzigさんの回答が私にとってベストアンサーです。

    有難うございました。gouzigおじいさん!

      補足日時:2017/09/29 18:56

A 回答 (23件中1~10件)

まったく支離滅裂の駄文ですね。



>人間だけが「不倫」と騒ぐ不思議
人間だけが「結婚」するから不倫が問題になるのです。

不特定多数と関係を持ちたいメスは、特定のオスと結婚しなければいいだけです。
その責任を果たさないで不倫を行うから、その無責任な人間性を非難されているのです。

>昨今「不倫はいけない」と叫んでいるのは、この真面目型の男たちである。
男が非難の声をあげるところよりも、女が非難しているほうが圧倒的に多いと思うのですが。
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この回答へのお礼

浮気と不倫を辞書で確認しました。
浮気は軽い気持ちで、と云う表現がありました。遊び心と云ってもいいようにも思います。
対して不倫は、身も心もと云った感じに受け止められました。

女性の非難の声が多いのは、女性の方が身も心もと云った思いが強いからではないか、なんて思います。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:06

この竹内久美子氏はず昔から論調が変わらず、多方面から批判の多い方みたいやね。



動物の都合のいい部分だけを人間社会に当てはめて、人間の欲求を正当化してるだけのように見えます。

欲求を理性と倫理で抑えるから人間であり、それがなければただの猿です。

つまりこの竹内氏は動物を研究しすぎて、人と猿の区別がつかなくなったのかもしれません。

「猫の子殺し」「熊の子殺し」など、動物世界には浮気は存在するが、浮気をするとその前に産まれた子は殺す習性があります。
そこは都合よく見ないふりをしてますね。

つまり産まれてきた子の事は何一つ考えていないのでしょう。
動物も浮気をするから、人間も浮気してよし。
動物も子を殺すから、人間も子の生きる権利はなし。
竹内氏はそう考えているただの猿です。
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この回答へのお礼

人と猿の区別がつかなくなったとまでは思いませんが、そう云いたくなる「正論」ですね。

確か、浮気相手の子を殺すのはその子の母親ではなく、オスの方ですよね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:13

昨今「不倫はいけない」と叫んでいるのは、


この真面目型の男たちである。
  ↑
いかにして自分の遺伝子を残すか、という
点からいえば、男の不倫は当たり前だ、という
ことになります。

女子はどうか。
女子には妊娠、出産、育児がありますから、その間は
働けない。
だから、男とやりまくるよりも、自分を愛し大切に
してくれる男を一人確保するのが合理的だ、という
ことになります。

不倫がいけない、というのは次の理由がある
からです。

男の不倫がいけないのは、女子子供が食べていけなく
なるからです。
その危険性があるからです。

女子の不倫がいけないのは、産まれてくる子が、
夫の子か否かが、判らなくなるからです。
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この回答へのお礼

男の不倫のいけない理由、女子の不倫のいけない理由。これはもっともなことだとは思いますが、そればかりではないようにも思います。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:20

人間の浮気など実にたいしたことはない。

。???

実に大変な問題である事がお分かりではないようだ

その理由
不幸になる人が出るからです
傷つく人が出るからである

だから浮気は悪と断定するのです

盗人は盗人を擁護するものです
詐欺師は詐欺は たいした問題ではない と言うものです

不倫男は 不倫は たいしたことじゃない といいます

人の不幸をおちょくる クズにならないよう 願います

理性 道徳 人間性 もう一度学習しましょう
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この回答へのお礼

私(質問者)に対する忠告のメッセージならば、見当違いですと云いたいですね。
そのように読み取れる文面ですから。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:24

生育に期間のかかる種では、一夫一婦制の生物は多いです。


安定した育児環境を守るため。
「優秀なオスの遺伝子うんぬん」というのは、受精までの話です。
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この回答へのお礼

その先も聞きたいです。

お礼日時:2017/09/22 20:49

根本的な視点が欠落しているように思います。



憲法学者が、自衛隊の存在を違憲と主張しますが、
では、日本を外敵から守る方策は?となると、
答えを所持しない。

この方は、動物学者であるから、その視点でしか人間を
見ることが、出来ない。

人間が、何故人間で、他の動物の上に君臨し、
何故、繁栄しているのかの視点が、欠落している。

人間と動物を区別しているものへの洞察が欠落しているので、
このような底の浅い論になる。

人間を特別視して、自然を征服するものとする西洋的な
思考は好みませんが、それでも、「人間を人間たらしめている倫理等」に
ついての考察も全くないので、評価に値しない、底の浅い
評論に成り下がっている。

これでは、日本の憲法学者と同じレベルだ。
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この回答へのお礼

全くご指摘のような「正論」になっていますね。

ただ私はなんでこうなるの?と云った気持ちが湧くので、それで質問としてみたのです。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:29

#5の者です。



>その先も聞きたいです。

浮気や不倫がどうこういうのは、オスとメスだけの話であり、
そこに生まれた子供の視点が欠けています。
特に人類は、遺伝子による世代間伝承よりも、生後の刺激に
よって形成される脳のニューロネット=精神活動が主要な
能力である以上、「生後の生育環境」=家庭教育が重要
なのです。
ちなみに、「脳のニューロネットの伸張」は生後生後数週間
(せいぜい数ヶ月)の五感の相関した刺激によって行われ、
学校教育では遅いのです。
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この回答へのお礼

やっぱりよく分かりません。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:30

御本人が、自らの書くものは、高度なジョークだとおっしゃっていますから、真に受ける方が悪いと言う事なのかもしれません。

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この回答へのお礼

成る程!貴重な回答です。

これはジョークだと説明しなければならないとするならば、それはジョークとは言えないのではないでしょうか。
今は、この「正論」はジョークではなくて“皮肉”であると受け止めています。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:36

こんにちは、yy8さん。



人間を続けますか?それとも人間やめますか?
という内容なんぢゃないの?

人間やめたい人や、そもそも人間に成り切れていない人は、
こういうのを喜んで読むのでせうね。それだけです。

___________


さういへば【不倫】を絶滅させるために、
江戸時代のやうな【姦通罪】を復活させてはどうか、
という立案もありますが、


それは確実に違う、と思ひます。
そんなことをしたら刑務所はすぐに満室になり、
増設しなければならなくなるでせうし、
結婚率はますます下がると思ひますので。
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この回答へのお礼

姦通罪がなくなったという事は、不倫は社会的に認められているという事ですよね。
犯罪ではないと。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:50

米国在住です。



たまに、日本に帰ると、日本中が一つの流行に沸き返っていて、驚くことがあります。随分前でしたが、”失楽園”なる、ドラマが流行っていて、不倫が市民権を得た様子を見て、驚愕したことがあります。

正論といえば、若い時に出会った二人が、いくばくかの困難を克服して結婚し、子供を育て、一緒に老いて行き、金婚式も無事に済ませ、亡くなる時にも、一日しか死亡時刻が違わなかった、というのが、米国では、現在でも、”是”とされます。最も幸せな結婚の形、という意味で。Love of one's lifeを見つけることのできた、素晴らしい一生だった、と。

日本では、どうなんでしょうね。

何が是とされるかわからないと、ブレます。

いろんな人が、いろんなことを言って、意表を突こうとします。でも、人間の深層にある幸せへの憧憬は、なん百年経っても、変わるものではないと、私は思うのです。夫一筋、妻一筋、という人たちの、素晴らしさが、もっと、讃えられて良いのです。

私は、不倫は時間の無駄遣いだと思います。
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この回答へのお礼

『契約』
この言葉を思い出しました。

思うところ多々あります。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/29 10:53

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