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昨年度の学習院大学の入試問題なんですが、第一問の仏文和訳で困ってます。

最初の2文なんですが、(事情により、セディーユは省略し、アクサン記号はアクサングラーヴは外し、右隣に記号をおきます。それ以外のアクサン記号は省略します。eg.Francais, premie`re)

J'avais dix-huit ans et je quittais la France pour la premie`re fois de ma vie. Sur la plage de Nice, j'avais fait la connaissance d'une femme, une Francaise, qui vivait la` depuis plusieurs annees avec son mari et s'appelait Mireille.


訳すと、私が18歳だった時、私は人生で初めてフランスを離れた。ニースの浜辺で、私は数年間そこに夫と住んでいたミレイユという名前のフランス人女性と知り合った。

となったんですが、どう考えても「フランスを離れた」のあとに「ニースの浜辺で」とくるのがおかしいです。辞書を引いても他の意味は無く、答えも持ってないので更に困ってます。

結局、この文は何と訳すんですか??

A 回答 (32件中31~32件)

ご都合で一時停止に入るとのこと。

マナーからみても、別に質問を立てた方がよいとわたしも思います。
とりあえず返答しますが、急がずお読みください。

PunPiPonさんにお応えをいただき、さらに大きな溝を見出しました。
自由間接話法と説明・原因の半過去との混同は起こりやすいので、わたしも注意を怠らない点です。
  Je decrochai le telephone : J’etais navre, je m'excusais, mais un rhume m'obligeait à garder le lit.
>(電話がかかってきて、)それを取って言い訳というか理由を述べている
とPunPiPonさんはおっしゃいますが、ここは、《私》の喋った現在形のセリフの引用だから自由間接話法で半過去形になっている、というただそれだけなのです。
なるほど、風邪で起きられないというのは言い訳っぽい内容ですから、maisの後は直接話法で括弧に括られていても説明の半過去だったかもしれません。しかしいま、すくなくとも自由間接話法のディスクールの中に置かれているわけです。

これを受けてフランソワ・ボン風に書いたのはこうでした。
  La pendule a sonne. Ma montre n'ETAIT pas a l'heure. Peu importe. J'ETAIS navre, je m'EXCUSAIS, mais un rhume m'OBLIGEAIT a garder le lit.
「置き時計が鳴った。ぼくの腕時計は合っていないのだな。どうでもいいか。すまないな。ごめんね。ぼくは風邪で寝てるんだ」
おや、訳すと往年の米国SFの翻訳文みたいになってしまいましたが、口調を変えれば笙野頼子か金井美恵子か町田康か知れたものではありません。デートをすっぽかしたんでしょうか。裁判所の召喚なのに逃避しているんでしょうか。
> 自身が《 Je suis navré, je m’excuse, ~》と考えるのでしょうか?それとも独り言として呟いているのでしょうか?
さあ? 考えるのか呟くのかを作家も書きたくないから、内容のみを引用するという粗野な手法をとるのでしょう。

PunPiPonさんは、すまない・ごめんねを省き、次のようにすると自由間接話法らしくなると考えておられますね。
>「置時計が鳴った。腕時計が遅れている。どうでもいいや。風邪でベッドに寝ていなければならないんだから。」
しかしこうすることで、むしろ二ヶ所の半過去は、状況ないし説明・原因の半過去の可能性に近付いているといえます。
  置時計が鳴った(認識事実)
  腕時計が遅れていた(継続的状況)
  どうでもいい(思考の挿入)
  風邪でベッドに寝ていなければならないから(どうでもいい原因)
となりませんか。つまり、引用の雰囲気がぐんと下がり、地の文かもしれない、すなわち著者のディスクールでありjeのディスクールではないかもしれないのです。
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サイコロさんご無沙汰していました。


〉郵便でチェスでもするように~
これいいですね。お言葉に甘えてゆっくりとお話していきたいと思います。

第一問
〉半過去は過去だから、完了のニュアンスを含んでいて当然である……ということですが、これなら、継起の動詞だけ、単純過去と複合過去を使えばいいのでは?と切り返されるように思います。
↑↑上手く説明できていなかったみたいです。もう一度説明させてくださいね。一部同じことを繰り返すかもしれませんが。

半過去の本質は「すでに過去となってしまった行為または状態を(過去のある一時点において)未完了な形(aspect d’inachevé)で表現する(énoncer)」となるでしょうか。この「過去のある一時点での未完了な形」が「継続性(aspect de continuité)」とか「持続性(aspect de durée)」をも表すのだと思います。

絵画的半過去と呼ばれる用法は、本来単純過去や複合過去で表せば十分な完了した行為を、未完了な形(状態)で表すことで、読み手をそこにとどめ、ある種の関心や好奇心や、または期待の中に導き、それによってまさに生き生きとしたドラマを眼前に浮かび上がらせるのではないでしょうか。

〉継起の動詞だけ、単純過去と複合過去を使えばいいのでは?
↑↑単純過去や複合過去で出来事を表していくと、読み手はそこでとどまらずに、物事の継起を一緒になって追っていくのではないでしょうか(話がどんどん進むパターンですね)。 これに反して、絵画的半過去は読み手をとどめるか、または少なくともゆっくりとスピードダウンさせる効果があるのだと思います。

第二問
〉なるほど。が、meとは、
・過去を思い回している語り手ですか?
・それとも、思い返されている語り手ですか?
↑↑正直申し上げて、確かに区別は付けていませんでした。サイコロさんからのご指摘を受け、つらつらと考えたところ、この文章《 Nous partions ; ~》から考えるならば「過去を思い返して今この文章を書いているme」です。

確かに《 Bientôt 》は悩ましいですね。《 Dès que nous sommes entrés dans ~ 》ではないですもんね。この田舎道に入ってから「直ちではないけどすぐ」だから「間もなく」の方がいいですかね。

〉それにしても、どんな状況なんでしょうね、田舎道は。鳥や虫よけの囲いが畑にかかっているのかもしれませんが、大人にしてみれば、通りにくい不便な道でしょう。
↑↑私は《 clos 》を「囲い地」としました。これは文字通り《 clore 》された《 terrain 》だと思います。ここでどのように《 clore 》したかは分かりません。生垣で《 clore 》したのか、また板や棒を用いて柵などの格好で《 clore 》したのかは分かりません。ただ周りの他の《 terrain 》と区別するために《 clore 》したのでしょう。その中で何をしているのか、野菜でも栽培しているのか、それとも鶏でも放し飼いにしているのか。詳細は分かりませんが、のどかな田園風景の一こまでしょう。私の頭の中では次のような情景が浮かびます。
我々が入った田舎道は、曲がり角のところから始まりますが、その時点では両側が囲い地となっています(つまりこの田舎道の両側に生垣や柵などが続いています)。大人ならば生垣や柵越しに囲い地の中で何があるのか分かるのでしょうが、子どもたちにはよく分からないかもしれません。そしてこの田舎道を行くと、いつからか囲い地の生垣や柵がなくなり、両側に広々とした畑が広がるところに出てきます(日本風にいえば、田んぼのあぜ道のようなものでしょうか)。そして我々はカーブのところでこの田舎道を続けていくことを止め、道から両側に広がる畑の中に降りた(入った)のではないでしょうか。降りた理由は、畑で遊ぶためなのか、それとも家に戻るのにショートカットするためなのかは分かりませんが。ですから《 quitter la route 》なのでしょう。このような描写が浮かびます。

>それとも《 Nous partions ~ 》 以下を過去の習慣とするのはありですかね。
しかし、耕されているという細部が書いてあります。年中、畑が耕されているわけではないでしょうから、やはり、絵画的半過去でとっておくのが、よいのじゃないでしょうか。
↑↑ごもっともです。お恥ずかしい限りです。
ここの土地の農業カレンダーが分かりませんが、《 terres labourées 》とあるからには季節は春先、犂などで畑の土が耕起され、これから畝立てや播種を待っているところですね。

あと、《 charmants 》を私は「感じのよい」とし、サイコロさんは「魅力的な」と訳されました。これに対してこの学者訳では「美しい」となっていますが、「美しい」ではどうしても《 beau / belle 》が浮かぶので、私的には少しおかしいかなと思っています。「美」には親しさはあまり感じないからかもしれません。

またよろしくお願いします。
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