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DVDを見てすっきりしないところがあるので質問させてください。
フロドはなぜエルフやガンダルフ達と共に旅立ったのでしょうか?
エルフの乗る「最後の船」ということはもうホビットの村には戻ってこないつもりなのでしょうか?
冒険好きのビルボのように、ただ単に、旅行(冒険)に行くという意味?
 友人は、フロドが滅びの山で一時的にでも指輪を自分の物にしようとした自責の念から村を離れるんじゃない?と言ってます。
みなさんはどのように思われますか?

A 回答 (5件)

この映画は「原作を読んでいること」を前提としていますので、原作を読んでいないと、理解できない部分があります。



以前私がここで書いた解答を下にコピーしました。間違いがあったところは訂正しております。



ネタバレがあります。

小説をこれから読もうという方は、
つまらなくなるので読まないほうが良いかも知れません。
ぜひ読まないでください(^^;


原作、その他を読まないと絶対に分からないのですが、エルフたちとともに中つ国の西にある「アマン」という島へと向かいました。長くなるので詳しい説明は避けますが、まあエルフの聖地だと考えてください。
エルフは寿命で死ぬことがないので、人生に疲れたりするとアマンを目指します。
指輪所持者だったフロドも疲れ果てていました。スメアゴル(ゴラム)のように指輪所持者だったものは長命を得ますが、同時に精神的ダメージを蒙ります。
普通ならエルフ以外はアマンへの船に乗ることはできないのですが、叔父ビルボ同様、フロドは指輪所持者としての傷を癒すため(説明が簡単すぎ?)、アマンへ行くことを許されます。
ガンダルフは、神の使い(映画の時代より大昔、中つ国の危機を救うために使わされました)なので、アマンに行くことに何の問題もなかったと思われます。

なぜみんながアマンを目指したか・・・
エルフたちもガンダルフもフロドも、疲れきっていた…
いわゆる「燃え尽き症候群」ですね。
簡単に片付けすぎですね(^_^;

一説によりますと
実は指輪の消滅が「神話の時代の終わり」だったからだとも言われます。
神ではなく、人(エルフ、ホビット、オークなど)の支配する、新しい時代がやってきていたのです。
その辺縁にフロドたちは生きていました。
世界を支配していた魔法的な象徴のすべては、消え去るべきであったのでしょう。ガンダルフもフロドもそれを理解し、中つ国から去ることにしました。

ほんのすこしの間、指輪を所持したサムは、というと、最後にはアマンへ向かうことになります。
本当に少しの間の所持でしたので、ダメージは小さく、彼はホビット庄で長い人生を送りました。しかしながら指輪を所持者であった苦しみが、結局サムをアマンへと向かわせるのです。
サムがホビット庄を去ったことで、すべての指輪の所持者が中つ国から去って、中つ国の神話がすべて終わりをむかえました。、(レゴラスとギムリはもっと後でアマンへ向かいました…)

長文ですが、語りきれない部分が多いのです。ぜひ原作を読んでいただいて、自分なりの回答をお持ちいただければと思います。
実のところ、私は映画でのフロドの荷う指輪は、原作の指輪よりも軽く感じました。指輪はもっと重苦しくフロドを痛めつけます。それを支えるサムのけなげさ……
フロドがかっこ悪い、という人もいるのですが、私はフロドは「喪失」の英雄だと思います。(指輪の仲間は母国での名誉や地位、幸せな家庭を得ますが、フロドだけはホビット庄での名誉もなく、指を失い、体と心を病んで、ついには国を去って行きます)

今これを書いていて、原作はすごいと改めて思いますね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

たしかに、あれだけ長いお話を映画にしたので省略しないとならないところもでてくるんですね。
指輪を持つことが(短期間のフロドにとって)そんなにダメージを与えてるとは思わなかったので、何年もたってから旅立つなんてどうしたのかなーと思ったんですよね。

・・・ということは、物語の中では、世界は中つ国だけではないということですよね。サウロンは中つ国だけを支配しようとしていたんでしょうか?もしかして全世界?

ぜひ原作を読んでみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/16 09:38

#1です。


指輪物語の世界は
「指輪物語」(追補編も含む)
「ホビットの冒険」
「シルマリルの物語」
を読むとほぼすべてを理解できます。

1)惑星の中央に中つ国(Middle-Earth)が 創造神であるエル(イルーヴァタール)のしもべたちによって作られました。
この中つ国にすべてのものが生まれます。
(エルフもドワーフも中つ国で生まれました。)
中つ国は世界の中心であり、そのすべて といっても良いと思います。

2)アマンは悪神(メルコール、後のモルゴス。サウロンの主)の支配下となった中つ国に住むのをあきらめた神(ヴァラール)が住むことにした島です。
エルフは死んでもその魂がアマンに渡り、そこで暮らします。(人間として復活し、中つ国で暮らしたエルフもいます)生きたまま渡れる天国みたいなものです。

3)エルフたちはヴァラールに誘われてアマンに移住しましたが、旅の途中で中つ国の西にとどまった者(レゴラスの一族です。エルロンドの先祖もそうです)、ヴァラールを恐れてアマンに行こうとしないものが、中つ国に残りました。後にアマンから中つ国に帰還したエルフもいます(エルフの奥方、ガラドリエルがそうです)。

4)アマンにいるヴァラールが、サルマン、ガンダルフなどの魔法使いを遣わしました。

5)アマンと中つ国の間には無数の島があり、魔法で行き来できないようにされています。おそらくヴァラール、エルの許しのあるもがそこを無事に通れるのでしょう。

6)ヴァラールはアマンから軍勢を中つ国に送ったことがありますので、軍勢が西の海を渡ることのできる方法を見つけられれば、サウロンはアマンまで軍を送ったかもしれません。

7)映画の舞台となった「指輪戦争」は中つ国の北西部で行われた戦争です。巨大な象ににた「じゅう」(ムマキル)はサウロンの支配下の南方の種族が連れてきました。また東もサウロンの支配下にあり、軍を派遣していました。

おおよそこのような感じです。疑問はとけたでしょうか?
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この回答へのお礼

詳しいお話ありがとうございます。
原作を読んでみることにしました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/10/01 14:15

no.1の方のお答えでほとんど回答が出てしまっていると思いますが、補足で・・・。


フロドが旅立った理由は、指輪を持っていたことで受けた痛手、ナズグルの首領に黒の剣でアモン・スールで刺された一生消えることのない傷(一作目で裂け谷でガンダルフが「あの傷は一生癒えることはない」と言っていますし、三作目の最後の方でフロドがホビット庄でナズグルに刺された傷が痛むと言っていましたよね)を癒すことができるのは、エルフたちの船が行く神々の国に行くことだけだったから、です。
原作を読むと、シェロブに刺された傷、そしてゴラムに噛まれた指の傷もまたフロドを蝕んでいたということがわかります。
フロドが指輪によって受けた傷というのが、映画だと少しわかりづらいかもしれません。フロドは指輪を持ち続けることによって、程度の差はあれ、ゴラムと同じように指輪に執着するようになってしまいました。その指輪を失った空虚さを埋めることは、中つ国に留まって今までどおりの暮らしを続けることでは決してできないことだったと考えられます。
フロドの前に指輪を長年持っていたビルボについても同じことで、灰色港に向かう馬車の中でさえ、「わしの指輪にもう一度触りたい」と言葉を漏らしていました。一度指輪を持って執着してしまった者にとっては、指輪を失った喪失感という傷は一生消えないのです。
だから、唯一その苦痛を癒すことのできる神々の国へ渡り、そして二度と中つ国には戻っては来ないのです。

また、映画では原作とは少し違う解釈をしていると思いました。
no.2の方が「不死の国へ行く」=「あの世へ逝く」ということをおっしゃっていますが、映画ではまさにそのような解釈をしていると私は思います。
ガンダルフがピピンに死後の世界について語るその光景が、まさに原作でフロドが最後に見るアマンの光景の描写そのままなのです。主題歌INTO THE WESTでもこのガンダルフの台詞と同じ歌詞が出てきます。
原作とは少し違う解釈なのですが、フロドたちが「あの世」へ行くということは、他の仲間たちもいつかはフロドと再会できる、という解釈にもつながると思うので、これもまた良いのではないかと私は思っています。
(原作どおりだと、西へ向かわなかった仲間たちとは永遠に会えないことになってしまいますから・・・)

ちなみに映画ではサムはエルフたちの国へは行かないのではないかと私は思っています。
原作でサムが西へ行く理由も、指輪を持ったことによる苦痛が癒えなくてというよりは、フロドに会いたかったからじゃないのかな、と思えます。もし映画の「西へ行く」=「死」なのだとしたら、エルフの船に乗らなくてもいつか再会できるのだとも考えられるからです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
フロドも傷をおっていたんですね・・・・。
短期間だったので、ゴラムほどではないと思っていましたが。
エルフの国では癒されるというので納得がいきました。映画の中で中つ国に住んでいたエルフたちは、サウロンが滅んでいないことを知っていたので、残っていたのでしょうか?いろんな種族の上にさらに神が存在するのですね。
奥が深いです。
がんばって原作を読んでみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/16 09:50

原作を読んでいませんが、私の同じような疑問に詳しい方から説明してもらったことです。



エルフは元々中つ国の住人ではないのだそうで、
その船で行く国がエルフの世界だそうです。
ガンダルフは神の階級の中の一つに位置する者で、中つ国の問題をおさめるために使わされた中の一人だそうです。その一人にサルマンも入っていたそうです。

中つ国に平和が訪れたのでもうそこに留まる必要が無い為エルフは全員自分達の国に帰るのだそうで、その最終便の船だそうです。
フロド達がエルフの国行く理由は先に回答されているように、指輪の影響によって蝕まれた体を癒すためで、もともと帰ってくる予定はなかったと思います。
また、レゴラスはその船には乗らず中つ国に残り、旅の仲間であったアラゴルンが生をまっとうしたあとに戻ったそうです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私と同じような疑問を持った人がいたんですね~~。
周りにロードの映画ファンはたくさんいましたが、みんなあまり疑問に思わなかったみたいで、きいても、ピンとくる答えじゃなかったので、ここで質問させていただきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/16 09:44

おもしろいです。

この質問。
#1さんの回答、かなり興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます(^-^)

すでに詳細な正しい回答が出ていますが、
おもしろいので参加させてください。

私は原作を、まだ読み終えていません。
映画を見たときは、本に手をつけてすらいませんでした。
なので、原作を読んでいないものとしての解釈を書かせていただきますね。

私はこう解釈しています。
フロドはもう、戻ってこないのだと。

というのも。
最後にホビット庄に戻ったフロドは、
「今でも傷が痛む」と言っていましたよね。
そのフロドが、「最後の船」に乗っていく先が
「不死の国」。

不老不死の身をもつエルフや、
賢者であるガンダルフが、不死の国へ行っても、
また戻ってこられるのはわかります。
でも、フロドは限りある命を持つ、ホビット。
限りある命の者が「不死の国」へ旅立つということは、
こちらの世界で言う、「あの世へ逝く」のと
同じようなことなのかな、と。

#1さんの回答を読んでいると、
若干違っていたことがわかりましたが。
いかがでしょうか?

原作のほうも、世界観が壮大で、奥が深くて、
面白いですよ。
時間があったら、読んでみてください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私も映画で見て、「最後の船」というのがひっかかっていたんです。もう戻ってこないのかなーーと。
冒険好きのビルボのように、また戻ってきた執筆するのかと思ったら、本をサムに渡しちゃうし。

ぜひ原作を読んでみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/16 09:41

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