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No.2
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新感覚派
しんかんかくは
文学流派。1924年(大正13)10月に同人雑誌《文芸時代》(1927年5月終刊)が創刊され,そこに結集した横光利一,川端康成,中河与一,今東光,片岡鉄兵らがこの名で呼ばれ,表現技法の革新を行った。命名者は千葉亀雄で《世紀》24年11月号誌上の文芸時評で〈新感覚派の誕生〉をうたったことによりこの名が文壇に定着した。代表作には横光の《頭ならびに腹》(1924),川端の掌編小説集《感情装飾》(1926),中河の《肉体の暴風》(1929)などがある。ポール・モランの影響があげられ,またプルーストやジェームズ・ジョイスの技法が援用された。当時文壇を二分していたプロレタリア文学の作家にも影響力を持った。ただし,前衛的な表現技法の末梢感覚に走った結果,比較的短期間で新鮮な魅力を失って腐食し,人間解体の欠陥が露呈された。最も長期にわたってその本質を生かし続けたのは川端で,その頂点に位置する作品が《雪国》(1935-47)である。横光は《機械》(1930)で成功したのち,純粋小説の方向をたどった。
無頼派
ぶらいは
第二次世界大戦後の一時期、旺盛(おうせい)な活躍ぶりをみせ注目を浴びた太宰治(だざいおさむ)、坂口安吾(あんご)、石川淳(じゅん)、織田作之助(おださくのすけ)、田中英光(ひでみつ)らを核とする一群の作家たちに与えられた名称。彼らは昭和10年代に作家としての位置を確保しており、反俗、反秩序を基とする無頼的姿勢もすでにその時期に固まっていた。戦後それが一挙に噴き出したといえるが、大別すると二つの傾向がある。下降的な姿勢――破滅へ向けての生活無頼にウェイトのかかっている作家と、在来のリアリズムの否定――新たな方法の追究にウェイトの置かれている作家とである。前者に太宰、坂口、織田、田中ら、後者に石川、高見順、伊藤整(せい)らがいるが、無頼派としての主流的存在は前者であった。
[島田昭男]
たんび‐は 【耽美派】
解説・用例
〔名〕
耽美主義をおし進めた芸術上の人々。フランスのボードレール、イギリスのペーター、ワイルドなどを代表とする。わが国では、明治末期に森鴎外、上田敏などによって紹介・先導され、雑誌「スバル」「三田文学」や第二次「新思潮」を拠点に、北原白秋、木下杢太郎、永井荷風、谷崎潤一郎などによって継承推進され、芸術上の開花を見た。唯美派。
[日本国語大辞典]
No.1
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