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初めまして^^最近講義でピーターパンシンドロームの話を聞きました。大人になりきれない大人。
そして思いました。大人になるって何だろう、と。
そこで、大人になるということについての考察や考えがつづられている書物を教えてほしいのです。
自分が所持しているのは
「大人への条件」小浜逸郎
「大人になる前にしなければならない50のこと」中谷彰宏
「大人になるためのステップ」奥井智之
「大人になることのむずかしさ」河合隼雄
です。
長田弘さんの「あのときかもしれない」は絶版で残念でした、、、。

小説なども大歓迎です!
それではよろしくお願いいたします

A 回答 (6件)

「バイブル」というからには1冊を上げなければならないのでしょうが、それはやはり難しいようです。

またご質問の趣旨ともかけ離れてしまいそうですがご容赦ください。

 中学生の時、読書のきっかけになったのは、兄(高校生)の本棚から借りて読んだ「斜陽」(太宰治)でした。 でも印象に残っているのは主人公のお母さまが庭の繁みでおしっこをするシーンだけでした。あと三島由紀夫の「永すぎた春」「潮騒」なども読みましたがやはり性的な場面ばかりが何故か印象に残っていました。いずれも高校・大学時代に再読したとき初めて小説の全体がわかったような気がしました。性への目覚めが大人への始まりということでしょうか。

 その後高校時代に石川啄木の「・・空に吸はれし 十五の心」、「次郎物語」(下村湖人)の中の朝倉先生と次郎のやりとりの中の「ミケランゼロの挿話、人間の心の鑿は彫刻家の鑿とはちがって・・・」、「あすなろ物語」(井上靖)の「トオイ、トオイ山ノオクデ、フカイ雪ニウズモレテ・・・」、「デミアン」(ヘッセ)の「鳥は卵からむりに出ようとする。卵は世界だ。生まれようとする者は、ひとつの世界を破かいせねばならぬ・・・」とかその他の多くの小説に出会い、将来への夢と不安、青春とか恋愛とか戦争とかについて自分なりの考えを持つようになっていきました(もちろん小説だけじゃありませんが・・)。

 最近の小説では保坂和志の作品群が「大人と子供の違いってどういうことだろう」って考えさせられました。
『季節の記憶』の中から「子どもが泣く、のと大人が泣くのは違うんだって。・・・」、
 『カンバセイション・ピース』の中から「・・・簡単に「成長」ということで片づけてしまうけれど、子どものときに感じていた夜の怖さを大人になって克服している理由を誰かが明快に証明しているのを私は今まで読んだり聞いたりしたことがない。」、
 『<私>という演算』の中の『十四歳・・・、四十歳・・・』という小論の中から「・・・現実には十四歳という年齢は、男も女も大人と同じようにセックスできるほどに発達しているし・・・中略・・・。・・・十四歳自信が自分の中で起こっていることをじゅうぶんに対象化できるだけの論理的な思考力を持っていない。」

 「大人になること」ってやはり哲学的な永遠のテーマだと思います。大学講座のテキスト的な本だけでなく「文学」や「哲学書」を併せて読むことが必要で、それでも永遠に答えが出ないものなのかもしれませんね。

 長文で申し訳ありませんでした。
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この回答へのお礼

自分のくだらない疑問にこんな長文有難うございます!^^
最初の方にあげられているのは本当に有名な作品ばかりですね。とはいっても読んだのは斜陽のみですが、、。^^;
保坂和志さんですか~自分は寡聞なのであまり作家さんのお名前など知らないのでこうして具体的に上げていただくとありがたいです!
しかも『季節の記憶』『カンバセイション・ピース』『十四歳・・・、四十歳・・・』どれも面白そうで興味をそそられます!
すぐに探して読んでみますね!
有難うございました!^^

お礼日時:2004/10/24 00:50

トルストイの「人生論」はいかがでしょうか?


私にとっては、かなり難解で悪戦苦闘しました。
ただ、印象にのこっているのは、
人間は誰しも幸福を希求する権利がある。
ただ、個人の幸福を希求することによって、
他者の幸福を希求する権利を妨げてしまうことに
なりうることもある。さて、どうしたらいいのか?
答えは、相手の幸福を互いに考える。
そういった、論旨でした。
大人になることもそうですが、人として、
大切なことではないでしょうか?
ぜひ、ご一読を。
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この回答へのお礼

お返事有難うございます!^^
僕、こういう人生論や幸福論的な本大好きなんですよ!
トルストイの本ですし確かにすべて理解するのは難しそうですがぜひ読んでみますね!
有難うございました!

お礼日時:2004/10/30 08:43

私は、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」に、少年・青年の視点から「大人になること」について書かれていて、また違った面白さがあると思います。

ほかにも、庄司薫:「赤頭巾ちゃん気をつけて」や村上春樹:「ノルウェイの森」などもいかがでしょうか。いずれも、主人公が少しずつ大人に近づいてゆく様子が描かれています。親しみやすく読みやすいのも魅力です。
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この回答へのお礼

回答有難うございます!
ノルウェイの森もライ麦畑でつかまえてもよく知ってるんのですが未読でした!お恥ずかしい、、。
赤頭巾ちゃんに気をつけて、は知りませんでした、、。
親しみやすく読みやすいものをわざわざ上げていただき有難うございます!必ず読みます!有難うございました^^

お礼日時:2004/10/24 00:41

時代背景も、主人公も全く自分とは違いますが・・・



愛と性、孤独、希望、挫折、etc.
様々なことを考えさせられた小説
五木寛之「青春の門」

高校時代に読みました。
映画も観ましたが、やはり小説でしょう!
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この回答へのお礼

お返事有難うございます!^^
青春の門ですか!これも名前だけは聞いたことがありましたが未読でした!
愛と性、孤独、希望、挫折、どれも大人になるときに経験することですね、、。いや、そうとも言い切れませんが、、。
とにもかくにも読んでみますね!学問書以外のこういった作品の紹介は助かります!有難うございました!

お礼日時:2004/10/22 23:30

大人とといってもたんに歳の話ではなくて


大人だ、子供だという表現のしかたであらわされる資質とか性格とか
精神状態ですよね。
絵本作家の五味太郎さんは
「子供には経験と金がないだけで大人も子供も一緒だ。」と
おっしゃられていましたが。

ご質問の趣旨とは違うかもしれませんが、
大人になるって?といわれて真っ先に思い浮かんだ本です。
どちらかというと「大人になりたくない」人の話になりますが(笑)。
ちょっとでもご参考になれば幸いです。

「七胴落とし」(神林長平・早川書房)
別世界の日本が舞台の小説です。
ここでは人間は全部テレパシーなどの超能力を持って生まれてきて、
子供達はその能力を自在に使って日々を過ごします。
そして、その能力がある日突然消えてしまう瞬間をもってその子供は
「大人」になったとみなされる世界なのです。
そんな世界の中で、もう「大人」になっていないとおかしいくらいの
年齢になっても超能力の消えない人たちがいます。
そういう年齢は「オトナ」なのに「コドモ」な主人公は・・・。

機会がありましたらどうぞ。
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この回答へのお礼

お返事有難うございます!
>子供には経験と金がないだけで大人も子供も一緒だ
なるほど~言われてみればなかなか穿った発言ですね~ふむふむ。
七胴落としは全く知りませんでした!あらすじを見る限りでは面白そうですね~^^
ぜい読みます!
回答本当に有難うございました!

お礼日時:2004/10/21 21:50

大人になるということに対する条件の1つは、


「確固たる人生観を持つこと」だと思います。
多くの本を読んだり、人と関わることで、
その人なりの人生観が生成されます。
  
ちなみに私の「人生のバイブル」は、
銀河英雄伝説 全10巻 著:田中芳樹 徳間書店 
SF小説ですけど、
いろいろ考えさせられる内容ですよ。
是非、ご一読を!
          
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この回答へのお礼

早速有難うございます!
確かに子供のうちはあやふやな人生観でそれが固められていく過程こそが大人になっていく過程なのかもしれませんね、、、。
銀河英雄伝説!名前は聞いたことがあります!ぜひ探して読んでみますね!有難うございました!^^

お礼日時:2004/10/21 21:47

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