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宮の三位の中将と聞こゆる人おはしけり。
花の色、月の光にも、この世は憂きものとのみ思ひ給ひて、夜もすがらいつもあくがれ給ひて、よしある所は入りて、かいまみ給へるに、思はず箏の琴を、ゆるやかに盤渉調に弾き鳴らすを聞き給ふに、おしなべての爪音にはあらず。
いかなる人なるらむとゆかしくて、築地の崩れより入り給ひて、いづれとなくむつかしき蓬が露うち払ひて見給ふにも、

(わが通ひ路の関守は据ゑぬにやと心やすくて)

、ものの隅に立ち隠れて見給へば、端近くながめけるとおぼえて、御簾なども少し巻き上げて、いとをかしげなる若き人、二三人ばかり見ゆるに、いづれか琴弾く人と見給へども、このなかには見えで奥の方に聞こゆ。


☆( )内は古歌をふまえた表現であるが、この時の宮の三位の中将の心情として最も適当なものを、次の①から⑤のうちから一つ選べ。

①中に入るのが難しそうで、やはり番人がいるのだと恨む気持ち。

②蓬を見ると気味が悪くて、番人を置くのと同じだと感心する気持ち。

③自分が番人の代わりになり、高貴な高貴な姫君を守ろうと決意する気持ち。

④たとえ番人がいても、深夜なので見つかるはずはないと喜ぶ気持ち。

⑤人目を忍び。様子を伺うのを妨げる番人がいないのだと安心する気持ち。

A 回答 (1件)

下記の歌を踏まえたものです。


人知れぬわが通ひ路の関守は宵々ごとにうちも寝ななむ ( 伊勢物語「通ひ路の関守」より)
人知れず通ってくる道にいる「関所の番人」のような人は、私の通ってくる夜は何時も寝ていてほしいものだ、という気持ちを詠んだ歌です。

 さて問題は、この歌の気持ちに共感して、入るのが難しそうだと思っていたのに、意外にも築地(垣)の崩れたところから簡単に入れたので、そういう番人がいないのだと分かって安心したのです。というわけで、⑤が正解。
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