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レンタルDVDでリメンバーミーを鑑賞した者です。日本語吹き替え版で観ました。

一つ分からない所が有るのですが、良かったら教えて下さい。
ママココの死んだ後の姿が死んだ時と同じだったので、死者の国では死んだ年がそのまま死者の姿なのだと思いました。という事はママイメルダの髪が黒かったし、声も若かったので、若くして死んでしまったのかなと思います。
という事は、ママココは結婚した後にママイメルダが死んだにしても、子供はまだ小さかったか生まれて居なかったという事ですよね。それなのに、ママココのおばあちゃんはあんなに音楽を嫌っています。
我が家は昔から音楽は絶対にダメだと口癖にしていますが、それを教えたのはイメルダでは無くママココという事になりませんか?
ママココは劇中ではあんなにパパを恋しがり認めていたのでどうも腑に落ちません。やはりママココはイメルダが教えた通りに年寄になるまでパパの事を恨んでいたのでしょうか?
どう思われますか?

質問者からの補足コメント

  • すみません、ママココの娘のおばあちゃんです。娘を抜かしていました。

      補足日時:2018/07/21 23:04

A 回答 (1件)

劇場で字幕版を見ました。

無数のテーマを含んだ映画でしたが、そのひとつが「認知症」でもあるのだと思います。
以下、ネタバレを含みます。




質問者さんが疑問に思っておられるのは、一代目と三代目が音楽を忌み嫌っているのに、二代目が音楽を嫌っている気配がない、ということですよね。

しかし、この二代目は、映画の幕開けからずっと「ボケた婆さん」ですよね。あとは観客の解釈に委ねられるのだと思いますが、私は何のためらいもなく「三代目は代々伝わる家訓を守ろうとしているだけで、それが二代目の望でもあると三代目は思い込んでいる」と解釈しました。

もしかしたら、三代目は一代目から念を押されて育ったのかもしれないけれども、映画では何やら、五代目の少年が「前代未聞の家訓破り」のような扱いを受けているので、二代目も家訓を守りながら生きてきたのだと私は解釈しながら観ていました。

で、二代目のことを、家族の大部分は「家訓を守ってきたのに、今はボケてしまって、何が家訓であるのかすらわからなくなっているのだろう」と思っているのだと思います。しかし、認知症の人って、やみくもにボケているわけではなく、案外と人としての本質に立ち返っているような部分があり、そのことに、介護に追われる頭の固くなった家族たちは、追いついていけてなかったりするのだと思うんですよね。

たぶん二代目は、音楽は人をダメにすると教えられて育ち、大切なお母さんの教えだからと、それを受け継いだものの、深層心理に近いほど埋もれてしまった幼い日の記憶の中に、あのパパの歌声が残っていたのだと思います。それを年取ってこそ思い出したのではないでしょうか。年寄りは、古い記憶ほど思い出しがちですしね。ちなみに、二代目は「パパは早々に家族を捨てた」とも教えられてきたわけですよね。そして、女手一つで自分を育ててくれた母親を見つめてきてわけです。

私たちも日常的にいろいろなことを大切な親から教わりますよね。特に幼い頃は親が絶対なので、どんなに偏った価値観であっても、それが正しいのだと考えがちです。でも、まともに育てられた人なら、どこかで何かがおかしいと気づくものです。そして、気づきながらも、風習や環境ゆえに、その思いを封印したり、あまり深く考えずに流されたりしてしまいがちです。でも、五代目の少年は、そうはできなかったわけですよね。

ちなみに、あの世の一代目は確かに黒髪だったとはいえ、人間、五十歳くらいまでは余裕で黒髪でいられますし、原語も吹き替えも、中高年の声として通用するものだと感じます。したがって、二代目がかなり成長するまで一代目の影響が及んでいたとも考えられます。
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この回答へのお礼

長く、心のこもった回答有り難うございました❤本当にスッキリしました。何度も読み返しています。有り難うございました(*^^*)

お礼日時:2018/07/22 23:45

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