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キノの旅っていう小説の1巻のエピグラフで、「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい」という言葉があります。この言葉の小説との関連や意味を考えていますが、深すぎてよくわかりません。教えてください。

A 回答 (1件)

キノ達が訪れる国々は、実に多種多様で、整然となんてしてなくて、人間の醜さなんかも色濃くあらわれていて、それで美しくない。

でもその多様性のために、そこには多くの人の営み、ドラマがあり、それで満たされた世界は泥臭く、なんとなく美しい。
この作品には(星新一先生と似通った作風で)現実に起こり得る問題を極端化して眺めるようなイメージがあり、「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい」というフレーズは皮肉でできた箱庭をよりよく表現していると言える。
…という風に解釈はできるのですが、実際のところ時雨沢先生の言葉選びにはナンセンス文学的な印象を強く受けます。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただいてありがとうごさいます!

お礼日時:2018/08/20 21:29

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