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ORF(open-reading-frame)、オペロン、クラスターの違い(?)というか、捉え方がよくわかりません。いろいろ調べたのですが、言葉の説明だけだとちょっとイメージがわかなくて混乱してしまいました。また、オペロンは真核生物には殆どないのはどうしてですか?(←スプライシングが起こるからか...??)それでも、ORFは真核にも存在するのか..?? と、そのあたりがゴチャゴチャしてきてよくわかりません。そのあたりをわかりやすく説明できるかたがいらっしゃいましたら、よろしくお願いしますm(_2_)m。

A 回答 (2件)

正確には、原核生物の場合、ORFを一つしか含まなくてもオペロンです。


オペロンは、転写単位(一本のRNA分子として転写される単位)ということですから。

複数のORFを含むオペロンを、“ポリシストロニック(ポリシストロン性)”なオペロンと言い、一つのORFのみを含むものを“モノシストロニック(モノシストロン性)”と言います。

真核生物に、ポリシストロニックなオペロンがほとんど無い理由としては、一つには、翻訳の仕組みの違いが挙げられるでしょう。
原核生物では、SD配列があれば、mRNAの途中からでも、リボソームがmRNAに結合し、翻訳を開始することができるのに対して、真核生物では、原則として、mRNAの5'末端からしかリボソームが結合しません。なので、最初のORFの翻訳が終われば、後ろのORFの翻訳はほとんど起こらないことになります。

一方、クラスターは、関連する機能を持った遺伝子群が、近傍に存在するというだけで、一般的には、翻訳は各々の遺伝子ごとに行われます。(特定の転写因子が、クラスター中の遺伝子群のほぼ全てに共通に作用することも多いですが。もちろん、それぞれの遺伝子の上流に結合する形で。)
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ORFは読み取り枠のとおり、開始コドンから終始コドンまで


オペロンは、1転写単位の中にORFを複数含むもの
クラスターは遺伝子群です。
比べているもののレイヤーが若干違いますよ。

セントラルドクマの基本をきちんと押さえていますか?
また、例えば「DNAと遺伝子」や「プラスミドとベクター」の
違いは説明できるのでしょうか?
おせっかいですが、そんな心配がわきます。
基本的な用語の意味は成書に書いてある通りだと思いますが・・・

ORFは真核にも存在しますがオペロンはほぼ存在しません。
この辺は、原核と真核の転写~翻訳の仕組みが違うからです。
ポリソームと言う言葉がひとつのキーワードになります。
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