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電車マニアに質問です。

質問1
電車と列車の違いを教えて下さい。

質問2
電車の形式番号のロ、ハは等級を意味しているそうですが、電車にイの一等級がないのはなぜですか?

A 回答 (4件)


列車とは、鉄道路線を走行できるように仕立てられた状態の車輌です。
側線にただ留置されているだけの状態では列車ではなく、
駅間を旅客や貨物をのせて、あるいは回送するために走行の準備が整った車輌や走行中の車輌を言います。

電車とは、鉄道車輌のうち、電気を動力とする車輌のうち、旅客や貨物ものせることができるものを言います
(電気を動力とする車輌でも、旅客や貨物をのせることができない動力源としてだけの車輌は電気機関車です)。
なお鉄道車輌は電車や電気機関車のほかに、内燃機関で走行し旅客を乗せる気動車、動力源としてのディーゼル機関車
外燃機関で走行する動力源としての蒸気機関車、機関車に牽引されて旅客を乗せる客車、貨物をのせる貨車があります。

2
電車にはイはありませんが、客車と気動車にイがあります。
かつて旅客車は三等級制でイ:一等車、ロ:二等車、ハ:三等車でした。それぞれ運賃が異なりました。
しかし経済の発展とともに格差が縮んできたため、一等車を廃止することになりました。
このとき、イ:旧一等車→廃止、ロ:旧二等車→一等車、ハ:旧三等車→二等車、と名前を変えました。
旧一等車はそのほとんどが車号をイからロにかえ、ごく少数の車輌だけがイのまま残ることとなります
また、さらにその後、運賃は全て同一とし、一等車相当の車輌には付加料金を徴収するように制度が変更され、
ロ:グリーン車、ハ:普通車と名称を改めました。
現在、イを車号に持つものは動態保存のマイテ49 2、大井川鐵道のイベント車輌であるスイテ82、
「ななつ星in九州」および「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」用車輌のみで、一等車としての一般営業運転はありません。
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質問1


列車とは、本線上を走行する車輛の事。
電車、気動車、機関車、客車、貨物車等、車輛の区分ではありません。
ローカル線を気動車1両で走っていても、電気機関車が単機で走っても列車です。
(夜間、閉塞を解除して作業する工事車輛は除く)

質問2
イロハは、車輛の等級。
明治時代は、上等・中等・下等、時代が下って1等・2等・3等、戦後は1等を廃止。
昭和30年代になって、運賃の等級制が廃止され、料金区分でグリーン車に変わっていきます。
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ご質問のうち、


質問1 電車と列車の違いを教えて下さい。
について。
既にNo.1様から詳しく正しい説明があります。また、No.2様も、概要を正しく説明しています。
そこで、別の観点からの説明です。

1.誤用
一般の方(鉄道に詳しくない方)の場合、『列車』、特に『旅客列車』は、『客車列車』や『気動車列車』も含めて、すべて『電車』と呼んでしまう傾向があります。もちろん誤用ですが、多くの人は気にしていないようです。
そのため、厳密に考えるならば、『電車』という言い方を聞いた場合、それが本当の(No.1様が言うような)電車の事なのか、単なる誤用なのか区別する必要があります。

2.慣用
首都圏では、電車特定区間(山手線・京浜東北線・中央線高尾以東・総武線千葉以西・常磐線取手以南 などなど。いわゆる旧国電区間)を走る電車列車を『電車』、東海道線・東北線・高崎線など中距離以上を走る列車は、たとえ電車列車であっても『列車』と呼ぶ習慣があります(ありました、という方が正確かな)。上野駅浅草口の古びた看板にある『列車電車の運転が終わった後は駅舎内に居ることは出来ません』という時の『列車』は、この意味の『列車』です。
かつて、いわゆる国電区間では本物の『電車』ばかりであったのに対し、中距離以上の列車はほとんどが機関車で客車を引っ張る『客車列車』だったので、その名残です。

なお、2.の慣用でいうと、かつての横須賀線(その後の総武快速線も)は列車なのか電車なのか、微妙な所でした。車両そのものは東海道線などと同じ中距離仕様で『列車』ですが、運転方式や列車番号の付け方は旧国電と同じでした・・列車番号の付け方は、現在でも旧国電と同じですが。
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#1です。



#3smzsさん、複数の観点からの御回答ありがとうございます。
#3smzsさんの回答に加えて一般人の誤用その2を付け加えます
デンシャ:路面電車や地元の私鉄、または新しい車輌や利便性の高い路線の列車
キシャ・レッシャ:JRやもと国鉄路線の列車、または古い車輌や利便性の低い路線の列車

#3さんの2、慣用語としての「電車」と「列車」の区別が悩ましいのは、国鉄・JRがこの区別をしている(していた)ことにあります。
戦後すぐくらいまでは電車と言えば大都市圏輸送を行う補助的鉄道車輌で、都市間輸送は機関車の牽引する客車列車が主流でした。
当時はほぼ全て蒸気機関車で、電気機関車は碓氷峠や関門トンネルなど特殊区間に限られました。
電車を走らせるには、電化しなければなりませんし、当時のモーターがそこまで信頼できるものでなかったなどが言えるでしょう。
このあたりが慣用語・国鉄内部用語としての「電車」「列車」のもとです。
1960年頃から長距離列車にも電車が使用されはじめたのですが、「電車」「列車」の区別は残ったままとなりました。

そして、この慣用が一般人の誤用その2にもつながっていったものと考えます。
大都市の頻繁にやってくる便利なものは実際に電車で運行され国鉄内部でも「電車」と呼ばれました。
大都市圏外でも地元の私鉄や路面電車はごく早期から電化されて電車での運行が行われていたことでしょう。
しかし大都市圏外にとって国鉄はいつまで経っても蒸気機関車(汽車)が走っていました。
当時のひとにとって電車は都会のハイカラなものとうつったのではないでしょうか
そのせいで、デンシャ・キシャという区別ができあがったものと考えます。
JRが新しい気動車を導入したり三セク化したりと、車輌が変わった路線で「国鉄からデンシャになってよかったわ」などの声もあったようですし、
札幌近郊ではJRはほぼ全列車が電車で運行されていますが今でもキシャと呼ばれます。
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この回答へのお礼

皆さんありがとう御座います

お礼日時:2019/09/25 17:50

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