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四歳くらいから、計十数年ピアノを習いました。
途中で数年休んだ時期もありますし、最後に習ってからもう十年位経過しました。
子供の頃に、「プロになるわけではないので、練習曲よりも楽しい曲を弾かせてほしい」と、先生に希望を出したこともあり、チェルニー(?)なども飛ばし飛ばしだった記憶があります。(ブルグミュラーまでは全部通したような・・。曖昧ですいません)
好きな曲は結構練習して小中学校で伴奏などもしたことはあるのですが、基礎の技術が甘く、弾きたい曲がきれいに弾けません。

現在弾ける中で一番難しいと感じる曲は、革命のエチュードで、左手がバラついて遅く必死なために、全くきれいではありません。譜を追っているうるさい曲、になってしまいます。

このようなレベルなのですが、最近戦場のピアニストをテレビで見て、主人公がドイツ軍の前で弾く曲(ノクターン嬰ハ短調ですよね?)が弾いてみたくなりました。
また、以前挫折した幻想即興曲にも憧れがあります。

このような状態で、なんとかこの二曲をきれいに弾けるようになるには、どのような練習からはじめたらよいでしょうか?
助言をよろしくおねがいします。

A 回答 (4件)

まず、映画『戦場のピアニスト』で主人公がドイツ軍将校に聴かせる曲はバラード第一番ト短調Op.23です。

原作では確かにノクターンでしたが、劇的効果を考えて差し替えたのでしょう。質問者様は情熱的な音楽がお好きと拝察いたします。

さて、心の底から美しいと感じる楽曲を弾くとなれば、基礎技術は二の次三の次です。がむしゃらな反復練習こそが一番の近道と私は考えます。練習曲は広く応用のきく地力を組織的に養うためのものです。特定の一曲が要求する技術はその曲の中にすべて含まれています。当たり前のことでしょう。

アマチュアが独力で難曲に挑戦するとき大切なのは、あまたある楽譜の中からどれを選ぶか、です。選択基準はたった一つ、運指の良し悪し、です。運指の指示が考え抜かれた合理的なものであること、です。さいわい質問者様の標的はショパンです。ヤン・エキエルが校訂したポーランド・ナショナル・エディション、これで決まりです。間違ってもヘンレ版なんか使ってはいけません。安価な国産など論外です。

ところで『革命』、運指、と来ればゴドフスキーの名を出さないわけにはいきません。この人は偏執狂的に運指に凝った楽譜を作りました。究極と言って過言ではないでしょう。ゴドフスキーが編曲した『革命』は左手一本で弾くものでありながら、テクスチュア密度においてほとんど原曲にひけをとらないという恐るべきものです。それを可能にする運指、ぜひ参照なさることをお奨めします。原曲を弾くためにも大いに資するところがあるはずです。

それから質問者様は『革命』を曲がりなりにも(それでも立派です)お弾きになるわけですから、はるかに易しい幻想即興曲で挫折なさったというのはちょっと解せません。あれは難しく聞こえるだけで、反復が多いし、技術的には大したことはありません。根気よく練習なさればなんとかなると思いますよ。ただ、バラードの一番は間違いなく難曲と呼ばれてしかるべきものです。でも、ずぶの素人(先生について習ったことが一切ない)がこれにむしゃぶりついて強引に、いちおう人に聴いてもらえるくらいまでに弾いた例を二つ知っております。演奏を聴いたわけではないのですが、信憑性はじゅうぶんにある話でした。熱い心と時間さえあれば必ず弾けるようになるでしょう。

最後に練習しないで一挙に実力アップする方法を伝授いたしましょう。幅を詰めた鍵盤を使うことです。『革命』の左手なんて、それだけでずいぶん綺麗になるはずです。ただしずいぶん高価です。参考URLを御覧になってみてください。

蛇足ですが、手に痛みが出たらどんなに弾きたくても、痛みが去るまで練習を控えるべきです。自己流でやるときには、これは特に大切なことだと思います。

参考URL:http://www.steinbuhler.com/
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「ノクターン」「幻想即興曲」「革命のエチュード」のいずれも左手が分散和音を奏しますね。

これを綺麗に演奏できるかどうかで、かなり演奏の聴き映えが変わってきます。アルペジオの演奏では、一音一音の音量、音と音の間隔、音色(これらをまとめてよく「音の粒」と言ったりします)を揃えるようにすることが求められます。

演奏にあたっては、指先だけではなく、腕全体を使うことが重要です。練習を積めば(そして手がある程度大きければ)指先だけでアルペジオを弾ききってしまうことが出来ますが、硬くてぎこちない感じが残りやくなります。ですから、肩から指先まで、とりわけ手首を柔らかくして、腕全体で演奏するようにしましょう。アルペジオのある音から次の音を弾くときに、指の伸張だけで鍵盤にタッチするだけでなく、腕を使って手首も一緒に移動させながらタッチしに行きます。指だけで何とかしようとするよりも、演奏そのものがスムースになりますよ。分かりますでしょうか?

ただし、先述のことと一見矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、無駄な動きは出来るだけしないようにすることです。「鍵盤を叩きつけるように弾く」なんていうのは単なるパフォーマンスさ!っていうことで。
具体的には、指を必要以上に高く上げない奏法などを研究してください。鍵盤上での指の移動量が最も少なくなるようにすれば力のロスも最も少なくなりますので、速い作品や体力を要する作品を演奏するときに有利です。

具体的な練習ではハノンなどで鍛えるというのが最もポピュラーなやり方なのですが、くれぐれもお願いしたいのは漠然とは弾かないことです。どんな練習曲でも「弾き終えること」で満足してしまってはいけませんよ。弾き終えることは目的ではなく、自分の課題を克服することが目的だと思ってください。かなりストイックな発想ですけど。
要は、腕や手首の移動、鍵盤上のタッチする場所、音色や音量の確認などを行いながら弾きます。腕や指以上に頭も使うのがピアノの練習なんですね。

実際に「革命」などを演奏するときは、私のやり方では、まずは「何を弾いているか分からない!?」っていうくらいの速度でゆっくり弾きます。弾けるようになれば少しずつ速度を上げていきます。まぁ100回くらいは弾くつもりでいますよ。膨大な時間がかかりますけど。ある程度「何を弾いているか分かる~」っていう程度にまで速度が上がれば、録音して聞いてみるなどをします。これがかなりショックで恥ずかしい。けどかなり勉強になります。

とにかくピアノって真剣にやればやるだけ奥の深さが見えてきます。でも不思議な魅力があってやめられないんですよね。生涯の趣味!大事にしましょうね。
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こんにちは。

私も戦場のピアニスト観ました。ショパンの魅力はなんと言っても詩情溢れるロマンティックな響きですよね。ノクターン嬰ハ短調も幻想即興曲も左手は分散和音のハーモニー。その上に右手の軽やかなパッセージがメロディーとして乗っています。腕に力が入って硬く重たい音になってしまうと指が音符の通り動いていてもショパンらしさが損なわれてしまいます。指を動かしているのは脳なので、1本1本の指を頭でよく意識して弾くクセをつけて
あげる事が根本的な上達につながると思います。ピアニストが難しいパッセ―ジを軽々と弾けるのはすべての指を掌握しているからなんですね。独学で練習をされるのですか?1ヶ月お試しの体験レッスンなども探せばあると思いますので指導者を探すのが一番の近道かと思います。この曲が弾きたいんです!と持っていってみてはいかがでしょうか?素敵に弾けるようになるといいですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
大変興味深く読ませていただきました。
頭で意識して弾く癖をつける、というのが大変勉強になりました。
今のところどうしても左手が硬く、きれいに回りません。
ご指摘の点を注意してやってみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/21 23:00

こんにちは。



プロになるわけじゃなく、趣味でやるのでつまらない練習曲はやりたくない、という生徒さんは結構います。
でも、本当は好きで弾きたい曲を弾くためのトレーニングとして練習曲はあるのですよ。
たしかに練習曲が目的になってはいけませんが(中にはそういう先生もいますが)、
いろいろな曲を弾くために必要な手段なのです。

今からでもエチュードをやってみてもいいと思います。
ただ、例えばツェルニーの30番~などを一番から順にやっていくのではなく、ノクターンや幻想即興曲などに出てくる速いパッセージが使われている曲を選んで練習するとよいと思います。

でも、いずれは全部やってみることをお勧めします。
他の曲が弾きたくなった時、また別の練習が必要になるかもしれませんから。
ピアノも、曲をうたったりすることとは別に指の動きは運動の一種なので普段から動かしている方が何かとお得ですよ。

練習曲だけを弾くのはつまらないですが、憧れの曲へのステップと考えて、楽しく練習して下さいね!
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
やはり練習曲、大切ですね・・。
今になって痛感しました。
出直す気持ちでやってみます。
子供のときよりも目標を持って楽しく出来そうです。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/21 23:03

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