一回も披露したことのない豆知識

日本語を勉強中の中国人です。テレビの落語番組を時々見ます。話スピードも話のイントネーションも現代のドラマより難しいです。でも、役者の格好や楽器の音やその場の雰囲気はなんとなく好きです。

お伺いしたいのですが、落語を見ることで日本語の勉強に役立ちますか。どのように勉強すれば聞き取れるようになれるのか、アドバイスいただけませんか。

また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それもご教示いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

落語には上方落語と江戸前落語があります。



どちらも独特の口調で、現代の話し方とは異なりますので、まずはどちらかを選んでください。

次に落語には古典と創作があります。創作落語はお手本がない場合(新しく作られて初めて演じる場合)などがありますが、古典は何人もの落語家( 噺家:ハナシカ)が演じていますし、あらすじもたくさん出ています。

一例をあげると「寿限無(じゅげむ)」
http://www.niji.or.jp/home/dingo/rakugo2/view.ph …

このようサイトにあらすじが書いてあるので、どのような話なのかを確認してから落語を聞くと、話が分かりやすいと思います。
 
で、特に古典落語は、現代日本人でも分かりにくいです。

たとえば寿限無にでてくる「昔、唐土(もろこし)に「パイポ」という国があってな」というところ、「唐土」と書くとある程度知識のある日本人なら「唐の時代の中国」のことで、さらに「日本からみて中国大陸とインドまで含む」ということが分かるのですが「もろこし」だと日本人でもほとんど分かりません。

で、本質的に「なぜこの親は『縁起のよい名前を求めて、恐ろしく長い名前を受け入れたのか?」というのもほとんどの日本人が知りません。

これは中国を含めた東アジアに「諱」文化があるためで、日本人は「誰も知らないユニークな名前」を好む傾向があるのです。
この点寿限無も今のキラキラネームも根っこは同じなのですが、ほとんどの日本人はそれを知らないので「なぜ寿限無が本質的に面白いのか?」を知らずに受け入れています。

こういう部分は、直接的にはどこにも書いていないので、外国人ならむしろ「なんで??」と思うかしれませんが、それを調べて行くと日本文化にかなり詳しくなれるでしょう。
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この回答へのお礼

ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。興味を持っております。大変いい参考になりました。

お礼日時:2019/12/23 01:25

東京の落語は、古典(昔から伝わっている演目)の場合は現代の共通語というより、江戸(昔の東京)の方言に近い言葉で演じられるものなので、聞き取りにくかったり意味がわからないことはあると思います。



また、100年以上前を舞台にした話なので文化や習慣が今とだいぶ違っていたりするので、これも聞き取りにくかったり意味がわからないことがあると思います。

その辺りに留意してお聴きになるなら、落語も日本語の勉強として悪くないものだと思いますよ。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。注意点はわかりました。大変助かりました。がんばります。

お礼日時:2019/12/23 01:18

長い話や、古典落語よりかは、創作落語の方が勉強しやすいかなと思います。

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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。大変いい勉強になりました。

お礼日時:2019/12/23 01:16

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