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No.1
- 回答日時:
>なぜジュピターの曲が採用されたのでしょうか?
正しくは、「ワールドインユニオン」は、ホルストのジュピターに歌詞をつけたものではないんです。
少々長くなりますが歴史の流れを話します。
1914~1916年:ホルスト(イギリス人の作曲家)が「惑星」を作曲した期間。
1914~1918年:第一次世界大戦
1918年1月:イギリスの外交官セシル・スプリング=ライスが自身が1908年に創作した詩を戦争で多大な犠牲を被ったイギリス兵らに焦点をあてて再構成。
1921年:ホルストがセシル・スプリング=ライスの詩にホルスト自身が「木星」のメロディーをあてはめ、歌詞にあうよう編曲。それ以降「I vow to thee, my country」(我は汝に誓う、我が祖国よ)というイギリスの愛国歌として戦没者追悼セレモニーで歌われるようになる。
1926年:讃美歌集として収録された時、ホルストの友人によって「Thaxted」(サクステッド)というタイトルが付けられる。
※Thaxtedはホルストが長年暮らしたエセックス県アトルズフォード市(Uttlesford)にある村の名前。
1991年:サクステッドにチャーリー・スカーベックが新たに独自の歌詞をつけ「ワールド・イン・ユニオン」としてラグビーワールドカップのテーマ曲になる
※1991年は第二回ワールドカップで、イングランド、フランス、ウエールズ、スコットランドの4つが開催国。この大会から国際ラグビー評議会主催となりました。
つまり、「ワールドインユニオン」はジュピターという楽曲をそのまま採用したのではなく、先に別人が作った歌詞(正しくは詩)にホルストが自身の曲を提供してできた「サクステッド」に、後になって新たな歌詞と新たなリズムを与えてできた曲なのです。
この回答へのお礼
お礼日時:2019/12/27 11:10
懇切丁寧な回答をありがとうございました。大変よくわかりました。友達から尋ねられて自分もわからず、難問かと思っていましたが、本当によく知っている方がおられるものと感服いたしました。またよろしくお願いします
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