
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
理由は2つあります。
1.他の方の御回答通り、後輪のダブルタイヤと関係があります。
4t以下のクラスでは後輪のみ小径のダブルタイヤとしたトラックが多いですが、大型車ではスペアタイヤの問題などから、なるべく前後同タイヤで構成しようとしています。
で、この場合のホイールですが、ダブルタイヤを装着するにはホイールの取付面がどちらかにハミ出てないと成立しません(町に出て、駐車中のトラックの後輪などをよく御観察下さい。このホイールのハミ出しの意味がすぐ御分かりになると思います)。このハミ出しホイールを前輪にも使うと、ホイール面が外に飛び出す事になります(前輪にこのホイールを使う時、ホイール面が奥に引っ込んだ状態で使う事は出来ません。その理由は次項2.を御参照)。
尚、CV(=コマーシャル・ヴィークルと言い、トラックやバス等働くクルマを指します)にあまり詳しくない方の為に、上記の記述の注釈です。
※後輪のみ小径ダブルタイヤ
荷物の積み下ろしにフォークリフトやホイストクレーン等を使わず、ドライバさんが人力で行う機会が多い小型トラック(いすゞエルフ、三菱キャンターなどの、積載量1~4t程度のトラック)では、後輪を小径として荷台を低くし、荷物の積み下ろしをラクにする設計が採用されています(この手のトラックは、一般的には『低床(ていしょう)トラック』と呼ばれています)。
コロンブスのタマゴ的発想のこのトラックは、クルマ関連技術では発明品がほとんど無い日本にあって、貴重な日本オリジナル商品の一つです(いすゞ自動車の佐々直道さんとゆぅ方の発明です)。
※ダブルタイヤ
トラックは積載時の荷重が大きく、後輪が乗用車の様に2輪では、タイヤ1本当りの耐荷重限界を超えてしまいます。そこでダブルタイヤにしたり更に2軸にしたりしてタイヤの本数を増やし、タイヤ1本当りにかかる荷重を小さくしています。
2.スクラブ
フロントタイヤ(操舵輪)には、タイヤが路面に垂直に立ってない(対地キャンバ)、上から見て左右輪が真っ直ぐ進行方向に向いてない(トゥ・イン/アウト)など、ホイールアライメントと呼ばれる色々な数値が付けられています。これらは、車両の走行安定性やハンドルの手応え等を向上させる為に必要不可欠なモノです。
このアライメントの一つにスクラブ半径とゆぅ値があります。
細かい説明を文章だけで行うのはほとんど不可能ですので内容の御説明はハショってしまいますが、要するにフロントサスペンションを設計する時、このスクラブを適正値に収める必要があるワケです。
スクラブを適正値とするには、設計上キングピンとゆぅ部品をタイヤの中心線に近付けなければなりませんが、するとブレーキやハブなどの部品が車両の外側へ押し出されてしまいます。これが乗用車ならそれでも何とかホイール内に収めてしまいますが、しかし相手は積載時の車重がハンパでないトラック、ブレーキやハブベアリングなどもそれなりに巨大で、結果、タイヤの更に外側に飛び出してしまいます。
この時、取付面が飛び出しているダブルタイヤ用ホイールは大変都合がよいワケで、またこれが、ホイール面が奥に引っ込んだ状態で使う事が出来ない理由となっています。
この回答へのお礼
お礼日時:2001/08/08 18:39
loftybridgeさん、こんにちは。
ダブルタイヤを装着する為に便宜上そうなっているというのは、何となく想像していましたがフロントのホイールだけを凸面(外側)とする意味が全くわからなかったのがloftybridgeさんの回答で詳しく知ることが出来ました。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
これは、タイヤや軸の強度を増すために、このように行われております。
通常の自家用車であれば、タイヤ4本にかかる負荷というのは、人間が4人~7人の重量を支えればよい為、タイヤ1本が支える重量は少なくてすみます。
しかし、数トンもの重量をささえるトラックであれば、そうはいきません。
特に荷物を積む、後輪に関しては、タイヤ2本~4本で数トンを支えます。
トラック用のタイヤのロードインデックス(最大重量)は、それなりに耐えられる重量を持っていますが、タイヤを支える軸というのは、そうはいきません。
そのため、タイヤ軸の強度を高める為に、軸の長さを短くしています。
長い棒を曲げるのと、短い棒を曲げるの、どちらが簡単かを考えると、その原理と同じになりますね。
そのために、タイヤ軸の強度と耐久性を考えたら、そうなった、という事です。
(タイヤはダメになったら、交換が容易ですが、軸は大変ですね)
ちなみに、ロードインデックスについては、添付するホームページで読んでいくと出てきます。
参考にどうぞ。
また、2本のタイヤが合わさっているトラックが、何故合わさっているか、というのも、この原理と同じです。
タイヤから伝わるショックが、軸上で分散されるのと一点で吸収するのとでは、一点で吸収したほうが、強度設計の関係上、こちらの方が楽に作れます。
また、あわせることにより、軸が短く設計できます。
コスト面と、強度、耐久面でこういう設計になっています。
と、いうことで。。。
では。
参考URL:http://www.isize.com/carlife/tire/basis/const/st …
この回答へのお礼
お礼日時:2001/08/08 18:40
goukunさん、回答ありがとうございます。
重量物を支える為に必要不可欠に設計されて使用されるものなのですね、勉強になりました。
No.2
- 回答日時:
前輪は凸状になってて,後輪だけ凹状になってるやつですよね。
私も最初はとても気になっていました。
あれは,重い荷物を運ぶような大型トラック特有のダブルタイヤといわれるものです。
前輪はタイヤ一本で構成されているのですが、
後輪はタイヤニ本で構成されています。その構成は,凸面と凸面が向かい合って取りつけてありますのでトラックの外側から見たときは,タイヤを裏側から見る形になります。
よって、後輪は凹状になっているのです。
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