10秒目をつむったら…

なぜ、国民審査が衆議院議員総選挙の日に行われるんですか。
「裁判官が、その職責にふさわしい者かどうかを国民が審査する解職の制度」なのに、どうして衆議院議員総選挙の日に行われるのかが、わかりません。
詳しい人、教えてください。

A 回答 (6件)

なぜ「衆議院選挙なのか」というように考えるべきでしょう。

逆を言えば「参議院選挙じゃだめなの?」ということです。実際参議院選挙は3年に1度必ず行われるのですから、定期的に行われる選挙で裁判官の国民投票を行う方が理にかなっているように思えるからです。

そういう視点でみれば「衆議院選挙でおこなう」のは理由があると考えることができます。

その理由と言うのは「国会における衆議院の優越と憲法審査権を持つ最高裁裁判判事への信任投票は表裏一体だから」です。

たとえば極端な話、憲法改正が本当に実現するかどうか争点になる衆議院選挙が有ったとします。
その時に「改正すべき」と考える人が多くても、また逆が多くても「その意見を多数派にしたい」なら衆議院選挙でその意思を示すことになりますし、同時に最高裁判事の中で「憲法改正に賛成」又は「反対」という意見の人を不信任にすれば、裁判所側も「憲法改正を踏まえた憲法審査」に軸足が移っていきます。

つまり「民意」というものを考えた時に衆議院選挙と最高裁判事の信任投票は「より強く国民の意思が反映される方法」になっているのです。

だから解散すればすぐに行われ、定期的ではない衆議院選挙の方で最高裁判事の国民投票も行うのです。
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この回答へのお礼

詳しく、かつ分かりやすく、ご説明いただきありがとうございました。

お礼日時:2020/05/07 09:49

便利だから、という以上の理由は


ありません。

国民審査は、立った独りの裁判官の
場合も行われ得るので、それは
無駄だろう、
総選挙と一緒の方が、国民にも便利だし
沢山の人が参加するから。


この程度の理由ですから、学者の
多くは批判的で、
別個にやれ、という意見が強いです。
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この回答へのお礼

とても分かりやすかったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2020/05/05 11:48

経費節約もあるし、


通常の議員選挙ですら、真面目に選ばない国民が多いのに、
さらに疎遠な最高裁裁判官なんて、ついでじゃないと全く考えないから。

指名権は内閣にあって、内閣は衆議院与党を中心に編成されるから、衆議院選挙と一緒にやれば、
仮に不信任出た場合は、組閣と同時に信任を指名して、大臣と一緒に天皇陛下に任命してもらえばいい。
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この回答へのお礼

分かりやすかったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2020/05/07 09:44

最高裁判所裁判官国民審査が衆議院総選挙と同時に行われるのは、日本国憲法第79条第2項及び第3項と最高裁判所裁判官国民審査法に基づいている制度だからと言うしかありません。

 最高裁判所裁判官は、任命後初めて行われる衆議院議員総選挙の際に国民審査を受け、その後は審査から10年を経過した後に行われる衆議院総選挙の際に再審査を受け、その後も同様とすると定められています。(日本国憲法第79条第2項)。  戦後、日本の行政を監視・統制していたGHQの提案により憲法改正案に導入されたものです。
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この回答へのお礼

詳しくご説明いただきありがとうございました。

お礼日時:2020/05/05 10:25

"ついでに行う"っていうだけです。

 それだけで選挙(審査)をやったって投票率最低になるだけでしょ。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2020/05/07 09:44

日本国憲法制定時に、何故こうなったかはわかりませんが、手続き上の問題ではないでしょうか。


総選挙と同時に行った方が、手続きが確実にできると言う事でしょう。
なお、この事項は、日本国憲法第79条に記載されている事なので、法律で変える事は出来ません。(憲法改正しか方法はありません)
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この回答へのお礼

政治にお詳しいんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2020/05/07 09:45

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