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古典文法の勉強をしているのですが、「学問に便りあらんためなり。」はどうやって現代語訳したらよいのでしょうか?
助動詞「む(本文中で『ん』)」の用法が多すぎて、処理に困っています…

推量で訳せば良いと考えていますが、
「学問にも便宜があるだろう」に「ためである」をどうつなげたら自然な文章になるかもわかりません…

助けて頂けると嬉しいです‼

A 回答 (3件)

それでよろしいのではないでしょうか。

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「ため」のような名詞に続けるには訳も連体形にする必要があります。

推量を「だろう」と訳すと文末にしか対応できません。「ようだ」と訳すと連体形「ような」が使えます。また「ため」を「から」に置き換えると「~だろうから」に行き当たります。

「あるようなため」に不満がある場合は、たとえば推量でも「かも知れないため」「に違いないため」など断定を避ける表現を動員してみてはどうでしょうか。

英文法をいじっても仕方ない、という議論がありますが、なじみの日本語の場合はあれこれ類語をいじるといかにもこれだという意味の通る訳にぶち当たることがあるものです。母国語は弄り甲斐がありますよ。
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「む」の連体形の用法で、「婉曲」を表します。

ただ訳し方は難しく、多くは「ような」と訳しますが、余りいい訳し方にはならないで困ります。此処では「学問に便宜があるようにするためである」(ちょっと苦しい訳ですが。)「あるようなため」もおかしいので「無視する」のも一つの方法です。

 『全文全訳古語辞典より』
❹(主に連体形の用法で)
《仮に想定する意や柔らかく遠回しに言う意(仮想・婉曲(えんきょく))を表す》
…としたら(その)。…のような。

例「思はむ子を法師になしたらむこそ、心苦しけれ」〈枕草子・思はむ子を〉
訳かわいく思うような子供を僧侶(そうりよ)にしたとしたら、それこそ(親が)気の毒なものだ。

例「年五十になるまで上手(じやうず)に至らざらん芸をば、捨つべきなり」〈徒然草・151〉
訳年が五十になるまで熟達の域に達しないような芸は、捨てたほうがよいのだ。
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