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「私は友達に引っ越しを手伝ってあげました」は間違いですか?
どうして「私は友達の引っ越しを手伝ってあげました」だけが正しいですか?

A 回答 (9件)

こんにちは。

日本語学習者ですか?
日本語教育でよく問題になることですね。

No.8の回答のまとめは、分かりやすくていいのですが、一か所不適切なところがあります。

授受動詞の「本動詞」としての文型では、
   (人ガ)人ニ ものヲ やる   姉が弟にパンをやる
   (人ガ)人ニ ものヲ くれる  姉が私(弟)にパンをくれる
   (人ガ)人ニ ものヲ もらう  弟が姉にパンをもらう
常に「人ニ」があります。(「くれる」の「私に」はよく省略されます)

しかし、「補助動詞」としての文型では、
   (人ガ)V-て やる      姉が窓を開けてやる(弟のために) 
   (人ガ)V-て くれる     姉が窓を開けてくれる(弟の視点から言う)
   (人ガ)人ニ V-て もらう  弟が姉に窓を開けてもらう
となって、「人ニ」が必ずあるのは「V-てもらう」だけです。

No.8の回答では、「(して)やる・あげる・さしあげる」のところに「人に」がありますが、これは必須の要素ではありません。

[「してあげる」と「人ニ」との関係]
(1)もともと本動詞として「人ニ」をとる動詞がよくあります。
    弟に英語を教える  弟に英語を教えてあげる
    弟に荷物を送る   弟に荷物を送ってあげる
    弟に本を見せる   弟に本を見せてあげる

(2)1のような例を見慣れていると、「(して)あげる」も「人ニ」が要るんだ、と思ってしまいがちですが、上の「窓を開ける」のように「人ニ」を言わないほうが多いのです。
    業者が家を壊す     ?業者が友人に家を壊してあげる
                 業者が友人の家を壊してあげる
                 ある人が業者に家を壊してもらう
    夫が重い家具を動かす  ?夫が妻に重い家具を動かしてあげる
                 妻が夫に重い家具を動かしてもらう  
 いろいろな動詞句を適当に考えて、「人ニ ~してあげる」に入れてみると、かなり多くが変な日本語になります。
 この場合、「人ニ」の代わりに、「人のために」とするか、「友人の家を」のような形にして、文脈からわかるようにするなどの方法で「恩恵を受ける人」を示します。

(3)ここで問題を複雑にするのは、本動詞としては「人ニ」をとりにくいのだけれども、「してあげる」の形にすると「人ニ」が不自然でなくなるものがあることです。
    弟に本を買う    弟に本を買ってあげた
   ?弟に絵本を読む   弟に絵本を読んであげた
   ?弟にパンを焼く   弟にパンを焼いてあげた
   ?弟にお菓子を作る  弟にお菓子を作ってあげた 
これらの例を自然と感じるか、不自然と感じるかは人によって違うようです。

No.6の「歌を歌う」もこのような例の一つと考えられます。
   ?友達に歌を歌う   友達に歌を歌ってあげる
そこで言われている「「歌を歌うこと」が「あげる」という動作の対象として自然」だという感覚が、この「人ニ」を使う「してあげる」の文型を成り立たせているのだろうと思いますが、はっきりしたことはわかりません。
何らかの「動作の方向性」のようなものが必要なのでしょう。(「歌う」:その人に聞かせるために)

No.7の
   「私は友達に、引っ越しの手伝いをしてあげた」なら普通の表現です。
は、私には、「普通の表現」とは感じられません。

さて、この辺のことの説明は、何度やってもうまく書けないのですが、多少、お分かりいただけたでしょうか。

saburoo
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授受動詞「やる」「もらう」「くれる」について。


「やる」人に(物を)やる→ 人に(物を)あげる→人に(物を)差し上げる・私の動作
       普通         少し敬語         敬語 
「もらう」人に(物を)もらう →         人に(物を)いただく・私の動作
       普通      →               敬語
「くれる」人が(物を)くれる →         人が(物を)くださる・相手の動作      普通                      敬語
  上記は本動詞としての用法。                         

  これを補助動詞として使う用法。
「やる」人に(して)やる→ 人に(して)あげる→人に(して)差し上げる・私の動作
       普通         少し敬語         敬語 
「もらう」人に(して)もらう →         人に(して)いただく・私の動作
       普通      →               敬語 
「くれる」人が(して)くれる →         人が(して)くださる・相手の動作      普通                      敬語

 (今回の質問は「補助動詞の使い方)
 「あげる」は本来敬語だったのですが、戦後「犬に餌をあげる」「植木に水をあげる」を普通に使う人が増えたので、「丁寧語」扱いにするのが慣例になりました。
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「私は友達に、引っ越しの手伝いをしてあげた」なら普通の表現です。

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1.


たとえば、

「私は友達に歌を歌ってあげました」

と言う場合は、

[ 友達に対して / 友達に向かって ] 歌を歌ってあげました。

という意味になるので自然です。

「歌を歌うこと」が「あげる」という動作の対象として自然に認識可能だからです。

2.
【私は友達に引っ越しを手伝ってあげました】

と言う場合は、

[ 友達に対して / 友達に向かって ] 引っ越しを手伝ってあげました。

という意味になるので不自然になってしまう。

これは、「引っ越しを手伝う」という動作が、誰かに向かって(誰かに対して)やるものではなく、あくまで自分自身が行う動作(自分だけで完結する動作)だからでしょう。
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・・・に・・・・あげました→、物等をあげた(くれてやった)時の表現です。


「私は友達の引っ越しを手伝ってあげました」
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「私はその人に駅へ行く道を教えてあげました」


との類推で言えば、
「私は友達に引っ越しの手伝いをしてあげました」
とすべきですね。
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「私はその人に駅へ行く道を教えてあげました」


は正しい日本語ですから
「私は友達に引っ越しを手伝ってあげました」
も全然間違ってないです。

ただし「~してあげる」は上から目線のニュアンスがあるので使わないという人もいます。
こちらの問題だとしたら「私は友達の引っ越しを手伝ってあげました」と言いかえても何も解決しないのですけどね。
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私は引越しを「友達に」手伝ってもらった、とは言いますが、私は「友達に」引っ越しを手伝ってとは言いません。

→私は「友達の」引っ越しを手伝ってあげました
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「友達に手伝う」は使えません。

「友達を手伝う」は使えます。「友達を、引っ越しを手伝う」のように目的語「〇〇を」が複数重なる場合は手伝う対象がどちらなのか曖昧になるので、「友達の引っ越しを」という形に整理します。場合によっては「引っ越しの友達を」でも通じます。
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