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シャインダルガルノ配列って何ですか??何か遺伝子の配列でしょうか??教科書で調べたのですがのってませんでした。

A 回答 (2件)

シャイン‐ダルガルノ配列はリボソームの認識配列です。


原核生物では、リボソームの30Sサブユニットに含まれる16SrRNAの一部の配列と、mRNAの5'側の翻訳されない配列に含まれるシャイン‐ダルガルノ配列の間で相補的な塩基対が形成されます。
ほぼ同時に、30Sサブユニットに結合しているinitiator tRNAが開始コドンのAUGと塩基対を形成します。
続いて50Sサブユニットがやってきて翻訳が始まります。

真核生物にはシャイン‐ダルガルノ配列がありません。
真核生物の場合、複数のeIF(eukaryotic Initiation Factor)がmRNAの5'キャップ(真核生物特有)を認識し、このeIFにリボソームの40Sサブユニットが結合します。
続いてリボソームはmRNAをほどきながら、開始コドンAUGにたどりつくまで3'側へ動いていきます。
開始コドンをinitiator tRNAが認識すると、60Sサブユニットがやってきて翻訳が始まります。

真核生物のリボソームはこのほか、picornavirusの持つIRES(Internal Ribosome Entry Site)と呼ばれる配列にも結合して翻訳を開始できることが知られています。
このIRES配列は、一本のmRNAの途中から翻訳を開始させることができるため、複数の遺伝子を含むベクターの途中に使われたりしています。
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この回答へのお礼

詳しい解答ありがとうございます。とても参考になりました♪

お礼日時:2005/01/23 23:17

タンパク質合成の仕組み(セントラルドグマ)はご存じのことと思います。

そのタンパク合成の過程(翻訳)で登場する塩基配列のことです。

真核生物では,蛋白質生合成の開始点となるコドン,一般にはAUGが開始コドンです。

しかし,細菌などの原核生物では,mRNA上の特定の配列であるシャイン‐ダルガルノ配列(Shine‐Dalgarno sequence)が翻訳開始のシグナルとしてはたらいています。

検索をかけましても出てきませんので参考URLはあまりわかりやすいものではありませんが,参考になりましたなら…

参考URL:http://koho.osaka-cu.ac.jp/vuniv2000/dna2000/dna …
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この回答へのお礼

ありがとうございます!あたしも探したのですが中々のってなくて・・・。謎がとけてよかったです。

お礼日時:2005/01/23 23:15

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