
興味からエネルギーの歴史について調べていますが、例えば下記の解説サイトでは「16世紀に入ると、それまでの木炭に代わって石炭が熱エネルギー源として利用されるようになりました。」と記載されています。
https://www.yonden.co.jp/cnt_kids/energy/history …
しかし木炭の歴史を調べようとしても石炭登場以前に世界中で木炭が生活の中でどんな形で利用されていたか今一つよく分かりません。木材自体を燃やすよりも長く燃焼したり火が立ったりしないことから室内の暖房・照明などの用途に利用されていたという感じでしょうか?
中世ヨーロッパで暖炉や煙突が登場することによる影響などもあったりするのでしょうか?
A 回答 (4件)
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No.5
- 回答日時:
No2です。
>木材をそのまま使わずわざわざ原木を木炭にしてから利用する用途
>(それも古代~中世で)が何なのかを知りたい感じになります。
今の人たちは木炭などはバーベキュー以外には使わないですね。
でも今のようにガスをみんなが使用するまでは木炭はなくてはならないものでした。
木炭は普通の木(薪)にくらべて使い勝手が良いのですよ。
ですから料理や金属の加工にはなくてはならないものでした。
ガスに慣れたら、木炭の長所ってわかりにくいのですが、下記サイトから引用します。
以下引用---
1. 薪のような炎は立たない。
2. 煙がでない。
3. 火が消えず扱いやすい。
4. 燃焼時間が長い。
5. 火力が安定している。
6. 空気によって燃焼温度を調整できる。
---引用終わり--
薪を使えばわかりますが炎が高くあがり室内ではとても使えないですよね。
また、薪をもやせば猛烈な煙がでます。
薪では油断するとすぐなくなるし、入れれば炎が一挙にふえて安定しません。
空気によって燃焼温度を調整できます、昔は火鉢の空気穴の開閉で火力を調整しました。
ですから家庭で料理をするためには木炭は必要不可欠だったんですよ。
木炭のお話
https://www.fnw.gr.jp/7rinhonpo/restconer/mokuta …
satoumasaruさん
さらなるご回答ありがとうございます!
実は私もいただいたページは質問前にチェックしておりました。
ですが「一般に普及したのは近年で明治時代になってから」とあり、私が知りたいのは「石炭が世に登場する古代~中世で木炭が何に利用されていたのか?」ですので、残念ながら私の求める答えが見つかりませんでした。
ですがこちらのサイトにはまさにsatoumasaruさんが列挙してくださったように、木炭を利用するメリットが把握できたのでその点はとてもありがたく、その情報を踏まえて質問文にも「木材自体を燃やすよりも長く燃焼したり火が立ったりしないことから室内の暖房・照明などの用途に利用されていたという感じでしょうか?」と記載した感じになります。
しかしこれも私の想像の域でしかありませんので、古代~中世(の世界各地)で一般的に料理や暖房に木炭を使っていたという確証が欲しい感じになります。
No.4
- 回答日時:
石油や石炭がいつから燃料として使用されたのかを明確にすることは難しいです。
ただ、産業用というか、何かを繰り返して製造し、その何かを道具として使用するということでみた場合には、土器製造や金属抽出と金属器製造加工、ガラス工芸品が、遺物の発見、調査という面では可能です。
土器でも、金属でも、金属器でも、ガラス工芸でも、ある程度の高温を連続して発生し維持する作業が必要です。
通常の開放的な燃焼ではそうした高温を得るのは難しくて、密閉構造の燃焼器に空気を送り込んで燃焼させるような方法が必要です。 石炭を粉状にして燃料と使えるようにできたのは17世紀らしく、それまでは、高温を必要とする場合は、薪か木炭を使っていました。
特に高温を必要とするのではなく、800℃以下でも十分な、煮炊きや焼き物料理、暖房、照明用の灯火もあります。 油や鑞を利用出来るのであれば、これも燃料に使えます。 たぶん、取扱いが便利な油は太古から利用されていたと思います。 油を貯蔵する器や燈明用の器具は古代でも出土は多いです。
しかし、油の製造にはそれなりの手間がかかりますので、経済的に大量に日常的に使用するのは難しく、日常的に大量の熱エネルーギーを各世帯あるいは個人、集団が利用する場合は、薪(木片)になります。 木はそこらで比較的容易に入手出来ますし、また数十年で生長するので、生活圏内で継続的に入手ができたからです。
草の方が生長は早いですが、枯らして燃料にするには、膨大な量の草が必要になってしまい、熱エネルギー源には向きません。 大量にという熱エネルギー源としては、どこでも、継続的に比較的容易に入手可能な木、木片、薪が最適だったのだと思います。
薪ではなく、木炭にすると、燃焼時に可燃ガスが出なくなります。 高温を得るには木炭が優れているけれど、多くの料理や暖房用途では、それほどの高熱は必要ではないです。 可燃ガスを燃焼させる方式の薪の方が簡単で優れている面が多いです。 直接炭素を一酸化炭素、二酸化炭素にする炭の燃焼の場合、高温になることで可燃ガスが増えることはないので、燃えさかってしまうということにならず、比較的火力が一定になり、長時間の燃焼が可能です。 木炭の燃焼の場合、上方に大きな炎ができてしまうのではないので、熱エネルギーを加熱対象容器に集中させるという便利さもあります。 また炎のない燃焼で長持ちするので、火鉢・あんか・かいろのような暖房には向いています。 逆に、室内の空気の温度を上げるという面では、薪を燃やした方が有利です。 燃焼ガスの排気が問題になりますが、その排気の構造を熱交換にも使えるので、一層有利に暖房に使えます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3 …
https://www.aplusinc.jp/woodstove-warmth/cumbust …
日本の農家の大きな藁葺き屋根の家の暖房も、家の中の囲炉裏で薪をもやし、熾火をうまく利用する方式でした。
多分、古代で冬に室内暖房が必要な地域では、屋内に炉をつくって、特に排気をしないで済む程度の薪をくべて直接暖房に使い、熱の利用効率を100%に近くしていたのだと思います。
https://api-pc-img.cld.navitime.jp/images/http:/ …
白亜気さん
ご回答ありがとうございます!
まさにオイルを使った照明についても今調べています。
紀元前の古代ギリシアや古代ローマの時点でオイルランプが利用されていることからも、油を燃料とした歴史も相当古いもののようですね。
いただいた情報を総括しますと、石炭が登場するまでの古代~中世では‥
1「高温を得るには木炭が優れているけれど、多くの料理や暖房用途では、それほどの高熱は必要ではないです」 ⇒ 料理には利用されていなかった
2「火鉢・あんか・かいろのような暖房には向いています」 ⇒ 暖房に利用されていた
3「逆に、室内の空気の温度を上げるという面では、薪を燃やした方が有利です」 ⇒ 暖炉や煙突が発明された時代・地域では以降暖房には木炭は利用されなかった
という理解で良いでしょうか?
ちなみに「オンドル」について教えていただいたページでは、オンドルが木片や薪ではなく練炭が利用されるようになったのは「1960年代から80年代」となっており、近代の話のようですね。
No.2
- 回答日時:
>石炭登場以前に世界中で木炭が生活の中でどんな形で利用されていたか今一つよく分かりません。
燃料としてですよ。
古代から人間は火を利用して生きてきました。
料理にしても暖房にしても湯をつくるにしても燃料が必要でしょう?
頑丈なレンガや陶器をつくるのも燃料が必要です。
人間を火葬しようと思えば燃料が必要です。
要は文明が発達すればするほど、人口がふえるほど燃料が必要なのです。
そのため、文明が発達したところでは付近の木々が使用されました。
古代の遺跡が砂漠が多い一員ともなっています。
satoumasaruさん
ご回答ありがとうございます!
もちろん、エネルギーについて調べているので木炭が燃料として利用されているというのは分かります。ですが木材をそのまま使わずわざわざ原木を木炭にしてから利用する用途(それも古代~中世で)が何なのかを知りたい感じになります。
レンガや陶器を作ったり人間を火葬するのにも木炭を利用していたということでしょうか?
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その後ですが、紀元前のメソポタミア文明や古代ギリシア・ローマの頃にはすでに木炭が調理・暖房や煉瓦の焼成・銅&青銅器・鉄器の錬成に木炭が利用されていたという記述を色々と見つけることができました(調理周りの情報があまり見つかりませんが‥)。
ご回答いただいたみなさまありがとうございました‥!
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