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JALは経営破綻しましたが、再上場しました。
なぜでしょうか?

「そんなもん半沢直樹というドラマを見てればわかるよ!」
というお答えが返ってきそうですが、あれはドラマであり、極端な脚色が成されています。
というか入り口(経営破綻寸前)と出口(再建)だけが同じで、中身は全然違うのでしょう。

破綻したJALがどのようにして再上場までこぎつけたのか、ツボを押さえて簡潔に教えてください。
できれば池井戸潤氏の小説やTVドラマ半沢直樹との違いも比較して教えていただけると幸いです。

A 回答 (7件)

整備士や地上作業員はタクシー利用なんてできないし、夏は暑い冬は寒くて意外と給料が安く、残業代や資格手当で稼ぐという地道な感じでしたが・・。


パイロットやCAは違いましたが・・。
古くは53年もく星号三原山墜落、82年の羽田沖着陸失敗による海上墜落、85年御巣鷹山墜落、93年の花巻で日本エアシステム(当時JALの子会社)のしりもち事故、97年の三重上空の乱高下事故が日本航空の代表的事故で、それ以外も小さな事故は複数あり、同様に全日空も同様に細かい事故は多く、しかしながら2000年以降の大手キャリアの事故は日本では死亡者がなく、企業体質が変わったと言えます。
私は90年代後半にシップサイドで実機の整備をしており、当時が徐々に変化するころで、それまで緩かったコンプライアンスレベルが高くなりつつありました。
飛ばす=儲け主義で、慣れによるおごりがあったと思います。
2000年以降パイロットの飲酒が問題となり、検査が行われるようになり、ニュースでも騒ぎましたが、2000年以前は当たり前、CAも2日酔いは当たり前。
整備士は朝早くから夜遅くまで現場作業で、泊りの勤務もありましたので、乗員のような花形とは違います。
整備士はマイカー通勤です。
2000年以降の事故が少なく、それまでのカルテルが崩壊し、また日本航空の破たんにより大幅な意識改革が行われたことが大きいと考えます。
1回の事故は数年分の収益を吹っ飛ばしますので、慎重かつ精密な運航や整備が行われなければいけないのに、特殊業界というだけで高い給料で優遇し、アメリカ製のダグラスやボーイングなどの大型ハイテク機を非常に高い値段で貿易メリットのみを考えて無理に購入しており、会社は慢性的な借金体質でしたが、政府や運輸省がバックでまさに親方日の丸でした。
稲盛改革が行われると確認事項の徹底、使用機材もエアバスの小型機を投入しコスト管理も行われ、747ジャンボの退役など業界が大きく変化しました。
2000年以降に私も退職しましたが、辞めるときは業界が低迷期で同僚も多くリストラにあい、亡くなった同僚もいます。
ドラマとは違う本当に悲惨な状況でローンが払えない人や職や家、家族を無くすということも普通でした。
空港で働く人は他の地上で仕事を探すことがむつかしく、路頭に迷う人も多かったと思います。
私自身も当時のマンションを手放しました。
ドラマのようにハッピーエンドであればいいですが・・・。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

>稲盛改革が行われると確認事項の徹底、使用機材もエアバスの小型機を投入しコスト管理も行われ、747ジャンボの退役など業界が大きく変化しました。

稲盛氏はいろいろなことをやっていたのですね
稲盛氏によるJALの体質改善、改革についてはいくつか書物を読んだのですが
難しすぎて理解不能で、些末な部分しか覚えていませんでした。

>ドラマのようにハッピーエンドであればいいですが・・・。

TBSドラマはまだ終わっていません。まあきっとハッピーエンドになるのでしょうがもしかしたら大どんでん返しが待っているかもしれません。

お礼日時:2020/09/02 19:45

「意識改革」というのは、稲盛さん自身が語ったこと(総論)です。

もちろん、その具体的な中身(各論)の幾つかは回答No.3で説明されています。日産の元会長であったゴーンさんがニッサンを再生させたことと似ている面はあります(やりかたはゴーンさんのようにごり押しではありませんでしたけれど)。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます
社員の意識改革をするためには、それまでの社内体質を引きずっている役員を昇格させるのではなく、JALに稲盛氏、日産にゴーン氏のように、社外の人を据える、というのがいいのかもしれませんね

お礼日時:2020/09/02 19:41

JALが経営破綻したとき、当時の民主党政権がいろいろ優遇措置を講じて徹底的にJALをバックアップして、予想以上に早くJALを再上場させたからです。

 JAL再建の大義名分のもとJALに乗り込んだ稲盛が率いる京セラグループも、経営指導料などの名目で多大な利益を得ました。 当然その一部は民主党の幹部にも還元されているでしょう。 そのために、自民党政権になってからはJALはいじめられています。 新規羽田発着枠はANAの方が多く割り当てられたり、新たに政府専用機として購入されたボーイング777の機体整備は、それまでのJALからANAに変更になりました。 そしていまではANAの売り上げの方がJALよりも多くなっています。 でも、ここにきての新型コロナウィルスの影響で、両社の業績は大幅に悪化しており、両社の経営統合の話も出ているようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

お礼日時:2020/09/02 19:40

経営破綻に陥ったかつてのJALを再生させたのは、京セラと第二電電(現・KDDI)を創業させた稲盛和夫さんです。

稲盛和夫さんは航空機業界の人ではなかったのですが、経営とはそんなことには関係ないわけ。

稲盛さんがやったことはただひとつ。「意識改革」です。JALは大企業で、社員たちはそこで安住していて、問題意識が足りなかったわけ。それがダメだとハッパをかけて改めさせたのが稲盛和夫さんで、全員に(自らの仕事に対する)認識を深めさせ、意識改革をさせたんです。全社員がその気になれば、傾きかけたJALを3年で再生させることは、可能だったんです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

>稲盛さんがやったことはただひとつ。「意識改革」です。JALは大企業で、社員たちはそこで安住していて、問題意識が足りなかったわけ。それがダメだとハッパをかけて改めさせたのが稲盛和夫さんで、全員に(自らの仕事に対する)認識を深めさせ、意識改革をさせたんです。

稲盛氏が立て直した、というのはいくつかの書物で読んだのですが、実行したのが
「徹底した予実管理を行い、予実に1万円以上の差が発生した場合は、
 その原因と反省、失われた利益の回復方法を徹底的に追及する」
ということだけが記憶に残っているのですが、これ以上、よくわからないんですよね。
そんなことでJALを立て直せたのは本当なのか、どうしてもよくわかりません。

お礼日時:2020/09/01 20:04

JALは再上場と言いましても、元々のJALは半官半民としてスタートしたのですが、2008年迄日本のフラッグシップキャリアでしたが、リーマン・ショックが引き金となり、経営以破綻し2010年1月に会社更生法の適用となり、経営再建により2012年9月に新たに日本航空として新規上場を果たしました。


従来の日本航空が再上場したわけではなく、従来の日本航空は上場廃止により株式価値消滅で、既存株主で売却できなかった人は株券が紙くず化しています。
新規上場で新たに資金調達を行いますが、再上場復帰ではなく新規公開ですが、同じ日本航空という名称ですので紛らわしいです。
日本航空の再建に寄与した人物は京セラ創業者の稲盛和夫氏で、徹底したコスト管理を進め同時にリストラを行い。
稲盛会長ご自身も社用車を廃止しバス通勤、社長室を廃止し、他の社員と同様に垣根のないオフィス、乗員の宿泊先へのタクシー移動、役員報酬、社員割引や無料利用制度廃止、赤字路線廃止、パイロットやCAの再雇用などを徹底して、利益路線の拡大などを同時に進めました。
中でも、ボーイング747(通称ジャンボ)という大型機の退役、エアバス社から供給を受けるハイテクで安価で燃費の良い航空機を採用し、中小型機で効率を高め、給料カット、年金も大幅にカット(現役及びOB)、社員優遇制度廃止、固定資産売却など痛みを伴う改革をしたことが大きな成果を上げました。
現在の会長植木氏は元パイロットで、稲盛会長が就任時に植木氏を社長に指名し、操縦桿を置いた植木氏はかつての同僚である、パイロット全員を解雇処分とする指令を受け、断腸の想いで断行し、植木氏は解雇したパイロット全員を海外キャリアに再就職させました。

国鉄や郵政、日本専売公社など、旧国営企業は官僚の天下りや大臣が裏金のやり取りで大きな借金をしていた背景があり、その延長上で民営化後もカルテルが残り、過去の経営人が私物化していたことが経営破たんに繋がったと考えられています。

私はかつてANA系の会社で整備をしていましたが、当時のJALはパイロットもスッチーも鼻高で、会社の経費も我が物顔で使っていて、経営悪化時もお構いなしでした。
整備現場で働く整備士も労働環境が悪く、正しい整備状況ではなかったと言っていました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

>従来の日本航空が再上場したわけではなく、従来の日本航空は上場廃止により株式価値消滅で、既存株主で売却できなかった人は株券が紙くず化しています。

別の会社なんですね

>新規上場で新たに資金調達を行いますが、再上場復帰ではなく新規公開ですが、同じ日本航空という名称ですので紛らわしいです。

紛らわしいですね。なんで全く同じ名前にしたんでしょうか? 名刺や看板を交換する費用を削減するためでしょうかね。

>日本航空の再建に寄与した人物は京セラ創業者の稲盛和夫氏で、

経営破綻寸前時期から、回復のために何人か社長が交代して、最終的に稲盛氏が就任し、再上場までこぎつけたのは、何冊かの書物で知っているのですが、どのようにして立て直したのかがよくわからないんですよね。局所的な視点と大局的な視点と同時に理解しようとするとどうしても理解が進まないんですよね。まあ、私がバカなんでしょうけど。

>国鉄や郵政、日本専売公社など、旧国営企業は官僚の天下りや大臣が裏金のやり取りで大きな借金をしていた背景があり、その延長上で民営化後もカルテルが残り、過去の経営人が私物化していたことが経営破たんに繋がったと考えられています。

要は
「親方日の丸だったので、誰も利益とか損失とか考えなかったから倒産寸前まで行っちゃった」
ってことですよね

>私はかつてANA系の会社で整備をしていましたが、当時のJALはパイロットもスッチーも鼻高で、会社の経費も我が物顔で使っていて、経営悪化時もお構いなしでした。

タクシーやハイヤーで出勤してたそうですね。
ただし経営参画した元パイロットの植木氏が当初に主張した
「私が上司ならこれから東京ニューヨーク間を飛ぶパイロットに、
”満員の山手線で通勤しろ”
とはとても言えません」
というのも解るような気がします。命預ける、預かる職種ですからね。(まあ、それを言ったら整備士もCAも同じだが)

しかしまあ、労組が7,8団体もあり、それにOBまでもが口突っ込んでくる、ってのは尋常じゃない企業ですね。みんなで寄ってたかって経費の無駄遣いして、会社を食い物にしていたんでしょうね。

お礼日時:2020/09/01 19:58

再建したからです



上場基準に適合したからです
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

お礼日時:2020/09/01 19:46

>破綻したJALがどのようにして再上場までこぎつけたのか、



旅客機を飛ばして利益が出る様になったからですよ。

旅客機を飛ばして利益が出る様にするためには、貨物機を売却したり、リゾートのホテルも売却したりして事業ポートフォリオを縮小しました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

>旅客機を飛ばして利益が出る様になったからですよ。

利益が出るようになったんですね。
って、そりゃそうですよね。

>リゾートのホテルも売却したりして事業ポートフォリオを縮小しました。

ホテルで失敗した話は山崎豊子の「沈まぬ太陽」にも出てきますね。

お礼日時:2020/09/01 19:46

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