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No.4
- 回答日時:
熱力学ではエネルギーの移動手段として、熱Q と 仕事 W を考えます。
この時熱や仕事の出入りがある時その変化量を dQ, dW と記載します。エネルギーの出入りを観察する対象物を系と言います。
系のエネルギー変化は dU = dQ + dw となります。
観察する系が外界から熱を貰ったり、与えたりしない時「断熱」と言います。ですから断熱の時 dQ = 0 となります。
観察する系が外界に仕事をせずに膨張することを「自由膨張」と言います。ですから自由膨張の時 dW = 0 となります。
ですから断熱自由膨張の時、系のエネルギーの出入りは
dU = dQ + dW = 0 + 0 = 0
となりエネルギーの出入りはありません。
>断熱でない自由膨張はどうなるのですか
「断熱でない」とは系と外界との間に熱の出入りがあることです。この時外界には3種類の条件が考えられます。各々熱の出入りは下記の様になります。
系より外界の温度が低い時には、系から外界に熱が移動しますですから dQ < 0
系と外界の温度がひとしい時には、熱の移動は起こりませんから dQ = 0
系より外界の温度が高い時には、外界から系に熱が移動しますですから dQ > 0
この理論が成り立つのは、分子間力がない理想気体の時に限られます。理想気体でないときは、分子間力を引き離すのにエネルギーが使われ、系の温度は下がります。
No.3
- 回答日時:
もちろん温度変化を伴います。
断熱自由膨張膨張の場合の熱力学第1法則は
Q=0,W=0ですから、ΔU=0
でも、断熱でないなら、
Q≠0,W=0ですから、ΔU=Q
No.2
- 回答日時:
断熱でないと、外部と熱のやり取りがあるので
多少温度に変化があるかもしれないです。
でも、聞きたいのは「自由ではない」(=外部へ仕事をする)膨張
ではないですか?
断熱膨張では、外部にした仕事分だけ温度は下がります。
No.1
- 回答日時:
断熱自由膨張は理想気体がその膨張の前後で仕事をしないし
外部からの熱の出入りがない。だから内部エネルギーに変化がないので
温度も変わらない。
しかし断熱でない場合外部からの熱の出入りがあるから
膨張の前後で内部エネルギーが変化するから
温度が変わらないというわけにはいかない。
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