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エリクソンは、人間は一生をかけて人格を発達させていく存在だと考えていますね。
エリクソンは8段階を想定して理論化していますが、その最初のものが、乳児が養育者に対して抱く「基本的信頼感の形成」だと考えているようです。それが、それ以降の健やかな精神的(心理的)発達の土台であるという考え方は一般的なものではないかと思います。

<質問>もし、この基本的信頼感が形成できなかった場合、後の様々な人格形成に必要な要素を形成しにくくなると考えられます。この基本的信頼感を形成できなかった場合、自己不信(自己肯定感の低さ)他者との信頼関係の構築という点において障害になると考えられますが、大人になって、もしこのような状態であることに本人が気付いた場合、この状況をどう改善していけばよいのでしょうか。乳児期に形成できなかった基本的信頼感というものを形成することはもう無理なのでしょうか。

A 回答 (1件)

> 乳児期に形成できなかった基本的信頼感というものを形成することはもう無理なのでしょうか。



そのようなことはないと言いたいですが、「新しく基本的信頼感というものを形成できるようになった」or「~~形成できるようにならなかった」という判定そのものがやっかいです。 

参考になるかどうか、、、
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話しは全く違いますが、何かの事故や病気などで、脚を失った、視力を失った、人工肛門になってしまった、などなどの場合でも、それ自体はどうにもならなくても、カバーして人生を充実させる人もいます。 障害者の運動選手も結構います。 聴覚を失ったベートーベンはアル中の親から大変な育てられかたをしていたようです。でも、第九を作曲しました。 ビートルズのジョンレノンは、反抗的な少年だったらしいですが、それは実の両親に育てられななかったという事情があったためという推定もあるようです。
円満な夫婦、優しい親に育てられることができなかった子は、案外多いモノだと思います。 朝ドラで「おちょやん」も、酷い状況で育っています。 昔は、子を優しく育める親はそれほど多くはなく、貧乏で家庭をかえりみない乱暴な親ということで奴隷のようにこき使われるだけという子も多かったようです。  
エリクソン自身も、まあ過酷な幼少期を経験しています。エリクソンが自分自身や他の辛い状態の人の状況をしっかりと見て、それを「こういうことなのか!」と明確に想い描いたことで、それからの人生が変わっていくようです。
フロイトの分析でも、本人が自分の幼少期などの経験を把握し直すことで、精神状態の大きな問題が解決に向かうことをベースの一つにしています。

存在しなかった理想像を、残念に思って将来に絶望あるいは諦めをしているのではなく、過去は過去として認識し、これまでの生き方にけじめをつけ、現実をしっかりと見据えて、自分が目標とすることを明確にして、自分の意志と力で未来を切り拓こうとすることで、道がみえてくるのだと思います。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただいて、有り難うございます。

お礼日時:2021/01/17 13:40

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