重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

電子書籍の厳選無料作品が豊富!

皇族の貴賤結婚と、側室制度は必要ではないか?

A 回答 (1件)

天皇家は、今でこそ憲法で「日本の象徴」とされているが、古代から、少なくとも平安時代の桓武天皇を最後に、ほぼ日本の象徴と化していた。

モノを云う天皇としての例外は後醍醐天皇と、江戸時代末期の光格天皇、孝明天皇くらいだろうか。

「日本の象徴」とは、国民生活の規範だ。つまりある種の国民生活の理想のひとつであり、また天皇家も国民の生活様式の模範となることを要請される。

例えば、血縁継承を重視する茶道・華道など伝統文化の「家元制度」などは明らかに天皇家の継承文化に強く影響されている。

明治維新前の天皇は公然と側室を持っていたが、維新後は洋風化の規範として側室制度を廃止した、しかし「皇居内に住む未婚の女官」という形で実質的に存続している。政府高官や富裕者が公然と妾をもっていたのはそのためだ。
しかし、大正天皇は実質的に一夫一婦であり、昭和天皇はそれを形式的にも推し進めて、女官も「自宅から通勤する既婚女性」に改めている。

その後、徐々に国民も皇室の変化に倣って妾を持つこと自体が糾弾されるようになったのはご存知の通りだろう。

このように、天皇家の結婚制度は国民の結婚制度に実質的に繋がっている。
天皇の象徴性は、決して形ばかりのものではない。

天皇家に側室制度を復活させることは、国民も妾や男妾を持っても良いというメッセージを送ることになる。
それはそれで、皇統存続問題や少子化対策には良いことかもしれない。
しかし、この世の潮流は逆の方向に向いている。その巨大な波を覆すには大変なエネルギーが必要とされるだろう。
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!