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確率・統計のこぼれ話。
ある家電量販店でのこと。ある家電品の前に長い広告文があったので、気になって読んでみると、
『本製品は、品質保証検査に2種類の異なった検査を実施しております。(ここでは各検査をA、Bと呼ぶことにする)A、Bともに精度が99.99%でありますので、2つを実施することで、さらに精度は上がり、限りなく100%に近い確実さで良品とできると自負しております。どうか、ご安心してお求めください』
(ここでいう99.99%の精度とは、10000個の製品を検査して、全品良品と判定されると、9999個は本当に良品であるという意味らしい)
さて、以上の説明は正しいのだろうか?というのが疑問です。実際は、尤度とか6σとか、専門的に難しいことがあるのでしょうが、素人の感覚としては、2つの異なる方法で検査して良品と判定されたなら、精度というか確実さはどちらか1つだけで検査した時より上がりそうな気もするし、変わらないとも思えます。どうなのでしょうか?

A 回答 (15件中11~15件)

検査A, B とも、「製品の不良率は1万台に1台である」という判定をしているのか、「不良品を 99.99% の確実さで検出する」ということなのかが分かりませんね。



前者であれば、「全数検査」しているという条件なら「その1万台に1台の不良品を排除しています」ということにはなるので、「市場に出回っているものは、その2種類の検査を通過した良品です」ということは言えるでしょう。ただ、見逃しがどの程度発生し得るのかは不明です。
異なる検査を行うことで「1種類の検査で発生し得る『万が一の見逃し』をさらに低減できる」ということにはなります。

後者なら、1種類の検査では「0.01% の見逃し率である」ということなので、2種類の検査を行うことで「見逃し率を 10^(-4) × 10^(-4) = 10^(-8) に低減できる」ということが言えます。

ただし、出荷時の検査と、使用後の「初期不良」「経年不良(劣化)」「寿命」とは別な話なので、その製品の信頼性については何とも判断できませんね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2021/11/10 10:44

誇大広告です。


電子部品なんて中が見えませんのでいつ不具合が出るかも判りませんからね。
品質保証検査を行った時は良くても、市場に出て直ぐに壊れる場合も有りますし。
品質保証の中には消費者危険と言う物が有ります。
それを如何に小さくするかですが、決してゼロには出来ません。
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2種類の異なった検査とは言っても、たった2項目しか検査しないという意味ではないと思います。

いくら何でもそれでは少なすぎるので。

正確には2種類の異なったガイドラインの検査手法を取り入れてる、という意味だと思います。例えばJISとISOといった視点の異なる検査手法を取り入れて抜けを防ぐという意味かと思います。
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検査器に100%の精度保証がないかぎり


検査結果はどれだけ高くても99.99%です。
そこの誤差は検査器と検査対象品のどちらとも言いきれません。
つまり、問題にすべき部分ではないんです。
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精度とは「測定結果の正確さと精密さを含めた、測定量の真の値との一致の度合い」とJISで定義されています。

と言う事は1万個に1個はいい加減な測定もしていると解釈できます。

合格率が99.99%ではないので私は信用しませんよ。そもそもそんな説明が必要になるほど信頼されていないメーカーなんて買うものではありません。
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