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今や日本は世界先進国では格安の物価と言われ、一部の発展途上国比べても決して物価は高くないと感じています。日用品、外食共に欧米等と比べても決して高くなく、どちらかというと品質が高いわりには価格はかなり安いと感じております。

特に日本の大衆向けのレストランは海外では考えられないほどの安い価格で、非常に品質の高い食品を出しています。

しかし、そんな日本でも、異様に高い物があります。フルーツや一部野菜等です。
もちろん、日本の地理上、農産物の製造コストが比較的高いのは理解が出来ます。又、日本人の性格上、海外産(特に中国産)の農産物が受け入れにくい方が多い事も理解できます。

しかし、不思議なのは、決してお金持ちが多い訳ではない、節約好きな国民性であるのに対して、果物は超一級品の形状や味を追求し、農家もそこに手間を掛けているから一層コストが高くなっていると言われていますが、本当に日本の一般国民はそれを望んでいるんでしょうか?B級品と言われる果物は破棄され、市場に出回るのは極々一部と聞いています。

市場というのは文字通りマーケットが決めるものだと思っています。

アメリカでは5kgのスイカが300円です。
日本では5kgのスイカが3000円でしょうか?

仮に日本の製造コストが多少高いと仮定して、B級品が1000円のスイカだとしても、本当に完ぺきな形を市場の多数が求めているんでしょうか。1/3の価格であれば、そちらを求めるのが多数であれば、マーケットはそちらに向かうと思います。それでも3000円で売るということは日本の大多数の消費者が3000円でも完璧な形のスイカの方が買いたいと思っているということですか?

欧米と比べて、発展途上国の中国と比べても日本人の平均果物摂取量は極端に低いと聞いています。
これは明らかに高すぎて買えないから食べれないと思うのです。

日本人の節約特性、コスパ重視の日常生活と上記がどうも矛盾に感じてしまいます。だって、スーパーの割引ステッカーや特売等は主婦が目を光らせているのに。。。

上記が合理的に説明できる方いらっしゃいますでしょうか。

A 回答 (2件)

>異様に高い物があります。

フルーツや一部野菜等です。

そうですね。
これは簡単に言えば「高級品として売り出すしかない」からだと思います。
では、これらの高価なものが何に使われるかというと「贈答用」です。
或いは贅沢をしたいときの特殊なものです。

安価に作ることもある程度は可能でしょうが、海外の物と比較すると「中途半端」な価格にならざるを得ませんし、受け元であるスーパーや農協などが形状など規格に沿ったものは受け付けないという体質が根強くあります。

また、価格を守るために、豊作だった場合は、農家側で破棄して価格調整などを行っています。

>日本人の節約特性、コスパ重視の日常生活と上記がどうも矛盾に感じてしまいます。

節約特性、コスパ重視、、気のせいだと思いますよ。
そこで重要な、「ものを見極める能力」は極めて低いですから。
情報にとても左右され、それにいとも簡単に踊らされる性質です。

>だって、スーパーの割引ステッカーや特売等は主婦が目を光らせているのに。

割引していないでも十分に安く、品質の良い980円のOZビーフは売れず、特価のついた脂の多い「黒毛和牛」3,000円を「たまにの贅沢」と言って買っているのですけどね。


>それでも3000円で売るということは日本の大多数の消費者が3000円でも完璧な形のスイカの方が買いたいと思っているということですか?

世がそういう風に仕向けているということ、それに気づいていないということです。
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は、説明できます。

理由は簡単で「諸外国と比べて日本の果物消費量は伝統的にものすごく少ないから」です。

日本で果物は「野菜とは別のモノ」というジャンル分けがなされていて、あくまでも「水菓子」として菓子つまり間食で食べるもの、という認識が為されています。主食で果物を食べる文化が日本には存在しないのです。

これはなぜか、というと「江戸時代までコメの生産向上が重要であり、それ以外は全国に売って換金できる穀物や塩などの産物に重点が置かれ、果物に力を入れてこず、明治以降も輸出品としてのかんきつ類などは生産したが、国内消費の拡大政策はお乞わなかった」からです。

諸外国に行ってみるとわかりますが、果物の食べ方は日本と全く違います。
たとえば欧米などは、サラダに果物を混ぜます。

アメリカの有名ホテルウォルドーフで出されたのが始まりと言われる有名なウォルドーフサラダなど、欧米には果物をふんだんに使った料理がたくさんあります。
 それにくらべて日本の食卓で「フルーツを入れたおかず」はせいぜい干しブドウをいれたサラダぐらいで、マヨネーズで和えた野菜とフルーツのようなサラダを出す家庭はまずありえない、と言っていいぐらいです。

また東南アジアのフルーツの食べ方も日本と違って「暑気あたりしたくなければ果物を食べなさい」という認識で食べています。
 なので「朝食はフルーツだけ」とか「フルーツに少々の米」というような食べ方をします。

また地域によっては熟す前のバナナやマンゴーを野菜と同様に使って食べる地域もたくさんあります。

こちらも「食事」や「おかず」としてフルーツをたくさん食べています。


このような文化を持つ国では、一般的に果物は野菜と同じ程度の値段で売られています。というより《果物は日常的に消費される野菜》なのです。

日本では果物を野菜として消費する文化が無いため、果物の消費量をあげるとすれば「お菓子」としての消費量をあげるしかありません。しかし、お菓子として消費量をあげるなら、あんこ菓子やケーキ類と競合することになり、結果として日本の果物はやたらに糖度が高い高級品になっていくのです。

質問者はスイカを例に挙げて
「1/3の価格であれば、そちらを求めるのが多数であれば、マーケットはそちらに向かうと思います。」
と書かれていますが、今の状態では日本人は《形が悪くて、甘くない可能性がある、でも値段が1/3のスイカ》を買わないのです。
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