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初等教育での仮名の変遷について。

寺子屋では平仮名が教えられていました。
明治時代には、片仮名に代りましたね。
戦後は、平仮名に戻りました。

質問は、教える仮名が、なぜ変遷したのですか?

A 回答 (3件)

どちらが読みやすく書きやすいか。


この理屈は分かりませんが、誰もが角々した片仮名よりも滑らかな曲線が多い平仮名を選ぶでしょう。

片仮名と平仮名は、ほぼ同じ時期に成立したと思われますが、成立過程はかなり異なります。

片仮名は、漢文を読むときの「フリガナ用」として漢字の一部を切り取った表音文字として発達しました。
平仮名は「日常的な文書用」で使用されていた万葉仮名(漢字を日本語の音に当てはめて表音文字化したもの)が、草書体化するなどんどん崩されて簡略化された表音文字です。

つまり、古代から日常的に使われていたのは平仮名だったのです。ちなみに平仮名の「平」は易しい、簡単の意味で、古代から日本人は平仮名の方が使いやすいと感じていたのでしょう。

それが明治時代に国民皆教育制度ができると、当時の文部省は、文字を初めて覚える幼い子供達には曲線の多い平仮名は難しく、直線が多い片仮名の方が易しいだろうと判断して、片仮名を優先的な仮名文字に採用したわけです。ただし、もちろん片仮名を憶えたらすぐに平仮名も教えましたので、日本人なら両方できたわけです。

それで戦後になりますが、結局のところ、ほぼ全日本人が平仮名をメインに使用していることから、平仮名を優先して教え始めたということになり、片仮名は主に外来語に充てる使い方ということになっています。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
明治には、<文字を初めて覚える幼い子供達には曲線の多い平仮名は難しく、直線が多い片仮名の方が易しいだろう>という判断なのですね。

お礼日時:2023/01/26 10:41

平仮名は異体字が多く有り、地域によって使う文字が違っていました。


片仮名は異体字が少なかったので標準化し易かったからです。
平仮名の異体字を標準化が完了していたので、戦後に学校制度が
変わったのを機に平仮名にしたのです。
Wiゐ、Weゑ、などは現在無くなって居ますね。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<片仮名は異体字が少なかったので標準化し易かった>のですね。

お礼日時:2023/01/26 10:42

平仮名と片仮名では成立が大きく異なります。


片仮名は平安時代に、日本語の音を表すのに考案され、おおよそ100年程度の短い期間に形作られたと記憶しています。なのでアを表す片仮名はアしかありません。
平仮名はそのようなことはなく、万葉仮名の崩し字が広く平仮名としてつかわれてきました。なのでアを表す平仮名も亜、阿、吾など様々な漢字が元となっています(今では変体仮名と言われるようになっていますが)。そもそも平仮名のアを『あ』と表記しなければならないという決まりは、今まで1度もありません。そんな中で、小学校で平仮名のアの文字は『あ』と教えるようにしましょう、という文部省のお達しのみの非常にゆるい決まりで、今の平仮名の50音は成っています。

明治時代に片仮名に変わったという話は知りませんが、そのような訳で日本語の音を表現するのには片仮名が適していたわけです。

(ちなみに『い』などは明治時代は1画で続けて書いていました。そのような微妙な違いもあったりします。)
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この回答へのお礼

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お礼日時:2023/01/28 14:54

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