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中国に大昔に行ったのですが医療はいまだに安いんですかよろしくお願いしますm(_ _)m

A 回答 (1件)

中国では、高齢化が急速に進み、がんや心血管疾病などが増え、疾病構造が欧米型に変化してきました。

それに伴い、国民一人当たりの医療費は大幅に上昇しています。WHO(世界保健機関)のデータ(Global Health Expenditure Database)によると、2000年には一人当たり43ドルだった医療費が、2015年には426ドルと約10倍に増えました。
公的医療保険制度も、改革、整備が進められていますが、日本とは異なる以下のような特徴があり、現地で治療を受ける場合は、病院事情をよく把握しておくことも大切です。

医療の地域間格差
レベルの高い医療機関は都市に集中しており、医療の地域間格差が大きくなっています。農村部の住民が、よりレベルの高い医療を求め、都市をまたいで受診する場合は、より多くの自己負担額を覚悟しなければなりません。

病院が等級分けされ、等級が高いほど自己負担割合が高くなる
中国の国公立病院は、規模によって1〜3級に分かれています。大学病院に相当する3級が最もランクが高く、3級病院への集中を避けるため、等級が高くなるに従って自己負担の割合が高くなるように設定されています。

前払制
治療後にまとめて支払う日本のシステムと違って、中国では受付時、医師の指名時、カルテ作成時など、その都度前払する必要があります。また、検査や入院時には、保証金も支払わなければなりません。

救急車は有料
公共のサービスとして救急車(120番)がありますが、有料です。基本料金の他、走行距離によって料金が加算され、医療従事者が治療や投薬を行った場合、心電図などの機器を使用した場合などは別途請求されます。一般的に英語は通じず、中国語での対応となるため、旅行者などの場合は注意が必要です。

レベルの高い医療を希望する場合は医療費が高額になります。
中国では、医師のランクによって初診料が異なる他、診療内容、使用する医療機材、治療薬によって、医療費も変わってきます。公的保険で給付される医療費には限度額が設けられており、がんや心疾患など大病を患い、よりレベルの高い医療を希望する場合は、自己負担が高額になりやすい傾向があります。

中国(都市別)の医療事情と支払事例
実際はどの程度の費用がかかるのか、都市ごとに見ていきましょう。さらに、中国への旅行中に病気やケガの治療を受けた場合の費用について、損害保険ジャパンの支払い例から、一部をご紹介します。

北京の医療費
中国の首都・北京は、秋田県や岩手県とほぼ同じ緯度にあるため、冬の寒さは厳しく、夏は雨が多い気候です。経済、文化の中心地であり、北京には、万里の長城、北京故宮など世界遺産も多いため、観光に行きたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

外務省の海外安全ホームページによると、北京の医療レベルは高く、外国人専用の外来のある国公立病院や、英語や日本語が通じる外資系クリニックもあります。ただし、日本に比べると医療費はかなり高くなるようです。
例えば、外資系クリニックを受診した場合、風邪や胃腸炎でも1,000元以上必要です。日本円に換算すると約15,300円(1元=15.3円/2020年6月4日現在)になります。中国の医療制度では、希望する医療のレベルが高くなるほど支払う額も多くなるため、大きなケガや重大な疾病の場合は、請求額が多くなることを覚悟した方がいいでしょう。
なお、中国の多くの医療機関では海外旅行保険が使用できます。万が一に備えて、外務省では旅行などの際は加入することを推奨しています。

北京市内の交通量は多く、日本人が事故に巻き込まれるケースも多いため、交通事故には特に注意が必要です。また、大気汚染は改善されつつありますが、天候によっては空気が悪くなるため、滞在中は大気汚染の状況をチェックして、マスクで予防しましょう。

上海の医療費
鹿児島県と同じ緯度にある上海市は、夏は暑さが厳しく、冬は氷点下になることもあります。上海には歴史的名所も多く、近代的なショッピングセンター、動物園や遊園地などテーマパークもあるため、観光客にも人気です。

中国では、救急車も含め、国公立の病院などでは日本語はもちろん、英語が通じない場合もあります。
しかし、上海市には、日系クリニックや日本人医師がいる外資系クリニックがいくつかあるため、日本語が通じます。ただし、ほとんどのクリニックが入院設備を持たないため、入院が必要な場合はクリニックの紹介で中国系の病院に行くことになります。
上海市の2級、3級病院には、北京と同様に外国人や富裕層専用の部門があり、レベルの高い医療を受けられますが、中国人の一般料金よりも高く設定されています。予想外の出費に備えるためにも、海外旅行保険に加入しておいた方がいいでしょう。

また、上海市周辺の浙江省、江蘇省、安徽省、江西省には3級に相当する病院が少なく、万が一の場合は、上海市や日本の病院への転院が必要になる場合もあります。海外旅行保険に加入する場合は、治療費用以外にも、搬送費用や救援者費用にも備えることをおすすめします。

上海では北京同様、交通事故への注意が必要です。車だけでなく、スクーターや自転車などもスピードを出して歩道を走るケースも多いため、街を歩くときは十分に注意しましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございますm(_ _)m

お礼日時:2023/02/21 11:50

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