昨今のニュースで「災害級の暑さ」と言う表現がありました。
これをフォーマルな文章として使用して良いかについて、皆さんの考えを教えて下さい。
無論、言葉は変化するもの、と言うことを前提とした上でご意見を聞かせて頂ければと思います。
「〇〇級」と言えば、超弩級とか、ボクシングやヨットのクラスが出てくるのですが、私個人としてはそれ以外での「級」の使用にはちょっと俗で使用するイメージがあって、フォーマルな文章として使用する時には使用をなるべく避けるなどの注意をしています。
(下級、上級、高級、低級、最上級、最大級、等級、労働階級、資産階級、重量級、昇級、進級、ノンフリート等級などは置いておいて、)既存の名詞+「級」はやや俗であると個人としては想定をしており、そこからすると、ニュース記事で「災害級の暑さ」と表現がなされると(個人的に)やや違和感があります。
私個人の狭い認識ですが、建築の言葉で、東京ドーム級と言う言葉が使用されるケースで言えば、スポーツ新聞で使用されるが、大手新聞では使用されないように思います。
ただ、今一般の日本語の社会的使用としては、「〇〇級」と言うのは一般的なのか? と言う感覚がつかめません。
例えば、建物のサイズや建築のレベル感を示すために「東京ドーム級の〜」であればイメージはつきやすいですが、「東京ドームと同等(同規模)レベルの建築構想」などと言い換えが可能であると思ってまして、フォーマルにはこちらを使用すべきかな、とも思っています。
「災害級の暑さ」であれば、「災害と同等レベルにおいて注意を要する暑さ」が良いのかな、と。
しかしニュース記事には字数制限があること、あるいは読み上げに時間制限があること、分かりやすさを重視すべきことも承知しておりますので、簡略化した簡易的表現としては、フォーマルな文章として使用してもよいのか、と言う点で「級」と言う言葉を使用して良いかどうか、現在判定に迷っています。
あるいは名詞+「級」は私の知らないところで一般的な語用になっているのか、と言う点についても気になっています。
我々が従来の文法を踏襲し、かつ社会を言語面からフォーマットとして適正化する上で「級」を使用すべきであるか、それともそうでないか、ご意見をお聞かせ下さい。
想定する文章は役所の公式な文章、大手の新聞記事になります。
この件について「別にどっちでもいいんじゃないの」、あるいは「級は使用すべきでない」、あるいは逆に「級はむしろ使用すべき」、「昔から使っていた」と言うご意見もあればそれもお聞きできればと思っています。宜しくお願い致します。
A 回答 (12件中1~10件)
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No.11
- 回答日時:
「級」より、「災害」という言葉のほうに
違和感を感じますね。
自然に起きていることが、通常よりも極端な状況に
なっている、だけなのだから、
「災害」ではないと思う。
それに「級」をつけることで、
災害に似た、災害と同じくらい、、、、という
表現になるようにした現代チックな、チープな造語
にしか思えない。
No.10
- 回答日時:
>確かに公文書にはなっていますが、「とも言える」と言う表現を実態のある級として使用して良いか、と言うことになります。
私はいいと考えています。理由は「過去に気象庁が等級付の言葉や基準で苦しんで、今では《国民の命と財産を守る柔軟な対応》に変化している」からです。
質問者様もご存じだと思いますが、気象庁はかつて梅雨入り・梅雨明け宣言というのをやっていました。しかし、梅雨の戻りが何度かあり、その結果いまでは「梅雨明けしたとみられる」という想定値しか出さなくなっています。
同様に、気象庁は「弱い熱帯低気圧」という言葉をつかっていたことがあり、これは「台風の基準に満たないでも台風並みの被害をもたらす可能性のある低気圧である」というものだったのですが、一般人は「弱い」という言葉で「大したことないだろう」と警戒を怠り、大被害をもたらしたことがあります。
その結果、気象庁は「弱い」という言葉を外して「熱帯低気圧」と表現するようになり、場合によっては「台風並みの熱帯低気圧」と表現するようになっています。
https://weathernews.jp/s/topics/201903/180085/
つまり現在の気象庁の用語基準は「国民の安全を守るために必要な用語を使う」という形になっていて、その結果生まれたのが「災害級」という言葉です。
気象庁がこの用語を使って「国民の命を守る」としているのですから、むしろ公的に使うべき用語だと私は認識しています。
ただし#3に書いたように、気象学などの学術的な用途に使う事には反対です。
No.9
- 回答日時:
>『災害級』と言う公的基準はありませんが、
私の回答を読んでいただけましたか?
「災害級」という言葉を最初に使ったのは気象庁です。ソースも添付してあります。
気象庁は気象状況の程度(クラス)の用語を決める権限を有している省庁ですから、気象庁がこのような言葉を発表した時点で「公的基準」です。
「既に決定されている『災害級』と言う言葉を使用するので、あなたもそれに従って理解してくださいね」と押し付けのは気象庁ですよ。
読みました。
私の見解は「災害級とも言える暑さ」なので、私がこれを踏襲するにはOK、と言う主張です。
なお、「災害級の暑さ」と言うのは「とも言える」がないのでNGと言うことですね。これは事前にそうした等級が明確に決められているかどうかで災害級と言う等級が事前に基準が定められていれて決定されていれば、私も「災害級の暑さ」と表現するだろう、と言うことです。詳しくは補足に記載しましたので、こちらをお読み下さい。
>「既に決定されている『災害級』と言う言葉を使用するので、あなたもそれに従って理解してくださいね」と押し付けのは気象庁ですよ。
級としての公的な基準があれば私もこの表現を踏襲するのですが、『災害級』の具体的な尺度はどこかで決定されているのでしょうか。
検索しても見つかりませんでした。。。
確かに公文書にはなっていますが、「とも言える」と言う表現を実態のある級として使用して良いか、と言うことになります。
私が仮に、公的基準としての具体的な基準が存在しそれに従う級が存在していて相手に押し付ける場合は「災害級の暑さ」、既に社会上での了承が取れておらず級として存在しない時は「災害級とも言える暑さ」として表現しよう、と言うことです。
No.8
- 回答日時:
プロ級、この言葉をどう感じますか
まったく同じ意味で、プロクラス、プロ並みも同様の感覚で使われます。
では顔は、十人並み→十人十色、といっても大きな差はないが十人並み、言い換えればごく平均的な位置付け、これは十人級、十人クラスとする表現は聞いたことありません。
>名詞+「級」
この認識がそもそも、固定観念の域を出ないだけでは?。
プロ、本来はその職業で得る収入で生活の主たる部分をまかなっているもの。
腕前、技量には直接関係ありません、んが、それなりの技量がなければ、仕事がもらえません、そんな程度なら自分でもできる、と思えばだれも依頼しませんね、そういう意味では、素人とは一線を画す技量が必要になります。
プロ、技量面では、素人とは一線を画す、または客から金をとれる(奪い取るではなく、客が進んで払う)。
そういう多数の人の共通任認識が持てる「名詞」という条件をクリヤする必要があります。
プロ、この言葉には、そういう共通認識があります
東京ドーム、これだけではそんな認識は持てません、東京ドームの何をに対しての程度評価なのか、まったく不明です。
コンサート会場、等の話の中で広さ、(収容可能人員)の話に及んだ時は使えます。
災害、これに共通認識持てませんか、ものが破壊される、人が負傷、市眉宇もあり得る。
暑さ、本来は上記のようなことは必至ではありません、でも災害の言葉で共通認識が持てるのと、同程度(多様オーバーな表現で強調はあり得ます)。
したがって、災害波、災害クラスでも使用は可能です。
多分こと場の意味を自訴で調べただけの意味で、論理的云々を考えるとそんなことになるのでは。
言葉の意味だけではなく重要なのは表現そのものなんです、その一部だけ取り上げてでは理解困難になると思っています。
言葉の論理のみにこだわり、ある人から読解力がないのですね、なんて言われた人もいます。
No.7
- 回答日時:
あなたの認識する「級」は、「主に等級を指す」と考えているのであれば、「災害級」は妥当でしょうなぁ。
まず気象庁は、基準を定め、災害の警戒度順に、
・特別警報
・特別警報「級」
・警報
・警報「級」
・注意報
・注意報「級」
などと定義(気象用語化)していますので、「級」はソコソコ昔から、公用語として使用されていると考えて、差支えないでしょう。
ただし、上記の気象用語の警戒等級における「級」は、たとえば「警報」に対する「警報級」の場合、「警報の下で、注意報より上」の位置付けです。
従い、「警報並み」「警報に匹敵」「警報に準じる」くらいの解釈が妥当と思われます。
また、それらの頭に気象(大雨,暴風など)や、気象によって引き起こされる災害(洪水,なだれなど)を冠して、それぞれの気象や災害に対する、注意や警戒の等級を示しているわけですが。
一方、「気温」に関しては、現状は「夏日/冬日」「真夏日/真冬日」などの定義に留まります。
その理由は、気温は人体には影響を及ぼすものの、直接的な災害原因にはなりにくいほか、個人差などもあるからでしょう。
あるいは熱中症は医学用語なので、気象庁は熱中症警報などは出せないとか?
しかし近年の行政は、災害と同じく、多くの人体,人命に影響を及ぼすことを重視し、「気温」についても災害並みに警戒を要すとして、自治体などが「熱中症警戒アラート」を発出したり、「気温」のことなので、気象庁としても無視は出来ず、「災害級」と表現しているのでしょう。
ただ、「警戒アラート」「災害級の暑さ」と言われると、かなりインパクトはありますけど。
気象庁が災害と言う言葉を使用する場合に限って言えば、注意レベルから重度警戒の範囲を広く指しますので、現状では具体性はやや乏しい概念とは言えそうです。
「猛暑日(今日はスゴく暑いです!)」からは、「だから注意,警戒,対策してね!」が加わった形ではあるものの、「じゃあ具体的にどうすれば?」は、示されてません。
意地悪な言い方をすれば、「行政は注意や警戒を呼び掛けたから、後は自己責任で判断してね!」みたいな感じではあります。
従い、あなたも現時点では、余りガチガチに考えなくて良いのではないですか?
いずれは「暑さ注意報」とかになるかも知れませんが。
でも、「暑さ警報」が発出されたら、学校が休みなど、社会生活にも多大な影響を及ぼすので、お役所も悩ましいところかと思います。
No.6
- 回答日時:
感覚的比喩として「○○級」を使うのは直感的で分かりやすいのでよいと思います。
が、フォーマルな文書では合理的な根拠が必要なので感覚的な表現は避けざるを得ないのではないでしょうか。>想定する文章は役所の公式な文章、大手の新聞記事になります。
これは様々な条件下で作成されますから一概には言えないと思います。目前の危険を周知する場合、過去の危険を歴史的事実として記述する場合など、条件は様々です。
No.5
- 回答日時:
追加回答
…質問者さんは非常に難しくて面倒な問い掛けをしてます。
質問に示された文言について適切な表現に置き換えるなら、
『(重大被害の発生が想定される)災害に「匹敵」』
…が考えられます。
そこに「発信者と受信者」の関係における、
「目的と主旨と手法」に対する
「解釈と理解と判断」について、
質問する側としても「主旨と論点と一般論」との比較整理が必要となる話だろう。
…と、そういう意味の回答をさせてもらいました。
No.4
- 回答日時:
質問が何を知りたいかにもよる。
ニュースが何を伝えたいかにもよる。
「フォーマル」とは何かにもよる。
「一般的なのか?」
何を一般的とするかにもよる。
「ニュース」とは新しい情報。
…主旨は簡潔な表現で一般に向け発信する事。
質問の論点は不明確だが、
目的や手法には自由度がある。
…以上の回答でも、ニュースで用いられる文言を理解する参考にはなる筈です。
No.3
- 回答日時:
ちょっと、ググってみたのですが「災害級の暑さ」という言葉は2018年が初出典で、流行語大賞にも選ばれているようです。
で、この賞の受賞者は「気象庁」で、気象庁がこの言葉をつかっているかどうかをググってみました。
その結果
「今後も、熱中症による死亡者 1500 人超を出した平成 30 年の夏のような災害級とも言える暑さが予想され、熱中症対策は気候変動への適応の観点からも極めて重要である。」という文章がありました。
出典はここ
https://www.jma.go.jp/jma/press/2003/13a/2020031 …(1.背景の章の本文にあります。)
役所が公式に「災害級ともいえる暑さ」と書いているのですから、公式文書で「災害級の暑さ」と表現するのは特に問題ないと思います。
ただし、あくまでもこれは「気温が高い事によってさまざまな問題や災害が起こりえる、ということへの注意喚起」という意味で使うのが妥当だと思います。
だから
《今年の夏は日本各所で災害級の暑さになる予想なので、対策が必要だ》
というような注意喚起の文章は問題ないとしても
《今年の夏に観測された最高気温41℃は災害級の暑さであり、温暖化傾向を強く表している》
というような学術的というか事象を正確に表現したい文書には使うべきではない、と私は考えます。
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皆様回答ありがとうございます。
個人の私見を私なりに整理しました。恐らく予め社会が明確に規定している区分のクラス分けに際し、それらが合致している場合は良いが、(社会共通でない、もしくは明確に尺度が決められておらず恣意的な運用ができてしまう)主観的視座が強い尺度の場合は使用しない方が無難、と言う判断を現在私個人の基準として使用しています。
既存にある例としては「3000メートル級」「100kg級」「ライト級」「事務次官級」「英検一級」「阪神・淡路大震災級」「伊勢湾台風級」などの具体的数値や基準があるものには違和感はありません。大衆に公知する際の明確な基準の設定、階層分け・クラス分けが事前になされて合意が取れているか、あるいは事後に知ってもそのクラスが分かるもの、と言うのが良いのかと。
一方、幅の広い概念には様々な意見があるように思います。
「過去最大級」と言うのは聞き言葉として大衆には馴染みのある形です。「プロ級」と言う言葉があればそれはイメージしやすく、あるいは「災害級」もイメージのしやすさに寄与するでしょう。
よって、私個人の意見としてですが、明示的に規定をする場合には「具体的数値や基準があるもの」に級を与えて準拠し、大衆紙、スポーツ紙、広告などの公的でないインフォーマルな文章には使用しても良いのかという線引きをしています。
連続ですが補足させて下さい。
私個人が感じた違和感は、「本来は共通了解を得るべきクラス分けの基準(級)が、発話者によって独自の分類が勝手になされ、それを前提として文章が進む」と言うものです。
よって(これも私の勝手な意見ですが)「災害級とも言える暑さ」は「『災害級』と言う公的基準はありませんが、しかし事象を伝えるため、こちらが一旦は独自にそう主張しますよ」と言うクッションがあるのでOKですが、「災害級の暑さ」と言うのは「既に決定されている『災害級』と言う言葉を使用するので、あなたもそれに従って理解してくださいね」と言う一方的な押し付けがあるように思われます。
自身が文章を書く際には一旦これらを注意しようと思います。
これは統合失調症での造語症にも似ているようにも思います。自身で勝手に造った言葉とその解釈を相手に理解せよと押し付ける感じがそうですね。