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台風情報の解説で、アナウンサーが「雨が降り続けます。」と言っていました。
「降り続きます」が正解だと思うのですが、アナウンサーの言い方も許容範囲で、当方の感覚がおかしいのかなとも最初思いましたが、モヤモヤ。
皆さんはどう思いますか。
因みに、「続ける」は意図的な他動詞という辞書的解説もありますが、雨がまるで意図があるように激しい場合はこの語が相応しく響くのでしょうか。

A 回答 (15件中1~10件)

>>自動詞から他動詞を作る接尾語、ということですかね。

「続く」の連用形は「続き」ですけど。また「続く」という動詞にさらに<途切れずにずっと…する>という意味を付加する必要がありますか。

若干誤解があるのでは。
「続く」ではなく「続ける」(下一段活用)という接尾語です。
動詞連用形は「降り」です。

「降る」という動作が、<途切れずにずっと…する>という意味になります。

つづ・ける【続ける】下一段活用[カ行]
形式名 活用形 下接語例
未然形 つづ・け {ない}
連用形 つづ・け {ます/た}
終止形 つづ・ける {。}
連体形 つづ・ける {とき}
仮定形 つづ・けれ {ば}
命令形 つづ・けろ {。}
    つづ・けよ

★ 本を読み続けています。
★ 字を書き続けています。
★ ご飯を食べ続けています。

で動詞の自他とは関係ありません。

接尾語を認めているのは、『学研国語大辞典』だけで、『明鏡国語辞典』は、

㈡ 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》とぎれずにずっと…する。
「降り━・燃え━・歩き━・眠り━・話し━・考え━・飲み━・勝ち━・失敗し━」=

と複合動詞としていますが、「~続ける」は「行って来る」「走り去る」のような動態の複合ではなく、動相(継続相)、つまりフェーズの表現で動詞「続ける」の接尾語的用法とするのが適切です。

この用法が誤りでないのは、先の【学国】の例文に示されている、

◆(雲雀ハ)春の歌を唱いつづけている
〔阿川弘之・雲の墓標〕

◆満開の梅は少しも衰えず、三月の末まで美しく咲きつづけた〔太宰治・斜陽〕

でも明らかです。英語で云えば進行形に当たります。

これを単純な動詞複合と誤読するためにモヤモヤが生じることになります。■
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この回答へのお礼

「続ける」には動詞と接尾語があるということですね。

お礼日時:2023/08/10 14:28

ダーさんおはようございます。


 報道の人が主語だったり雨が主語だったりします。No.11さんがあなたの問いに「
〈「雨が降り続けています」
という表現を時々耳にしますが、違和感があります。
「雨が、自らの意志で降っている」
ように感じます。〉
 なんて文章で始まっています。
 共感を覚えはしますが、こういう主観的な感覚を説明するのはむずかしくて……。
」と答えています。天気予報士が〇〇でしょうと推量にします。雨が降り続くでしょうです。推量をつけた降り続けるでしょうに異和がないです。『Q&A-144 雨が「降り続く」と「降り続ける」について-2』http://blog.livedoor.jp/s_izuha/archives/9664555 …さんが『日本語逆引き辞典』(大修館書店 北原保雄編)を引いていて良かったです。やむと続くを入れ替えます。
     1
     降る    鳴る
2 続く   降り続く  鳴り続ける
 やむ   降りやむ  鳴りやむ
いきしちにひみいりの中のひともじを"_続く"の_の部分に入れて検索します。 打ち続くと引き続くがあります。『蜘蛛の巣』http://nabe-sho.cocolog-tnc.com/fujieda_/2013/07 …さんに「ミニトマト、、年末まで生り続くでしょうね。」とありました。『接尾語(和語)』http://keikonihongo.blog.fc2.com/blog-entry-108. …さんに「うれしがる」とありました。がるが接尾語で動詞を派生します。


あずまさんスロさんいさいいさんおはようございます。
 No.9にある「「続くける」という接尾語」がわからないです。
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この回答へのお礼

先行ブログ先行QA、紹介有難う。こんなのがすでにあったんですね。

お礼日時:2023/08/12 09:09

なお、「動相」については、下記を参照下さい。



「動相詞」概念について
https://elib.bliss.chubu.ac.jp/webopac/bdyview.d …
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この回答へのお礼

有難う。しっかり読んでみます。

お礼日時:2023/08/10 14:36

>>雨が降り続く/続ける



私の知る限りでは、私の周囲の人々の日常会話では、(関西弁ではありますが)次のような言い回しが使われているように思います。私自身もこれに近い言い回しを普段から使っているように思います。

(1) あれからずっと雨が降り続いとんねや(降り続いているんだよ、という意味)

(2) あれからずっと雨が降り続けとんねや(降り続いているんだよ、というい意味)

では書き言葉とか共通語の口語ではどうかというと、私の周囲に共通語を話す人がいないし、あまりテレビも見ないし、共通語の書き言葉でこういう言い回しをどの程度に使っているのかを私はあまり良くは知りません。ただ、

昨日からずっと雨が降り続いている
昨日からずっと雨が降り続けている

という言い回しは書き言葉として、少なくとも私には自然に感じられます。(仮に何か間違いがあったとしても、許容範囲内にあると私は感じます。)

でも、終止形(って呼ぶんでしょうか?)である

雨が降り続く、続ける

という形は、あまり書籍の中でも見かけないように思います。
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この回答へのお礼

有難う。その関西弁懐かしいです。

お礼日時:2023/08/10 14:31

ちょっとビミョーな話になります。

自他(自動詞と他動詞)の話はいろいろメンドーです。
 結論だけ書くと、「降り続けます」「降り続きます」どちらもOKのようです。
 一般に、複合動詞(仮称)の組み合わせは、「自+自」もしくは「他+他」になることが多いようです(例外は多々あります)。
 下記の〈2〉をご参照ください。長いので要点だけ抜粋します。
【自動詞と他動詞〈1〉~〈5〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2936. …
 以下は一部の抜粋(重言)。
===========引用開始
 複合動詞(「付けかえる(他+他)」などのような動詞を便宜的にこう呼ぶ)の場合、前半と後半の自他が一致するほうが自然なことが多い(はず)。後半のほうが支配力が強いという説も聞くし、例外はいろいろあるが……。
  立ち直る(自+自)○
  立ち直す(自+他)△
  立て直る(他+自)△
  立て直す(他+他)○

■「立ち上げる」
 例外のトップに上げたいのが「立ち上げる」。「会社を立ち上げる」「パソコンを立ち上げる」などと使う。
 法則性で考えると下記になるはず。
  立ち上がる(自+自)○
  立ち上げる(自+他)△
  立て上がる(他+自)△
  立て上げる(他+他)○

 転んだ子供が「立ち上がる」という用法のほか、先にあげた「立ち上げる」も広く使われる。そのためか、「立て上げる」のほうはあまり見ない。「(建築物を)を建て上げる」なら問題はなさそうだが、これもあまり見ない。 
===========引用終了

 この法則?で考えると、質問者の感覚のとおり、
  降り続く(自+自) 降り続きます(自+自)
 のほうが自然な気がします。

  降り続ける(自+他) 降り続けます(自+他)
 はイレギュラーでしょう。
 ところが、↑の〈3〉のときに下記を見ました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …
===========引用開始
降り続く
降り続ける
どちらも一つの動詞です。複合動詞です。
一般に 「~続ける」ですが、「雨が降る」の場合だけ
「~続く」もあります。
これはベテランの日本語教師には知られていることです。
===========引用終了

 あたかも「降る」が特殊のように書いてありますが、実際には「続ける」が特殊なのかもしれません。
  上げ続ける(他+他)
  上がり続ける(自+他)
  下げ続ける(他+他)
  下がり続ける(自+他)

 前の動詞の自他に関係なく「続ける/続けます」がつきます。
 このような例がどれだけあるのかはよくわかりません。
 なぜか「降り続ける 降り続く」だけが注目されているようで、検索すると相当数ヒットします。
【”降り続ける”  ”降り続く”】の検索結果。約 4,910 件
https://www.google.com/search?q=%E2%80%9D%E9%99% …

 検索トップの下記はさすがの安定感。
道浦俊彦TIME - 8773「『降り続いて』と『降り続けて』」
https://www.ytv.co.jp/michiura_time/contents/202 …
〈「雨が降り続けています」
という表現を時々耳にしますが、違和感があります。
「雨が、自らの意志で降っている」
ように感じます。〉
 なんて文章で始まっています。
 共感を覚えはしますが、こういう主観的な感覚を説明するのはむずかしくて……。
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この回答へのお礼

有難う。複合の場合後半の語に支配力があるという点考えさせられました。

お礼日時:2023/08/10 14:34

>>「続ける」は意図的な他動詞という辞書的解説もありますが、



私は daaa- さんやアスナロウさんのように国語学を研究し続けてきた人間ではなく、国語学のことはまったく無知ですが、たとえば

川が流れ続ける
河が流れ続けます

というのは、意図的な意味合いはないけれども、少なくとも私の耳には自然に感じます。これを「川が流れ続く」とか「川が流れ続きます」というと、私には奇妙に感じられます。これと同じように、「雨が降り続ける、雨が降り続けます」はこれでよいように、ド素人の私には感じられます。
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この回答へのお礼

有難う。確かに「川は流れ続ける」の方が自然ですね。「雨が降り続く/続ける」はどうでしょう。どちらも自然ですか。

お礼日時:2023/08/09 18:29

>>でもここは単純に動詞+動詞では?



いいえ。

「降り続く」という複合動詞ではなく、「続くける」という接尾語を選択、使用しています。■
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この回答へのお礼

でもそうすると動詞「続ける」と被ってしまい、モヤモヤ発生の原因になりますよね。また「続ける」は「を」を伴う他動詞ですから、「雨が振り続ける」は使うべきでない、これが基本でよいとも思いますが。

お礼日時:2023/08/09 14:34

>>どうして接尾語を使うのでしょうか。



<{動詞連用形につけて}途切れずにずっと…する>。という意味を表そうとしたからです。■
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この回答へのお礼

自動詞から他動詞を作る接尾語、ということですかね。「続く」の連用形は「続き」ですけど。また「続く」という動詞にさらに<途切れずにずっと…する>という意味を付加する必要がありますか。

お礼日時:2023/08/09 14:39

なお、



三浦つとむ

『日本語はどういう言語か』(講談社学述文庫)

第三章 3<動詞>と<形容詞>、その交互関係 f <動詞>の接尾語

も参照下さい。■
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この回答へのお礼

有難う。

お礼日時:2023/08/09 14:00

接尾語も活用を持つことを正しく理解しましょう。



す せる させる
れる られる

時枝誠記
『國語学原論』
第3章 ホ 辞より除外すべき受身可能使役敬譲の助動詞

『日本文法 口語篇』
第二章 三 詞  ル 接頭語と接尾語

参照。■
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この回答へのお礼

有難う。接尾語も活用を持つ、そう考えないと辻褄が合いませんよね。でもここは単純に動詞+動詞では?

お礼日時:2023/08/09 13:54

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