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夏目漱石の「こころ」について質問です。
高校現代文で 下 先生と遺書 をやっているのですが、
その中のKにお嬢さんとの結婚を奥さんに言ってもらうかなどと考えている場面あたりについての問い
Q「正直な道を歩くつもりで、つい足を滑らした」とは具体的にはどういうことか。
A 「K」の信頼にこたえるつもりがうらぎってしまったこと。

なのですが、ずっと「お嬢さん」への恋を阻止しようと行動してきたのに、「私」は「K」の信頼にこたえるつもりはあったのでしょうか。
「こたえる」というのは何に対してどういうことで、こたえるつもりがだったのはいつまででしょうか。

しっかり内容を読めていないと思うのですが、なかなか理解できないので教えていただきたいです。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

「正直な道を歩くつもりで、つい足を滑らした」とは、正直にKに自分の恋心を打ち明け、お嬢さんと結婚することを認めてもらうつもりだったのに、そうすることができなかったという意味です。



「私」は、Kと親友であり、Kの「道」を尊敬していました。Kは、自分の信念を貫くためなら、たとえ苦難や孤独を招こうとも、決して妥協しない人物です。そんなKの信頼に応えるため、「私」も正直に生きることを決意していました。

しかし、お嬢さんと出会い、恋に落ちた「私」は、その信念に揺らぎ始めます。Kの信頼を裏切ってしまうかもしれないという恐怖から、自分の恋心を打ち明けることができなくなってしまったのです。

つまり、Kの信頼にこたえるつもりだったのは、お嬢さんと出会うまではということです。お嬢さんと出会った後、自分の恋心を抑えることができなくなり、正直な道を歩むことが難しくなったのです。

また、「こたえる」というのは、Kの信頼にこたえるという意味です。Kは、自分の信念を貫くため、常に正直に生きています。そんなKの信頼に応えるためには、自分も正直に生きることが必要不可欠です。しかし、「私」は、お嬢さんとの恋心を抑えることができず、正直な道を歩くことが難しくなったのです。

このことから、「私」は、Kの信頼にこたえるという自分の決意を裏切ってしまったことを、自らを「足を滑らせた」と表現しているのです。
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この回答へのお礼

なるほど
「K」を応援する、などと見当違いな解釈をしていました。
とても詳しくわかりやすかったです。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2023/12/14 18:17

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