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質問です。

今どき、深宇宙SFものが流行らない理由って何だと思いますか?

ここで言う深宇宙とは、文字通り地球から何億光年も離れた、遥か彼方の宇宙領域のことを意味します。

紙の小説とか、ネット小説とかだとたくさんありますけど、漫画やアニメとかは、少なくともここ数年ではそういった作品は滅多にありませんよね。

彼方のアストラとか、エデンズゼロとか、シドニアの騎士とか、あとはスターウォーズとか、DUNEとか、ドラえもんの映画でたまに宇宙を舞台に描く作品ぐらいですかね。

別にフィクションなんだし、宇宙について分かっていることより、分かっていないことの方が断然多いわけで、そういった要素は想像力でどうにかカバーして、ツッコミどころ満載の荒唐無稽な、何でもありの作品を作っちゃっても良いと思うんですよね。宇宙人を全員人型にするとか。俺TSUEEEで宇宙に行って旅するとか。

でも何故かそういう作品が、数年に一本や二本ぐらいのペースでしか現れない。

この理由について私なりに考えたのは、色々考えられる理由の一つとして、上記の作品を含む、そういったレジェンドの漫画家やアニメーターたちが、偉大な作品を連続で創造してしまったことで、その後を追うクリエーターたちが後を追わなくなったから、でしょうか。

新しいものを描こうとしても、
「これなー、昔、◯◯っていう作品で既に書かれてしまったからなー」
「あーこれも、もう30年くらい前の◯◯っていう作品で出ちゃってたのかあ……うーん」
といった風に、昔の作品の偉大さに良くも悪くも畏怖して、折角思いついたアイデアも、「もう大昔に既に出てるから」ってなって想像力を狭めてしまい、そうして若い芽が中々出ず異世界系に逃げて、結果として深宇宙を舞台にしたSFは他のジャンルと比べてニッチでナローな、知る人ぞ知るジャンルになってしまった。

といったところですかね。つまり想像力の限界ですかね。昔の作品の焼き直しが最近多いのも、きっとそういうことなのでしょう。

皆さんはどうお考えですか?
よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

傑作かどうかは別にすれば 毎年のように映画はありますよ。


(といっても、私もあまり見ようとは思わないけどさ)
2015年 オデッセイ(The Martian)
2016年 パッセンジャー(Passengers)
2016年 アライバル(Arrival)
2017年 ライフ(Life)
2019年 アド・アストラ(Ad Astra)
2019年 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
2021年 DUNE/デューン 砂の惑星
2022年 DUNE/デューン 砂の惑星 PART2
2021年 Stowaway(密航者)
2023年 ルーシー・イン・ザ・スカイ(Lucy in the Sky)
2024年 Rebel Moon

オデッセイはよかったな 原作も好きです。
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映画なら、主な舞台が銀河系から遠く離れた惑星などになってる作品は毎年あると思うんですけどね……。



・2021年 『カオス・ウォーキング』『DUNE/デューン 砂の惑星』『オキシジェン』
・2022年 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
・2023年 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
・2024年 『エイリアン:ロムルス』『デューン 砂の惑星PART2』『ボーダーランズ』
・2025年 『ミッキー17』
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話題がそれてごめんなさいね。

元々は改善提案の手法ですが、物語作りなどの創作活動に活用する方も多いです。
 オズボーンのチェックリスト
https://www.keyence.co.jp/ss/general/manufacture …

 例えば、深宇宙SFもので、過去の作品の……
3.変更(Modify)
・作品の視点を変えて、宇宙人の視点で地球人を描いたら
・悪者の設定の登場人物の考え方や行動を正義に変更したら
・その他、もろもろ

4.拡大(Magnify)、5.縮小(Minify)
・拡大していたはずの宇宙が縮小に転じた世界は……
・惑星が意思を持つ物語を拡大して、この宇宙が意思を持っていて、並列する宇宙と意思を交わし合っていたら……
・その他、

9.結合(Combine)
・最近、ファンタジー流行だし、エルフやドワーフなどファンタジーの登場人物を科学的に理屈づけて存在するのが当然という世界を描いたら
・グルメ流行だし、深宇宙SFものを背景にグルメの物語ができないか
・その他

 こんな感じで幾らでも、新規の設定ができるでしょ。
特に最近、ファンタジー系でグルメ要素が目立ったりしませんか。それなど、流行の「ファンタジー」と「グルメ」の要素を組み合わせて物語作りをしてるんだと思いますよ。

そうやって、幾らでも新規の設定が生み出せる中で、深宇宙SFものが無いというのは、流行から外れていて、深宇宙SFを要素にしても、人気のある物語が作りにくいので避けられていると言うことだと思います
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自分の人生や環境に投影できるから作品の登場人物や展開や世界観に共感できるのである。


カタツムリの交尾が恋愛小説として成立しないのと同じである。
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SF、とくにハード系サイエンスフィクションが大好きで、SF史も調べています。



で、結論からいうと「今の時代の人たちが、深宇宙ものに興味がないから」です。

人間の想像力には明らかに限界があります。その限界とは「その時代のハードの限界(ハードが進化する予想の限界)」と「その時代または地域の社会の思想的・世相的ニーズ」です
 つまりどんなに天才で「先を見通す力」があるとして、その人物が生きている社会の限界を超えたものを一般人が受け入れ消費することができない、のです。

例を出します。社会的・世相的な限界は、100年前の人たちが考える「未来予想」を見れば分かります。
参考:https://globe.asahi.com/article/12786581

最初の方のコンピューター学校は「教室に集まる」という前提は崩せてないわけですし、大正時代の「対面電話」も携帯電話という形態は予想できていないわけです。
 また現代人からするとあまり重要とは思えない「動物と会話」というのも、100年後の予想として入っていたりします。

もう一つ「天才」の例はやはりジョブスでしょう。iPhoneの発売時には「なぜ携帯電話に今更参入するのか?」と否定的な意見が99%でしたが、結果的に「スマホ」という新しいカテゴリを生み出すことに成功しています。

こういう飛躍的なカテゴライズを作り出すのは天才が必要で「出来る前はそのシステムの重要性を一般人は理解できない」ので、市場に受け入れられてヒットすることはないわけです。

以上の「人間の想像力の限界」を踏まえた上で、今の社会に深宇宙物がないのは「コンピューターテクノロジーの深さの探求のほうに興味が移った」からです。

これはたとえば、日本でも「電脳コイル」とか「サマーウォーズ」というような形で「電脳社会(とオカルトの結びつき)」がテーマになりましたし、アメリカではマトリックスがその世界を表現しています。

これは間違いなく1995年のIT革命の影響であり、ここで一般人が「コンピューター世界の深さ」を知ったことで「コンピューターが進化したらどうなるんだろうか?」という興味に移行したことが大きく影響しています。
 そしてもうひとつ21世紀になると温暖化問題が大きくなり「科学技術の発展は必ずしも善ではない」という思想が広まったことが大きく影響しているといえます。

逆に深宇宙物が流行った1950年代~1970年代までは、最終的に月面着陸がピークでその後オイルショックなどの影響で社会的な意義も興味も減衰していきます。

SF小説もアーサー・C・クラークやアイザック・アジモフのようなSF小説家が作品を発表したのが1950年代からで、DUNEもフランク・ハーバードの原作が1965年に出ていますし、スタートレックとスターウォーズが1970年代、日本も宇宙戦艦大和や銀河鉄道999が1970年代でたぶん1980年放送のイデオンあたりが「深宇宙」を舞台にしたコンテンツの終わりの時期になると思います。

それが1970年代の後半になると「未知との遭遇」や「E・T」ような「地球に宇宙人がやってくる」ものに変化し、さらに1980年代からはターミネーターのような世紀末ものに変化していきます。
ただこの時期まで一貫しているのは「科学技術が進化することへの興味」
で、深宇宙物でも宇宙人邂逅ものでも「科学技術」は裏のテーマですし、それが1980年代には「行き過ぎた科学技術は人類を滅ぼす→アポカリプス」という世相に変わっていったように思います。


そして20世紀の終わり、アポカリプスという終末思想に関心が向くのは当然だとしても、21世紀の人々の関心を引き付けたのはやはり1995年のIT革命だったし、同時に「物理的な科学技術を進化させても地球環境が悪化するならそれは悪だ」という考え方が《人間を仮想現実という内向きに向かわせた》という事もできると思います。

ただ「深宇宙物」はやろうと思えばいくらでもできます。
たとえば今「異世界転生」とされるジャンルを「転生」ではなく「深宇宙にワープ」にすれば、そのまま深宇宙物にすることができます。

そこで適用される原理原則が「地球と同じではない」なら、異世界転生も深宇宙も舞台としてはあまり違いはないのですが、今の一般人は「物理法則の違い」のような点にはあまり興味がないのです。

しかし、近年の深宇宙物、たとえば「インターステラー」はかなり破滅的です。地球も破滅的な状況だし、それを救うために宇宙探索に出た研究員もエゴで計画を台無しにしたりしていますし、結果的に人類は「愛」で救われている、という結末になっています。つまり「宇宙探索」としては失敗なわけです。

このモチーフは少なくとも1950年代~1980年代にかけての深宇宙物にはまずありえないもので、もっと「未来は明るいんだ!」という楽観的なモチーフが多かったわけです。



>結果として深宇宙を舞台にしたSFは他のジャンルと比べてニッチでナローな、知る人ぞ知るジャンルになってしまった。

やろうとすれば「深宇宙物」はできます。でも《昔のように無邪気にハッピーエンドにするのはかなり難しい》わけです。これは一般人が物理法則や宇宙の現実を昔に比べて「知識として持っている」ことも大きく影響しています。

たとえばこんな動画を見た後には「タイムマシンってムリじゃん」ってわかってしまうわけです。
https://www.youtube.com/shorts/gNPsle7zCSk

こういう知識を持っている一般人(それもサイエンスに興味がある人達)をギミックにかけつつ、さらにハッピーエンドな話を作るのはかなり難しいでしょう。

ならば「訳が分からないが、起きたら異世界転生していた」ほうが物語に没頭できるわけです。
(この点、アメリカで割とよく作られる「タイムループ」ものも説明がない状態で物語が進行することが多いので異世界物に近いですね)
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この回答へのお礼

ありがとう

貴重な回答と詳細な解説をありがとうございます。

それでも私は、スターウォーズを初めて見た時のあの衝撃は忘れません。

お礼日時:2025/07/01 12:25

ドイツSFのローダン・シリーズ(ハヤカワ文庫)を愛読しています。


天の川銀河を飛び出て、異銀河へもけっこう行ってます。
その異銀河の情勢を調査し、故郷銀河へ還るまで、数十巻分のボリュームがあります。
 なかなかマネできないでしょう。

アニメや漫画だと、何もない宇宙空間に宇宙船が一隻という絵、宇宙船内での描写がほとんどで、事件が起きにくいのが悩みの種。
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