
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
追記です
宇宙に存在する天体は、
その距離に応じた速度でお互いに遠ざかっており、
その後退速度は天体までの距離に比例する。
というハッブルの法則があります。
そして後退速度と距離との関係をあらわす比例定数は
”ハッブル定数”とよばれています。
求められたのはこのハッブル定数です。
1メガパーセク(326万光年)あたり秒速70km、
つまり天体は地球から3.3光年離れるごとに時速25万6000kmの速度で遠ざかっていることになります。
この誤差は10パーセント程度ということです。
しかし研究者によると、この値は宇宙の密度がいわゆる臨界密度
(宇宙が今後も膨張を続けるかどうかの境界となる密度)
よりも低いとした場合にあてはまるとされているようです。
また、もし宇宙に銀河どうしを引き離すような”未知の”反発力が働いているとした場合、
この効果を差し引いた宇宙の膨張スピードはもう少し遅いことになり、
その結果、宇宙年齢は古く見つもられることになります。
この反発力は「宇宙項」とも呼ばれ、アインシュタインが一度提唱したものの、
その後撤回したという経緯で知られています。
「宇宙項」を考慮にいれたほうが球状星団や超新星など、
複数の別の観測をよく説明できると考える研究者もおり、
その場合の宇宙年齢は約135億年程度になるという報告もあります。
No.1
- 回答日時:
1999年5月米航空宇宙局(NASA)が、
ハッブル宇宙望遠鏡を使った8年がかりの観測の結果、
宇宙年齢決定の決め手となる宇宙の膨張速度を、
高い精度で確定することに成功したと発表ました。
それによれば、宇宙膨張速度を測る基準点とされる、
地球から326万光年の位置では、天体が秒速70キロで遠ざかっているとのことです。
また、NASAはこの数字に基づき、宇宙の年齢を120億年と推定しました。
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