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政治家を族化するための「はがし」とは、どういうテクニックなんでしょうか?

A 回答 (1件)

「政治家を族化するための『はがし』」という言葉は、主に日本の政治文脈で使われる比喩的な表現です。

この「はがし」とは、ある官僚が特定の政治家(主に与党の有力議員)を自分たちの省庁に取り込んで“族議員”化するために行う、巧妙なテクニックのことを指します。

用語の意味整理
族議員(ぞくぎいん):特定の省庁・業界に強い影響力を持ち、政策決定に関与する議員。

はがし:他の省庁に属していたり、特定の分野に関心のなかった議員を“はがして”自分の省庁に取り込む行為。いわば“乗り換えさせる”戦略。

「はがし」のテクニックとは?
以下のような手法が一般的です:

1. 情報の先出し・囲い込み
官僚が他省庁よりも先に、政策情報や業界動向をその議員に提供。

「〇〇先生だけには特別にお伝えします」と、優遇感を演出。

2. 陳情・利権ルートの提供
地元業者や関係団体からの陳情ルートを用意してあげて、議員が“実績”を作れるように仕向ける。

「この件、先生が動いてくれたおかげで助かりました」と言わせることで、議員に“味をしめさせる”。

3. 視察や勉強会への招待
官僚主導の視察や意見交換会に招待し、省庁の課題やビジョンを丁寧に説明。

熱心に関わる議員を「同志」として扱い、関係を深める。

4. 法案の共同作成への誘導
自分たちの省庁が進めたい法案について、議員を「共同提案者」に加える。

「先生の名前で進めましょう」と持ちかけて、功績をシェアする。

5. ライバル省庁からの切り離し(ここが本来の“はがし”)
他の省庁に近い議員に対して、自省庁の方が有利で魅力的な政策テーマ・予算を用意。

意図的に競合分野で先手を打ち、「こちらの方が成果が出やすい」と印象付ける。

背景と狙い
「はがし」は単に仲良くなるための行動ではなく、政策決定の主導権を握るための駆け引きです。特に予算編成や法案提出の場面で、族議員の存在は非常に大きな意味を持つため、省庁間で議員を“取り合う”ことがしばしばあります。

補足:実例
たとえば、農林族から一部の議員を環境族に“はがした”ケースでは、環境省の主導する農業×再生エネルギー政策などを通じて、「こっちの方が時代の流れに乗ってる」と感じさせた、といったことがありました。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただき、ありがとうございました!

お礼日時:2025/07/17 18:42

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