アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

こんにちは。
不思議に思うのですが、例えば「まるで写真のような」精密な風景画を見ても一目で絵だということが分かりますよね?写真については、パソコン上で、それもかなり低い解像度で表示しても写真だということがすぐに分かります。

映画などで使われているCGはかなり良くできていますが、遠景はともかく人物になると一目瞭然という感じがします。

どうして違いがわかるのでしょうか?

A 回答 (5件)

「ゆらぎ」のせいだと思います。

ゆらぎとは、無規則と規則の中間の状態で、一見整然としているけど、よくみるとズレているような状態・・・つまり、自然界でいえば、木の年輪の模様などがそれにあたります。木の年輪は一見奇麗な連続模様ですが、よく見れば、一本一本太さが違いますよね。こんな状態のものを「ゆらぎ」といいます。
同じように、精密画といえど、人間が描く以上、どこかゆらぎが出ます。対してCGは計算で描き出されたものです。そうしたものにはゆらぎは存在しません。ゆらぎのないものは、人間は無意識にストレスを感じます。人間はそうした点を無意識のうちに認知しているのだと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!

「ゆらぎ」ですか。なるほど、一見直線に見える線でも自然界にあるものはコンピューターで描いた直線とは違うということを無意識に識別できるんですね。大変参考になるご意見でした。


絵画とCGの違いはよく分かりましたが、今回の質問の意図は「なぜ精密な絵画と写真は簡単に見分けることができるのか」という点(のつもり)ですので、その辺はどうお考えでしょうか?

お礼日時:2005/05/29 08:41

それはやはり、どこか現実と違うからです。


たとえば、ふつう絵は、100m離れた木の葉を一枚一枚描くということはやりませんが、
写真は粒子の解像度の許す限り、きちんと描写します。
そのへんで見分けが付きます。

しかし、絵画の中には「スーパーリアリズム(ハイパーリアリズム)」という変な一派があって、
これはもう、ちょっと見ただけでは絵とわかりません。
写真を元にして、完全に近い描写をしています。
近づいてみればわかるけれど、少し離れたところでは写真だと思ってしまいます。
もっとも、私などは、
「写真と同じ描写をするなら、写真飾っとけばいいのに」
と思ってしまいます。

CGが見分けがつくのは、「まだ技術が完全でないから」です。
あと数年内に、人間かCGか見分けが付かない時代が来ます。
そのとき、俳優という職業がどうなるのか、
人ごとながらちょっと心配しています。

参考URL:http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event/kikaku/ …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!!

>写真は粒子の解像度の許す限り、きちんと描写します。

人間の絵画だと、どうしても描く対象の細部を取捨選択して(あるいは強調・省略して)しまうものですが、カメラは「バカ正直に」すべて記録しようとする、そしてその違いを私たちは認識することができる、という解釈でよろしいでしょうか。

よくわかりました。
ただ、スーパーリアリズムの絵画でもやはり一見で写真と違う感じをもったものです。何年も前にやったスーパーリアリズム展に行って思ったのですが、感覚としてはスーパーリアリズム=photoshopで少しいじった写真という程度でした。もちろん写真と見紛う作品もあるんでしょうけど。

>CGが見分けがつくのは、「まだ技術が完全でないから」です。

そうなんでしょうねぇ。遠くない未来に少なくとも写真よりCGのほうがリアルに感じてしまう技術ができるんでしょうね。

お礼日時:2005/05/29 08:56

まず解像度 そして色数の違いでしょう。



アナログ写真は少なくとも2000万色以上の色があるはずです。
たとえば絵の具で100DPIの1ピクセル毎に色を微妙に変える事は不可能でしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!!

なるほどピクセル毎に任意の色を付けるなどということはできないですねぇ~(納得

10年も昔、学生だった頃にMACで扱うビットマップが珍しくって200x200くらいの荒い静物写真を大きくプリントしたものを元に、油でドット画(まぁ、トレースですね)を作ったことがあったんですが、確かに驚くほど写実的な絵ができあがって「スーラなんてへたじゃん」などと言っていたものです。。。おそるべし、機械の目!

お礼日時:2005/05/29 21:24

面白い問題だにゃ。

いろんなアプローチありだと思いますが。

レンズの数ってのはどうだ。カメラは1個で、人は二つ。
人は左右に少しずれた2種類の画像を、同時に、随時取り込んでいるわけだね。そのまま画面に映し出したら気持ち悪くなる状態。
よって脳内で何らかの画像処理にあたることを行っている。これ「認識している」と考えていいと思うんだね。「見る」という行為には、当人の認識パターンが否応なく反映されると。

逆にカメラはだね、レンズから飛び込んでくる光にあくまでも受動的だと言ってよいね。情報に序列をつけたりしないわけだね。まぁ、そこが写真の底力だと個人的には思いますが。

絵を見たときに、人は作者の認識パターンを感じるんじゃないかね。ていうかそれが鑑賞の目的じゃないか?

ちなみに写真のように描くのは、リアルに描くのとは違うしんどさがあるんよ。慣れ親しんだ認識方法をあえて殺すわけですから。しんどいのよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがたふございます!

1つ目対2つ目というのも面白いですね!
脳内の画像処理はDIGIC(よく知りませんが)なんかと違うんでしょうか。

>絵を見たときに、人は作者の認識パターンを感じるんじゃないかね。ていうかそれが鑑賞の目的じゃないか?

この辺、よぅく分かります。「何を見たか?」と「どう見たか」では全然違いますもんね。ゴッホのひまわりだって単なる汚い花の絵だとも言えるし、モナリザだって近所のおばさんがニヤけてるだけじゃん、なんて言えますもんね。(私、ずれてきてます?^^;)

>慣れ親しんだ認識方法をあえて殺すわけですから。しんどいのよ。

考えてみると、観察すればするほど客観性が遠のいてしまうようで、不思議ですね。認識パターンのストックが増えれば増えるほど「この枝はこうでないといけない。こっちのほうが”自然だ”」などと、私なんかは思ってしまいます。

お礼日時:2005/05/31 15:29

最近のハリウッド映画は結構リアルになってきていませんか?スパイダーマンなどを見ると、結構なじんでいるように見えます。



CGは自然界の完全なシミュレーションをしているわけではないので、違和感が出るのは当然なのかもしれません。
人の肌などは、表面に光が当たって、表層で反射もしますが、内側に入って乱反射して消える光もあります。そういったトランスルーセントな質感を一般的に扱えるようになったのはここ数年の話だったりします。
ソフトな光の反射や拡散を行うラジオシティのような表現を、実際の現場で積極的に扱える様な技術が出てきたのもここ数年だったりします。
(CG関係の新技術は、CGWorldという雑誌に連載記事が出ているので、参考までにどうぞ)

合成時に実際に撮影した風景と、3Dで作る際のライティングが完全に一致させるのが大変な事もあるのかもしれません。

映画などの遠くの背景は、完全に3DCGというわけではなく、マットペイントといって2Dの絵だったりもします。パースが変わらなければ、3DCGで起こすよりも作業時間が短く終わったりします。

CGに関する技術は、今も進歩している途中で、今後もっと手軽でリアルに表現できる手法が生まれてくるかもしれませんね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!

なってますなってます!ハリウッド映画、かなりリアルだと思います。マックスヘッドルームの時代と比べてみると随分精巧になっていますね。

CGは大変な進歩の途中なんですね。光のあたり方ひとつとっても、それほど奥が深いとは思いませんでした。

考えてみると、動画の場合は目が錯覚しやすいんでしょうか。静止画像で見ると多分アラがわかりやすいですよね。

お礼日時:2005/06/01 13:41

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!