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こんにちは。
台風はなぜ北上するのでしょうか?東西の動きは、気圧や風の影響などでまだ説明がつきますが、北上することについてはわかりません。
調べるところによると、コリオリ力によるものだとかありますが、実際ははっきりしているのでしょうか?
詳しい方、教えてください。よろしくお願いしいます。

A 回答 (12件中11~12件)

台風自身が北上しようとする性質がある理由を、


「コリオリの力にため」と曖昧に書かれているのは、
「いろいろ説はあるけど厳密にはよくわかっていないから」
というのと、もう一つは「説明するのが大変だから」
だと思われます。

私の聞いたところによると、一つの説として以下の
ように説明されるようです。

まず、以下の事実を説明なしで用います。
1.台風くらいかそれ以上の大きさの渦は西に進む性質を持つ。
2.この渦の進む速度は渦が大きいほど速い。

これらはロスビー波といわれる波の性質として説明されます。
(もちろんこういう性質をもたない渦もいろいろありますが。)

台風も自分自身で西側に移動します。
しかし、このとき2の性質より台風の外側を
取り囲む渦のほうが、中心付近の渦より速く進みます。

そうすると、外側の渦の東側にある南風が中心付近の
渦にかかります。台風に伴う風があまりにも強いため、
中心の渦を北に移動させようとする効果が顕著になって
台風は実際に北に移動していきます。

あんまりうまく説明できたとは思えないのですが、
ロスビー波に関しては、廣田勇著「グローバル気象学」
(東京大学出版会)を参照されるとよいかと思われます。
台風自身の北上に関してはあんまり良い本が
ないようです。


#4さんが引用されている森田さんの説は、
これだけの説明だと納得がいかないです。
確かに、コリオリ力は”風の強さが同じであれば”
高緯度側の方が強いです。しかし、台風の北と南で
同じ風速が吹いているとは限りません。
また、そもそもコリオリ力は気圧傾度力とほぼ
釣り合ってしまうので、全体として、北に向かう力
が生じるとは思えません。

ハドレー循環の北風にのって台風が移動すると言う
説は、下部には反対に南風が吹いているため、
台風の北上を説明するには苦しいですね。
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日本の近辺の台風の進路は太平洋高気圧に沿って移動し、方位で言うならば北西、北、北東、西方向へと進路をとっています。



ところでコリオリの力による効果は影響力は小さいけれども他に外力が働かないときはコリオリの力によってじわりじわりと北上します。・・・ということではないでしょうか。

お天気キャスター、気象予報士の森田さんのURLがNO5様により紹介されていましたが、これの後半からそのように読み取れました。その部分は

「・・・しかし、いつまでも太平洋高気圧が同じ位置にあるとは限りません。太平洋高気圧がずっと西の方、中国大陸まで広がっていれば、台風はずっと西の方に流されてしまいますし、逆に太平洋高気圧が東の方に引っ込んでいると台風は(太平洋高気圧の沿って吹いている)気流に乗れずに南の海の上をぐずぐずうろうろします。ただ、その場合でも全く停滞するわけではなくじわりじわりと北上してくるのですが、台風の風に働く「コリオリの力」によるものです。・・・」

です。いいかえると
「地球が自転しており、コリオリの力が働き、台風が発生したけれどそのほかの外力が存在しないと仮定すればじわりじわりと台風は北上します。」
ということだと思います。
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