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ヨウ素I2とチオ硫酸イオン2S2O3(2-) との酸化還元反応は次の通りです。I2 + 2S2O3(2-) → 2I- + S4O6(2-)
ここで,チオ硫酸イオンとヨウ化物イオンI-を比較した場合,チオ硫酸イオンが強い還元剤となると思いますが,どのように考えたらよいのでしょうか。簡単に説明できるようであれば教えてください。

A 回答 (3件)

例えば、銅と亜鉛のイオン化傾向(酸化還元力の強弱)について、



 Cu^2+ + Zn → Cu + Zn^2+

の反応では、実際には「Cu^2+ + Cu」の系も共存しますが、これは(実質)反応を起こしていないことから、上記の反応を根拠として「(銅イオンに対して)金属亜鉛は金属銅よりも還元力が強い」ということができると思います。

これと同様に考えるなら、ご質問の反応

 I2 + 2S2O3(2-) → 2I- + S4O6(2-)

が起こることを根拠として、「(I2に対して)チオ硫酸イオンは沃化物イオンよりも還元力が強い」と判断できると思います。
(この場合、「I2 + I^-」にはI3^-になる反応が共存しますが、これは平衡反応になるので、実質酸化還元は起こしていないと見なせます)
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「化学式を見ただけで、どちらが酸化されやすいか判断できないか?」という趣旨のご質問でしょうか?



比較的単純なものであれば可能だと思います。
たとえば、ハロゲンの酸化力を比較すれば、
F2>Cl2>Br2>I2の順になっていますし、16族元素であればO2は硫黄よりも酸化力が強いと言えるでしょう。
同族の比較では周期表の上の元素の方が電気陰性度も小さく酸化力が強いと言えるでしょう。
また、一般に、単体の場合には電気陰性度の大きい元素ほど酸化力が強い傾向があり、F2>O2>Cl2の順になっています。

金属の場合にはイオン化列が参考になります。イオン化傾向が大きいほど還元力が強いと言えます。

以上、単体に関しては比較的わかりやすいのですが、化合物に関してはほとんどお手上げです。
代表的な酸化剤や還元剤に関しては覚えておく必要があるでしょう。
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酸化剤である過酸化水素水は、強い酸化剤である過マンガン酸カリウムと反応させると、還元剤にかわってしまう。


あるいは二酸化硫黄と硫化水素…

と同じように考えていらっしゃるようですが…

ヨウ素が酸化剤、チオ硫酸イオンが還元剤だからこの反応が起こるわけで、反応前のチオ硫酸イオンと反応後のヨウ化物イオンの還元力を比較する必要はないのではないでしょうか?

質問の趣旨が違ったらすみません。
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